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【現地2009年11月23日、ハレイワ、ハワイ】賞金総額100万ドルの「バンズ・トリプルクラウン・プレゼンテッドバイ・ロックスター」のメンズ第１戦となるASP-WQS６スターイベント「リーフ・ハワイアン・プロ」が終了。6-8フィートで行われたファイナルでハレイワのロコボーイ、ジョエル・センティオがキャリア初のビッグタイトルを手に入れた。

彼のホームブレイクであるハレイワで念願の勝利を手に入れたジョエル・センティオ。ファイナルでは僅か2本にしか波に乗らなかった。シード権もなく、アーリーラウンドのラウンドオブ128から出場したセンティオは、ファイナルを加えると7ヒート勝ったことになる。これでトリプルクラウンをリードすることになった26歳のセンティオ。今回の優勝では賞金20,000ドルを獲得。このままトリプルクラウンになると更に賞金50,000ドルにニクソンの10,000ドルのカスタム・ウオッチを獲得することになる。

「ここには僕の家族、友人、みんながいる。いまホームブレイクで優勝する僕の夢が実現したよ。これでWQSの良いシードがもらえるね。今回がラストイベントのつもりでやっていたんだ。間違いなく良いシードを手に入れられるから、WCTにクオリファイして、ここに戻ってきたい。それが僕の生涯の夢なんだ」

「キモ・ミドルスワースのところで、がむしゃらにトレーニングして、良い波でサーフィンして、気合いを入れてトリプルクラウンの準備をしていたんだ。僕のサーフボードは完璧にチューンされていたし、アーリーシーズンからホームにいたんだ。その全てが成功をもたらしたんだ。通常なら、9月と10月はヨーロッパにいる。そして、このイベントに直行さ。アーリーシーズンのうねりが良い結果をもたらしたんだ。僕は出来る限り、ここに居たからね」

「ハーレーが僕にくれた新しいポジションは最高なんだ。ここハワイでアマチュアのキッズたちの面倒を見ている。厳密に言えば、僕に多くの雇用の安定を与えてくれた。サーフィンを続けたかった僕に彼らが機会を与えてくれたんだ。今年はたくさんサーフィンが出来た。子供たちが僕をプッシュしてくれたんだ。子供たちは一日に10回もサーフィンにいくんだよ。僕だって2回ぐらいしか行かなかったけど、今では2、3回は行くからね。子供たちが僕のサーフィンに気合いを入れてくれた」

「一日中、ただ忍耐強くしていたよ。タフな選手ばかりだったからね。忍耐強く、正しい場所で待っていれば、良いセットがゲット出来ると思っていた。全ての良いセットを掴めれば、全てのヒートを勝ち上がれるからね。ファイナルでは、1位になったけど2本以外は何も乗らなかった。全く波の来ない時間があって、後ろで波を待っていた。他の選手から50ヤードは離れていたかな。セットを願っていた。それで、そのセットは来た。チューブに入ったとき、家族や友達の声援が聞こえたよ。僕がバレルから出た時は、これまでにない最高の気分だったね」

ファイナルでホブグッドとトンプソンは、常に射程距離内にいて7.0ポイント以下のスコアで大逆転できるシチュエーションだったが、CJホブグッドが2位、3位にはオーストラリアのジェイ・トンプソン、4位にタヒチのアライン・リオウとなった。優勝したセンティオは、WQSレイティング131位から51位へジャンプアップしたが、2010年のクオリファイのチャンスはない。逆に優勝を逃し3位となったトンプソンは、クオリファイを決めた。また、クォーター・ファイナルを決めたカリフォルニアのネイザン・ヨーマンズも6位にレイティングを上げ、クオリファイ決定。

今日の番狂わせは、クォーターファイナルでワールド・タイトル最有力選手のジョエル・パーキンソンが破れた事だった。リーフ・ハワイアン・プロがワールド・タイトル・レースには影響がないとはいえ、パーキンソンはイベント唯一のパーフェクト10ポイント・ライド（ラウンドオブ32のディープバレル）と、セカンド・ハイスコアの9.87という2つのベスト・スコアを記録。素晴しいサーフィンを見せていたが、波数の少ないクオーターで破れた。

次なるバンズ・トリプルクラウンは、サンセット・ビーチに移動。第２戦はメンズのオニール・ワールド・カップとウイメンズのギジット・プロ・サンセット・ビーチ。サンセットのウエイティング期間は明日の11月24日から12月6日までだが、オーガナイザーは水曜日のスタートを予想している。

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