ビラボンWJCはラウンド2が終了。新井洋人がラウンド3へ(1/10)

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ASPジュニア・ワールド・チャンピオンシップ・イベント
「ビラボンASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ」

2011年1月8日-16日 ノースナラビーン、シドニー、NSW、オーストラリア

ビラボンWJCはラウンド2が終了。新井洋人がラウンド3へ(1/10)

jaquias0834bwj10kirstin_l.jpgカイマナ・ハキアス(HAW)


【ノース・ナラビーン/ニューサウスウェールズ/オーストラリア(2011年1月10日月曜日)】ビラボンASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップは大会3日目。朝は風雨の強いストーミーな2~4フィートのコンディションのなか、コンテストが再開され、男子ラウンド2の16ヒートが終了した。

今日のラウンド2はラウンド1で2位、3位だった選手の敗者復活戦。ここで勝てばラウンド3,負ければ最下位という崖っぷちの戦いとなる。そんな中で今日のベスト・ヒートスコアをマークしたのは,昨年日本で行われた4スターイベントで優勝したASPワールド・ジュニア・ツアーのNo.9であるデイヴィ・キャスルズ(AUS)19歳。

彼は、パワフルなカーヴィング、テールを抜くターン、ノー・グラブのエア・リバースといった様々な技のレパートリーを披露して15.83のヒートトータルを集めた。「始めは、ちょっと不安定なスタートだった」とキャスルズが言った。「波は思ったより少し力が無くて、柔らかかった。だから中盤で戦略を変えなければならなかった。それで,そこからより多くの波を捕まえたんだ」

ノース・ナラビーン・ローカルであるキャスルズは、トリッキーなオンショア・コンディションでのローカル知識を使い、ラウンド3へ勝ち上がった。「僕はここで毎日サーフしている。だから,何処で待って,どの波に乗れば良いか分かっているんだ」とキャスルズが言った。「今日のようなマッシーなコンディションのときは,ローカル知識が本当に役に立つよ」

現在のASPワールド・プロ・ジュニアNo.3である16歳のカイオ・イベリ(BRA)は、イベント・ワイルドカード・ケアラ・ナイヒ(HAW)を下した。「ナラビーンは今回が初めてなんです」とイベリが言った。「そのヒートで2つの素晴らしい得点を手に入れる事ができて、ラウンド1で負けて、へこんだ気持ちも復活しました。ステップ・バイ・ステップですね。波が良くなることを願います」

カイポ・ハキアスという偉大なサーファーを父に持つ17歳のカイマナ・ハキアス(HAW)。彼の父は,この場所で3位になった経験があり,息子にこの波に関するアドバイスを与えた。カイマナは、ニュー・スクール・エアリアルとクラシックなパワー・ターンの見事なコンビネーションでヒート・トータル14.83でラウンドアップを果たした。

「父は僕に,この波に関する全てを教えてくれました」とハキアスが言った。「父がここの波はホームにあるケアリアという場所の波に似ていると言っていたので,僕はこの数ヶ月、毎日そこでサーフィンしていました。父が残した結果を上回る事で来たら最高ですね。このイベントに集まっているサーファーは素晴しい。自分自身のために有名になりたいです」

2010年のASPヨーロッパ・チャンピオンである20歳のチャーリー・マーティン(GLP)は、前半からヒートをリード。しかし中盤から追い上げて来た日本の仲村拓久未(JPN)に逆転され窮地に追い込まれていた。しかし終了間際に掴んだレフトでエレクトリック・バックハンドを炸裂させ,大逆転で勝利を掴んだ。

「残り時間2分でヒート終了の時間ばかり気にしていました。同じ事は起こらないのかって考えていましたね。去年、ここで最後に波を手に入れたんです」とマーティンが言った。「そうしたら良い波かは分からなかったけど,波が来たんです。ヒートでは良い波にいくつか乗れました。最高でしたね。彼はアウトで波を待っていました。僕はただ彼がスコアをゲットしないように祈るだけでした。勝ち上がれて本当に嬉しかった。今回はジュニアの最後の試合なので上手くやりたいんです」

ASPノース・アメリカ・プロ・ジュニア・シリーズ・チャンピオンである17歳のエヴァン・ガイゼルマン(USA)は、ラウンド1でライバルのミゲール・プポ(BRA)に敗れ,ラウンド2を強いられていたが,レアなグーフィフッターの彼は,レフトハンダーで彼らしいフォームを取り戻した。

「波はパンチがあって、いくつかの良いランプを持っていたました。自分の出来る限り良いサーフィンがしたいと思っています。自分のホームのフロリダに似た波なので,ここの波は好きですよ。マンオンマンのフォーマットは、新しいチャレンジですね。ワールドツアーの選手のようなビッグステージでの経験をこのイベントで出来る事を楽しみにしています」

加藤嵐 photo:s.yamamoto新井洋人 photo:s.yamamoto仲村拓久未 photo:s.yamamoto田中海周 photo:s.yamamoto大橋海人 photo:s.yamamoto

また本日は、ラウンド2を強いられていた、大橋海人、加藤嵐、新井洋人、仲村拓久未、田中海周のジャパンチームが登場。なかでも、深いボトムターンからヴァーティカルに板を当て込み、前半に4.77、5.43とスコアをまとめトップで折り返した新井洋人が、そのまま逃げ切り、日本人として唯一人ラウンド3へ勝ち上がった。

明日,男子のラウンド3が再開されれば,新井洋人はヒート9にクレジット。対戦相手は,サウス・アフリカのデール・ステイプルズだ。ステイプルズはバリのジュニアツアー開幕戦で2位となった実力者。相手にとって不足はない。頑張れ!洋人。

惜しかったのは仲村拓久未。前半リードされていた仲村拓久未は中盤に入り,そこまでのヒート・ベストスコアとなる6.83をスコア。さらに4.93をスコアして逆転。更にエアリバースまで決めて、5.73をスコアしてリードを広げたが、最後のマーティンのバックハンドで8.00をスコアされ大逆転。惜しくも敗退となってしまった。

大橋海人、加藤嵐、田中海周といった他の選手も消極的な敗退ではなく,前向きに攻めているなかでの敗退は,昨年の努力が感じられる試合運びで,次に繋がる敗退となった。

コンテストの模様はライブ中継されるので、彼らを是非応援して欲しい。今年も世界を目指して、頑張れ日本。



この大会の模様は、インターネットでライブ中継されます。 www.billabongpro.com


ビラボンASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ:ラウンド2結果

ヒート1:カイオ・イベリ(BRA)11.67 def.ケアラ・ナイヒ(HAW)8.43
ヒート2:マーク・ラコメア(FRA)12.43 def.トム・クローラック(FRA)9.20
ヒート3:ショーン・ジュベール(ZAF)13.10 def.加藤嵐(JPN)7.40
ヒート4:デイヴィ・キャスルズ(AUS)15.83 def.エンリケ・アリッツ(PYF)8.73
ヒート5:新井洋人(JPN)10.20 def.ベイリック・デ・ブリース(ZAF)10.00
ヒート6:アンドリュー・ドヘニー(USA)10.20 def.イアン・ゴウベイア(BRA)8.10
ヒート7:チャーリー・マーティン(GLP)14.10 def.仲村拓久未(JPN)12.56
ヒート8:クリス・ソールズベリー(AUS)13.43 def.エヴァン・トンプソン(USA)12.27
ヒート9:アレックス・スミス(HAW)13.03 def.コナー・コフィン(USA)11.03
ヒート10:ニック・ボン・ラップ(DEU)11.56 def.イアン・ジャンティル(HAW)9.80
ヒート11:エヴァン・ガイゼルマン(USA)13.67 def.田中海周(JPN)10.44
ヒート12:ルーク・デイビス(USA)10.27 def.大橋海人(JPN)8.86
ヒート13:クリスチャン・キマーソン(BRA)12.67 def.デビッド・ヴラグ(AUS)8.00
ヒート14:フィリップ・ジャーヴィス(PRT)10.17 def.テオロ・タフティーニ(PYF)6.70
ヒート15:カイマナ・ハキアス(HAW)14.83 def.アルビー・レイヤー(HAW)8.57
ヒート16:ディーン・ボウエン(AUS)11.84 def.ギレルモ・サット(Chl)10.70

ビラボンASPウイメンズのワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・セミファイナル・ヒート:
ヒート1:ジュスティーン・デュポン(FRA)対ローラ・エネバー(AUS)
ヒート2:アリジィー・アルノー(FRA)対ビアンカ・ブイテンダッグ(ZAF)




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詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。

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