バンズ・トリプルクラウン史上最大の波でコンテスト開催(12/4)

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バンズ・トリプルクラウン2009最新ニュース

オニール・ワールド・カップ・オブ・サーフィン(メンズWQS)

サンセット・ビーチ、11月24日〜12月6日

トリプルクラウン史上最大の波でコンテストが行われる(12/4)

449.jpgAbove: Alejo Muniz (Brz) on a beautiful blue monster. The Brazilian won the Nose Guard Rookie of the Year today. Credit: Kirstin Scholtz Photo credit : © ASP/CI/CESTARI via Getty Images

【現地2009年12月3日に木曜日、サンセットビーチ、ハワイ】昨日、一昨日までのウネリが全くなくなってしまいレイデイを強いられていたメンズWQS最終戦でトリプルクラウン第2戦である「オニール・ワールド・カップ・オブ・サーフィン」が昨晩到着したビッグ・スウェルによって再開。ラウンド3となるラウンドオブ32の8ヒートを行い、クオーターファイナル進出者が決定した。オフィシャルは明日、ファイナルデイになると予想している。

波はコンテスト開催の限界のコンディション。今朝20~25フィートでピークに達し、湾全体がほぼクローズアウト状態になった。しかし、その大きなうねりは更にサイズアップする予報がでており、全速力で進んでいる。現状でも、ごく僅かなビーチしか残っておらず、残りの砂すべてが土曜日にやってくる巨大なうねりによって、削られてしまう深刻な問題がある。

そんな状況で6回のバンズ・トリプルクラウン・チャンピオンで二度のオニール・ワールド・カップ・チャンピオンであるハワイのサニー・ガルシアは、微笑んでいる唯一人のサーファーだった。彼はクォーター・ファイナルへ勝ち上がり、7度目のトリプルクラウン・タイトル獲得に向けて全力で直走る。そして、今シーズンのトリプルクラウンには50,000ドルのボーナスが送られる。

「大きい波でやりたかったんだ。そして、やっと我々は大きい波を手に入れることが出来たのさ。でも、それは拍子抜けするほどデカかったよ。パドルアウトして、2本のいい波を掴まなくちゃならないんだけど、いくつかのセットはかなりデカくって、チャンネルに逃げていた。テイクオフはまさにビッグウェイブって感じで、波の選択はかなり重要だったね。8'4に乗ったんだけど、パドルが楽でヤバい時に直ぐ逃げられるからね」

オーストラリアのアダム・メリングは、今日のの最高ヒート・スコア16.5をマークして、勝ち進んだ。メリングは、いくつかのクリティカルなバーティカル・ターンをシャープに決め、彼が来年2010年のワールド・チャンピオンシップ・ツアーで脅威であるということを証明した。「いくつかのスコアは聞こえたけど、アウトではスコアは分からなかったね。最初に良い波を掴んで、そのバックアップの波を探していただけさ」とメリングが言った。「かなりハードだったね。インサイドは少しクリーンだったけど。僕は少し厚く、幅もある7'0のボードを選んだんだ。ここではそれぐらいは必要だよ。それより大きいのは持ってこなかったんだ」高得点をマークしたメリングだったが、ラウンドオブ32では、オーストラリアのカイ・オットンとジョエル・パーキンソンに破れた。

一方、WQSを戦ってきたグダウスカス3兄弟が一緒のヒートでサーフィンをした。これはASPにおいて、初めてのことだった。パトリックは、2010年にドリーム・ツアーにクオリファイし、デーンは今年、WCT争いから外れた。グダウスカス兄弟で最も若いタナーは、ラウンドオブ32で1位となり、2位のメーソン・ホーとともにラウンドアップ。サンセット・ビーチの今日の結果により、2010年のワールド・チャンピオンシップ・ツアーに、タナーが入る事が確定した。

「パットとデーン[グダウスカス]にはたくさんの借りがある。彼らが海の中でキャディーをしてくれているようだったからね。メーソン[ホー]もだよ」とタナーが言った。「紳士的なヒートだったね。僕はあのヒートに勝ちたくて、他の3人の事なんか考えられなかったよ。昨年、パットと同じような機会があって、僕は彼を助けようとした。でも今年は二人に助けられたよ。素晴らしい」

パトリックは双子の兄弟デーンとともにラウンドオブ32で敗退したが、それが兄弟の特別なヒートだったといった。「僕たちはヒートの前に言っていたんだ。5〜6年前のアマチュア時代から、全員が同じヒートで戦った事がないねって」とパトリックが言った。「そしてタナーにとっては人生最大のヒートだった。彼は一日中素晴らしく、とてもハードに攻めていたよ。我々はただアウトにいて、彼に声援を送っていた。我々は彼に切り抜けて、最後まで行って欲しかったんだ。我々には戦略がなかったけど、絶対にタナーに勝って欲しかった。確かにプライオリティーがあったね。そのシチュエーションで誰かに助けてもらうなんて機会はまずないからね。来年、彼と一緒にサーフィンする夢が叶うよ」

ブラジリアンのアレホ・ムニーツとジハード・コードルは、今日、注目すべきパフォーマンスを見せた。コードルは、9.67という最高得点をマーク。また、ラウンドオブ32をクリアしたムニーツはノーズ・ガード新人王を獲得した。

結果:
ラウンド64:
H9:ジョエル・パーキンソン(AUS)、メーソン・ホー(HAW)、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、パブロ・パウリーノ(BRA)
H10:アダム・メリング(AUS)、パトリック・グダウスカス(USA)、ドリュー・コートニー(AUS)、フィリップ・マクドナルド(AUS)
H11:タナー・グダウスカス(USA)、ディオン・アトキンソン(AUS)、ジョディ・スミス(ZAF)、ウィゴリー・ダンタス(BRA)
H12:デーン・グダウスカス(USA)、カイ・オットン(AUS)、ブレイク・ソーントン(AUS)、ゲイブ・クリング(USA)
H13:テイラー・ノックス(USA)、オースティン・ウェア(USA)、ディーン・モリソン(AUS)、ネイザン・ヨーマンズ(USA)
H14:エイドリアン・バカン(USA)、アレホ・ムニーツ(BRA)、ロドリゴ・ドーネルス(BRA)、フリン・ノヴァク(HAW)
H15:ブレット・シンプソン(USA)、アリツ・アランブルー(EUK)、ニック・マスクロフト(AUS)、マイケル・ピコン(EUK)
H16:ビード・ダービッジ(AUS)、サニー・ガルシア(HAW)、セバスチアン・ツィーツ(HAW)、グランジャー・ラーセン(HAW)
ラウンド32:
H1:ケコア・バカルソ(HAW)、グレン・ホール(IRL)、ベルナルド・ミランダ(BRA)、ウィリアム・カルドゾ(BRA)
H2:ジハード・コードル(BRA)、トーリー・マイスター(HAW)、ルーク・マンロー(AUS)、ヤング(USA)ナット
H3:ミック・ファニング(AUS)、ダニエル・ロス(AUS)、クリス・デーヴィッドソン(AUS)、シェーン・ベシェン(HAW)
H4:パンチョ・サリヴァン(HAW)、ダスティー・ペイン(HAW)、ジョアン・ドゥルー(FRA)、ネコ・パダラッツ(BRA)
H5:ジョエル・パーキンソン(AUS)、カイ・オットン(AUS)、アダム・メリング(AUS)、ディオン・アトキンソン(AUS)
H6:タナー・グダウスカス(USA)、メーソン・ホー(HAW)、デーン・グダウスカス(USA)、パトリック・グダウスカス(USA)
H7:サニー・ガルシア(HAW)、テイラー・ノックス(USA)、エイドリアン・バカン(AUS)、アリツ・アランブルー(EUK)

ギジット・プロ・サンセット・ビーチ(ウイメンズWCT)

ビラボン・パイプライン・マスターズ(メンズWCT)

バンザイ・パイプライン、12月8~20日

ビラボン・プロ・マウイ(ウイメンズWCT)

ホノルア・ベイ、マウイ、12月8~20日

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