リーフ・ハワイアン・プロ(メンズ)
ハレイワ・アリイビーチ・パーク、11月12~23日
リーフ・ハワイアンプロが再開。
ガルシア&マルゾーのスタイル・クラッシュ。田中樹も敗退。
Clay Marzo © Windowseat Pictures
【現地2009年11月18日、ハレイワ、ハワイ】ASPのハワイアンレッグでもある、賞金総額100万ドルの「バンズ・トリプルクラウン・プレゼンテッドバイ・ロックスター」の第1戦ASP-WQS6スタープライム「リーフ・ハワイアン・プロ」が、大会7日目にして再開。3-4フィートのコンディションでラウンドオブ96のヒート14までが終了した。
今日の最後から2番目のヒートでその日のベストスコアを出したのは、ベテランでパワーサーフィンを見せるサニー・ガルシア。しかし、次の最終ヒートに登場した20才のクレイ・マルゾーは、何とも口では説明しがたいトリックで16.23の衝撃的なスコアをマークし記録を塗り替えた。
1992年に初めてこのハレイワでハワイアンプロのタイトルを獲得したガルシア。その頃、マルゾーは、ベビーバスのなかで水との相性の良さを見せ始めたばかりだった。刺激的なサーフィンで今日の中心人物となったマルゾーは、トップのガルシアの上に立つ唯一のサーファーとなった。サニーは、彼の6度目のハワイアン・プロ・タイトルと7度目ののトリプルクラウン・タイトル獲得に向け、彼のドキュメンタリー・フィルムのカメラを回している。
バンズ・トリプルクラウンの全くのニューカマーであるマルゾーにとって、サーフィンのプレミアステージである今回のコンテストは華やかな大舞台である。「ホイップ・ブロウィーかスローテールかな」と無表情なマルゾーが、そのフィンを抜き、体を回転させる未来的な技の名前を聞かれたときに答えた。「レフトがあって本当に最高だったよ。ちょっと風が入ってソフトな波だったけど、楽しい波だったね。ハレイワはファンウェイブだよ。NSSAの時からサーフしている。そのコンテストで良い結果をいくつか出しているから、良い感じなんだ。ファンウェイブさ。トリプルクラウンは今年が初めてだから、あと数ヒートはメイクしたいよ」
南カリフォルニアのタナー・グダウスカスとネイザン・ヨーマンズのペアは、2010年のASPドリーム・ツアーの資格を与えるという彼らのゴールに1歩近づいた。「僕のヒートの前に、自分のボードが良い動きをするか心配だった」とタナーが言った。「それは、5'7のダンプスター・ダイバーで、僕の兄弟のデーンのためにシェイプされたもの。この数日乗っていて調子が良くって、今日それに乗ってもいいか彼に尋ねたんだ。自分のヒートの最初の数本は落ちてしまった。板の選択をミスったかなって思ったよ。でも、最後に良い波を掴んで、自分のリズムを取り戻せたんだ」タナー・グダウスカスがWQSのトップ16に入れるならば、彼は兄弟のパトリックとともにワールド・ツアーに加わることができるだろう。「どちらにせよ、ドリームツアーならパットと、WQSならデーンと回るつもりだよ」
また今回、日本からマー大野とともに参加していた田中樹も、ラウンドオブ128でルディ・パルブーム(ZAF)、ホデイ・コラソ(EUK)と対戦。終盤に向け3.40、4.33とスコアを集めるも、3位で敗退。マー大野とともに97位でフィニッシュした。
H12:ルディ・パルブーム(ZAF)、ホデイ・コラソ(EUK)、イズキ・タナカ(JPN)、カイ・バーガー(HAW)
H13:サニー・ガルシア(HAW)、ショーン・ワード(USA)、クリストフ・アラリー(REU)、ダニー・フラー(HAW
H14:アダム・ロバートソン(AUS)、オラ・エレオグラム(HAW)、デーン・グダウスカス(USA)、ブルーノ・ロドリゲス(USA)
H15:ルベーン・ゴンサレス(PRT)、ジェシー・メルル-ジョーンズ(HAW)、ジャック・ペリー(AUS)、ロス・ウィリアムズ(HAW)
H16:ユリ・ソドレ(BRA)、トーリー・マイスター(HAW)、ディラン・グラーブ(PRI)、カマレイ・アレキサンダー(HAW)
ラウンドオブ96:
H1:グランジャー・ラーセン(HAW)、ジャラード・ハウス(AUS)、ナザニエル・カラン(USA)、ディラン・メラメド(HAW)
H2:ブルース・アイアンズ(HAW)、アレホ・ムニーツ(BRA)、ダミアン・ファレンフォート(ZAF)、パブロ・パウリーノ(BRA)
H3:フリン・ノヴァク(HAW)、テイラー・リンコーン(AUS)、ブラッド・エッチンガー(USA)、ドリュー・コートニー(AUS)
H4:コリー・ロペス(USA)、ジェイ・トンプソン(AUS)、ディラン・グッディール(HAW)、ブランドン・ジャクソン(ZAF)
H5:ジェームズ・タイパン・ウッド(AUS)、エヴァン・バリエール(AUS)、レオナルド・ネフ(BRA)、ルーク・マンロー(AUS)
H6:ジョエル・センティオ(HAW)、ネイザン・ヘッジ(AUS)、ミゲルPupo(BRA)、ニック・マスクロフト(AUS)
H7:アンドレ・シルヴァ(BRA)、マーシャ・ファーニー(BRA)、ジハード・コードル(BRA)、ヤディン・ニコル(BRA)
H8:タナー・グダウスカス(USA)、リー・スリドリー(AUS)、ルーク・キャンベル(AUS)、ラオニ・モンテイロ(BRA)
H9:ネイザン・ヨーマンズ(USA)、ハンク・ギャスケル(USA)、ゴニー・ザブリエッタ(ESP)、ヒート・ジョスク(AUS)
H10:アラン・リウ(PYF)、アリツ・アランブルー(EUK)、ショーン・ゴスマン(AUS)、ギャビン・ジレット(HAW)
H11:ホデイ・コラゾ(EUK)、ブライアン・トス(PRT)、ネコ・パダラッツ(BRA)、TJバロン(HAW)
H12:ディオン・アトキンソン(AUS)、マルコ・ポーロ(BRA)、ルディ・パルブーム(ZAF)、ジェイソン・シバタ(HAW)
H13:サニー・ガルシア(HAW)、ベルナルド・ミランダ(BRA)、オラ・エレオグラム(HAW)、ティアゴ・カマロ(BRA)
H14:クレイ・マルゾー(HAW)、ティム・レイズ(USA)、アダム・ロバートソン(AUS)、ショーン・ワード(USA)