ビラボンASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ

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ASPジュニア・ワールド・チャンピオンシップ・イベント
「ビラボンASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ」

2011年1月8日-16日 ノースナラビーン、シドニー、NSW、オーストラリア

ビラボンWJCは女子のベスト4が決定。大村,高橋は9位(1/9)

enever9757bwj10kirstin_l.jpgローラ・エネバー(AUS)


【ノース・ナラビーン/ニューサウスウェールズ/オーストラリア(2011年1月9日日曜日)】ビラボンASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップの大会2日目は、1~3フィートのコンディションで再開。コンテストは,女子のラウンド2からラウンド3。そのまま男子は行われず,クオーターファイナルまでが終了しベスト4が決定した。

イベント・チャンピオンでノース・ナラビーン・ローカルである19歳のローラ・エネバー(AUS)は、イベントのトップスコアでセミファイナルに勝ち上がった。エネバーは、クォーターファイナル・ヒートでプログレッシブ・ヤング・アメリカンである16歳のレイキー・ピーターソン(USA)に対して、パワフルなバックサイド・アタックを爆発させ、イベント最高点となる9.10をスコア。ヒートトータルでも15.77をマークして、ピーターソンをコンビネーション・シチュエーションに追いやり圧勝した。

「今日は少し風が強くて、サイズがあった」とエネバーが言った。「インサイドに良い感じのライトとレフトが入って来ていて、それが楽しそうだと思ったの。最近の中ではベストコンディションだったわ。ローカルが焼きもちを焼くわね。最高に楽しい時間だった。次のラウンドが楽しみだわ」

現在ASPウイメンズ・ワールド・ジュニア・ツアー第5位であるエネバーは、このイベントのディフェンディング・チャンピオンであり、2011年のASPウイメンズ・ワールド・ジュニア・タイトルを争うサーファー。そして、彼女のホームタウンのギャラリーの前で戦うことを楽しんでいる。

「あまりタイトル争いについて考えたくない」とエネバーが言った。「ただヒートごと勝ち上がって行くだけよ。バリでは5位だったけど,アリゼ(アルノー)は2位だった。本当に今は,そのことを考えたくないの。このナラビーンの波を二人っきりで楽しみたいわ。みんなからのサポートを本当に感謝している。ここがホームで本当に素晴らしいと思うの」

現在ASPウイメンズ・ワールド・ジュニアNo.2である20歳のアリジィー・アルノー(FRA)は、セミファイナルへ勝ち進み、タイラー・ライト(AUS)がラウンド3で破れる大番狂わせが起きたため、彼女が2011年のASPウイメンズ・ワールド・ジュニア・タイトルレースの最有力候補となった。

セミファイナリストの4名が決定し,そのうち2名がフレンチサーファーとなった。同じジュスティーン・デュポン(FRA)とともにベスト4に残った彼女は、このオーストラリアで自国の旗を翻す事に誇りを感じている。

「いまは少しナーバスなっています。でもワールド・タイトルについては考えていません。次のヒートのことだけ考えています」とアルノーが言った。「サーフィンはこれまで、オーストラリアとアメリカばかりでしたけど、セミファイナルに2人のフランス人が残れた事は本当に素晴らしいです。」

ラウンド2を強いられていたデュポンは、今日だけで3ラウンドを戦い、最終的に洗練されたバックハンド・アタックで15.10をマーク。優勝候補の一人だったハワイアンのマリア・マニュエル(HAW)を下してセミファイナルへ勝ち上がった。

「少し疲れました」とデュポンが言った。「その最後のヒートは、マリア(マニュエル)とのヒートで、本当に難しかった。ラウンド2からだったので、エクストラ・ヒートをサーフィンしなければならなかった。セミファイナルに残れて本当に嬉しいです」

パンチのあるビーチブレイクのノース・ナラビーンに良く似た、ラカナウ(フランス)をトレーニング・グラウンドとしている、現在スポンサーなしのデュポンは、インターナショナル・ステージで彼女自身を証明するためにハングリーである。「このコンテストに参加出来て嬉しいです」とデュポンが言った。「スポンサーがない私にとって、それがとても重要なんです。波はラカナウに似ていて、私のホームブレイクのようで嬉しいですね」

大村奈央高橋みなと

また今回,日本代表として参加している大村奈央、高橋みなとのウィメンズティームは,女子の大村奈央のみが昨日ラウンド3へ勝ち上がり、ラウンド2を強いられていた高橋みなとがラウンドアップ。ラウンド3に駒を進めたが、そこでローラ・エネバー(AUS)と対戦したが敗退。ラウンド3に登場した大村奈央は,フェリシティ・パーメター(AUS)と対戦。最後まで僅差の戦いを演じたが,ヒート終了間際にパーメターにハイスコアを出され,敗退。大村、高橋ともに9位でフィニッシュとなった。このコンテストの模様はライブ中継されているので、彼らを是非応援して欲しい。今年も世界を目指して、頑張れ日本。

イベント主催者は、明朝午前7時30分のスタートを目指し、ローカルタイムで午前7時にファーストコールする。

この大会の模様は、インターネットでライブ中継されます。 www.billabongpro.com

ビラボンASPウイメンズのワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・クォーターファイナル結果:
ヒート1:ジュスティーン・デュポン(FRA)15.10 def.マリア・マニュエル(HAW)13.83
ヒート2:ローラ・エネバー(AUS)15.77 def.レイキー・ピーターソン(USA)11.27
ヒート3:アリゼ・アルノー(FRA)11.63 def.エリー-ジーン・コフィー(AUS)10.34
ヒート4:ビアンカ・ブイテンダッグ(ZAF)12.17 def.フェリシティ・パーメター(AUS)10.63

ビラボンASPウイメンズのワールド・ジュニア・チャンピオンシップ:ラウンド3
ヒート1:マリア・マニュエル(HAW)11.83 def.セージ・エリクソン(USA)10.47
ヒート2:ジュスティーン・デュポン(FRA)11.66 def.カメリア・カシア(BRA)8.17
ヒート3:レイキー・ピーターソン(USA)13.43 def.レイラ・ハースト(HAW)12.73
ヒート6:ローラ・エネバー(AUS)12.54 def.高橋みなと(JPN)5.90
ヒート5:エリー-ジーン・コフィー(AUS)10.73 def.タイラー・ライト(AUS)9.60
ヒート6:アリゼ・アルノー(FRA)12.70 defアレッサ・クイゾン(HAW)11.53
ヒート7:ビアンカ・ブイテンダッグ(ZAF)12.43 def.フィリッパ・アンダーソン(AUS)9.57
ヒート8:フェリシティ・パーメター(AUS)14.23 def.大村奈央(JPN)8.77

ビラボンASPウイメンズのワールド・ジュニア・チャンピオンシップ:ラウンド2
ヒート1:フェリシティ・パーメター(AUS)6.44、高橋みなと(JPN)6.27、ダイアナ・クリスチナ(BRA)0
ヒート2:フィリッパ・アンダーソン(AUS)15.44、ジュスティーン・デュポン(FRA)12.33、チャンテル・ラウテンバ(ZAF)9.50




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詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。

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