2011年2月16 - 21日 ゴールド・コースト、クイーンズランド
タジ・バロウ、バーレーヘッズで開催された4スターで2連勝(2/20)
タジ・バロウ(C) ASP/Griggi
【ゴールドコースト・クイーンズランド、現地2011年2月20日日曜日】オーストラリアのバーレーヘッズで2月16日から開催されていたASP- WQS4スターイベント「ブレイカ・バーレー・プロ」が終了。3フィートのコンディションで行われたファイナルで、タジ・バロウが2年連続優勝した。
真夏のオーストラリアで行われたブレイカ・バーレー・サーフ・プロは昨年、約10年ぶりにクイーンズランドを象徴するポイントブレイク「バーレーヘッズ」で開催されたプロイベント。4スターイベントとはいえ、来週に開幕を控えた多くのワールドツアーサーファーが出場。既にツアーを引退した1999年のワールド・チャンピオンであるマーク・オクルーポがワイルドカードとして参加することでも話題となった。
スピーディなサーフィンで知られるASPランキング3位であるナンバー1シード選手のバロウは、彼の得意とするエアリアル・マニューバーを含む様々な技のレパートリーを披露し,勝利を決定的なものにした。バロウは,40分のファイナルを終始リード。7.57と7.9のトータル 15.47 を他の選手を圧倒。それでも後半に入りジョエル・パーキンソンがファイナルの最高点となるエクセレントな8.23をスコアし反撃。しかし、パーキンソンは逆転に必要な7.24を見つける事が出来なかった。
「バーレーで連続して優勝出来るなんて最高だよ。パーコが終盤追い上げて来て,タイトなファイナルになった。そんな素晴しいファイナルに勝てて本当に嬉しいよ。もちろん歴史が繰り返されることを願う。来年も優勝したいよ。そして、来週のクイックシルバー・プロでも,この調子で優勝したいね」とバロウが言った。
「今日のようなスモール・コンディションでも、バーレーはエキサイティングな波なんだ。ハイ・パフォーマンスなサーフィンが可能なんだ。今回もまた最高なイベントだったよ」
2位となったパーキンソンは今日彼の結果に満足していたが、その一方で優勝を逃しがっかりしていた。「今回は僕たちにとって最高のウオーミングアップなったけど、タジやビードのような奴等とのファイナルは本当に勝ちたかった。最後の波でまともなサーフィンが出来ればね。でも素晴しいイベントだった。タジを、このようなコンディションで下すのは、かなりハードだね」とパーキンソンが言った。
また3位となったのはビード・ダービッジ。今日のファイナルのトップ3サーファーとなったタジ、パーコ,ダービッジは、来週から始める2011年ASPワールド・タイトル・ツアーのオープニング・イベントであるクイックシルバー・プロの準備は万端のようだ。
また今回のイベントには、日本からは辻裕次郎、大澤伸幸、高梨直人、小川幸男、大橋海人,林健太,高橋健人,梅野紘聖、金尾玲生、新井洋人、日本で活躍するダレン・ターナーもエントリー。そのなかで大澤伸幸、大橋海人、ダレン・ターナーがラウンドオブ64へ勝ち上がったが、ワールドクラスのトップサーファーが登場するラウンドで全員が敗退となった。
ブレイカ・バーレー・プロ・結果:
1ータジ・バロウ(AUS)15.47
2ージョエル・パーキンソン(AUS)12.96
3ービード・ダービッジ(AUS)12.20
4ージェイク・シャープ(AUS)11.73
ブレイカ・バーレー・プロ・セミファイナル結果:
ヒート1:
タジ・バロウ1、ジェイク・シャープ2、
ティアゴ・ピレス(ポルトガル)3、ジェイ・トンプソン
ヒート2:
ジョエル・パーキンソン1、ビード・ダービッジ2、
トーマス・ウッズ3、ジュリアン・ウィルソン
オフィシャルサイト:http://www.breakaburleighsurfpro.com.au/index.php
※詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。