2011年1月16日-19日 サンセット・ビーチ、オアフ
マウイのハンク・ギャスケルが優勝。(1/21)
【サンセット・ビーチ(2011年1月20日)】ASP1スターイベント「スポンサーミー・サンセット・オープン」が4-8フィートのコンディションで終了。マウイのハンク・ギャスケルが一流のパフォーマンスを組み立て見事優勝した。ギャスケルは、サイズアップする難しいコンディションにもかかわらず、サンセットの4-8フィートの波を大いに楽しんだ。
パーフェクトなリズムをつかんだギャスケルは、キャリア2度目のASP勝利を同じサンセット・ビーチで手に入れた。2日間で行われた賞金総額10,000ドルのイベントにおいてフォームサーファーだったギャスケル。ファイナルは、ギャスケルをはじめ、ジョエル・センティオ、イアン・ウォルシュ、マイルス・パダカというオールハワイアンによるファイナル。昨年のイベントチャンピオンであるパダカを含む全ての選手がXcelプロ・チャンピオンという素晴しい顔触れとなった。
35分のファイナルは、スタートからセンティオが7.0をスコア。ギャスケルは6.4、パダカは5.75という非常に内容の濃い試合展開となった。スロースタートとなったウォルシュは中盤に2つのグッドスコアをまとめ12.65を集めるも4位でフィニッシュ。
センティオは残り時間10分を切って、最初の高得点をバックアップする強力な6.0をスコア。僅か2本のライディングで逆転に成功した。残り時間も僅かになり,ギャスケルとパダカは波をかき集め,バレルを見つけ出して2本目のソリッドなスコアリング・ライドを手に入れた。カウントダウンが始まり,最後の二人のスコアが入って来た。パダカは7.1、そして、ギャスケルが7.25。その最後の波で大逆転に成功したギャスケルが、4名のファイナリスト・ヒート・トータルを上回る13.65をスコアして優勝。トップのギャスケルと4位のウォルシュの差は僅か1ポイントというデットヒートだった。
「自分が優勝したなんて信じられない!」とそのニュースを聞かされてショックを隠せないギャスケルが言った。「優勝出来て最高だよ。このために一生懸命やって来たんだ。それが報われた」と優勝賞金2,500ドルを獲得したギャスケルは、この勢いのまま1月24日から2月5日の期間で開催されるVolcomパイプライン・プロへ挑む。
Volcomパイプライン・プロは、ASPハワイ・サーファーにとって第2戦となる4スターイベントで、彼等に100万ドルのバンズ・トリプルクラウンへの参加資格を与えることになる。ベスト・ローカル・コンペティターと共に、ASPワールド・ツアー・サーファーがスパイスとして加わる素晴らしいコンペティションは見逃せない。
また今回日本からは小川幸男、堀口真平、寺井裕人がラウンド1から、田嶋鉄兵がラウンド2から出場。小川幸男と寺井裕人はラウンド2へ勝ち上がるも惜しく敗退。田嶋鉄兵は、ラウンド2のヒート中盤に5.75をスコアしバックアップを探していたが、後半にクリティカル・セクションでターンを見せ4.00をスコアするも惜しくも3位で敗退となった。彼等にとってもセカンドステージとなるVolcomパイプライン・プロには田嶋鉄兵をはじめ、多くの日本人プロが出場予定なのでこちらも注目したい。
結果:
1. ハンク・ギャスケル
2. ジョエル・センティオ
3. マイルス・パダカ
4. イアン・ウォルシュ
※詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。