エクセレントな8フィートのパイプで、ハワイのブルース・アイアンズとイアン・ウォルシュが魅せた。

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ASP5スターイベント「VOLCOMパイプ・プロ」

2011年1月24日―2月5日 バンザイ・パイプライン、オアフ/ハワイ

エクセレントな8フィートのパイプで、ハワイのブルース・アイアンズとイアン・ウォルシュが魅せた。(1/27)

ブルース・アイアンズ Photo by Bernie Baker.クリス・ワード(USA);Photo by Bernie Baker.ディーン・モリソン(AUS);Photo by Bernie Baker.ガブリエル・ヴィラーラン(PER)Photo by Bernie Baker.イアン・ウォルシュ(HAW);Photo by Carey

【バンザイ・パイプライン、オアフ、ハワイ-2011年1月26日】ASP5スターイベント「VOLCOMパイプ・プロ」が8フィートのコンディションで大会2日目が終了した。今日のパイプラインは,イアン・ウォルシュのパーフェクト10と、地元応援団を一気に盛り上げたブルース・アイアンズの素晴しいパフォーマンスで、「VOLCOMパイプ・プロ」に参加しているハワイアン・チームは自分自身のリズムを完全に掴んだようだ。

活躍が期待されている昨年のイベント・チャンピオンであるジェイミ・オブライエンも、コンテストが再開されれば明日は必ず登場することとなる。ローカル・バレル・ライディング・フォースは、ファイナルデイに合わせて勢いを増している。

エクセレントな8フィートのコンディションで、トップ10のチューブのうちの8本がハワイアンによってもたらされた。そこにはマウイのイアン・ウォルシュによるパーフェクト10、8.27、そして、ブルース・アイアンズの9ポイント・ライドが含まれていた。

カウアイ島に住んでいる彼の家族にとって心の支えとなっている彼は、気が付くとバックドアのバレルのなかに包まれ,本当の彼の姿を見つけていた。彼は,彼がスコアした唯一のリアルスコアである9ポイントライドが、そのヒートのベストスコアであるとは思ってもみなかった。

彼はヒート終了後に,一人の時間が必要だったのか,フリーサーフィンのラインナップに姿を消し、30分後に戻って来てビーチでインタビューを受けた。そして、そこで自分が勝ち上がった事を知り驚きを隠せなかった。

「パイプという場所は,他の場所とは全く違う場所なんだ。時間が止まっている場所って感じかな。サーフィンや、そのフィーリングを知らないひとに、その感覚を封じ込め、与えることができるならば、大富豪になれるかもね! 僕の考えは全てが無用だということ。そして、それは純粋な喜び、興奮、幸福感。それは本当の素晴らしいフィーリングさ。とても平和なんだよ。

ドロップインして、集中して、それから、バレルをゲットする。そして魅了され、存在さえ感じられないままバレルから現れ、現実にセットバックする。コメンテイターの「ワオー」が聞こえてくる! そして、現実の世界へ戻って来るような。あのなかに戻りたいよ。それがトリップかは分からないな。

「最近コンテストでサーフィンをしていなかったけど、気分がよかったよ。現実は破れた自分がいた。でも、ただのコンテスト。それ以上やるつもりはないよ」この時点でブルースは,ようやく自分が勝ち上がった事を知った。「いや,僕が勝ったとは思えないよ。僕は9ポイント、それと1ポイントだけだよ。本当? 負けたと思っていた。ストレスを解消しようとして海から上がらなかったんだ」

ウェイブ・セレクションから、体をねじった深いポジショニング、トラベリング・チューブタイムまでイアン・ウォルシュは完璧だった。週末に庭で足首を負傷し、12針も縫った傷がある事をビーチからは確認する事すら不可能だった。

「ビッグ・スウェルの週末を楽しんでいたんだ。ジョーズでサーフィンして、マウイいくつかのリーフでパドルした。それで土曜日の夜はゆっくりしていた。庭を片付けていたんだ。そして「マチェーテ」というサトウキビの伐採などに使う山刀を手から落としてしまった。僕の足首の骨まで一直線。2日間は松葉杖だった。不快な感じは少しずつ取れている。立っているより,海に浮かんでいる方が気分がいいね」

彼のパーフェクト10について:

「セットがやって来るのが見えたんだ。ヒーリーと僕はピークより少し奥をパドルしていた。それは明らかにバックドアではなくパイプの波だった。すこし奥過ぎるかなと思ったんだ。ヤバいのを数本食らっていたからね。その波に行きそうだったからマークに奥から合図したんだ。

チューブの中はレールを掴まないでも居られる結構大きい空間があって、最後まで出口が開いていた。メイク出来で本当に嬉しかった。このコンテストというかハワイのイベントにおいて、初めてのパーフェクト10だから,本当に嬉しいよ」

喜びに満ちたハワイアン達とは裏腹に、ディーン・モリソン、アンソニー・ウォルシュ、ヒース・ジョスキといったオーストラリアの選手達は全員敗退。南十字星が描かれたオーストラリアの国旗はVolcomパイプ・プロから消えた。またブラジリアンは,ウィゴリー・ダンタスが今日のトップ10のスコアラーの一人となり、一方で昨日活躍したデニス・ティハラは敗退。ダンタスとレアンドロ・バストスの二人が残っている。アメリカ・メインランドの勢力は衰えず、ティミー・レイズ、クリス・ワード、コリー・ロペス、ダミアン・ホブグッド、デーン・グダスカスが勝ち上がっている。

波は 明日サイズダウンが予想されているが新しいうねりが金曜日に入って来る見込み。オーガナイザーは再び午前8時のスタートを目指し、午前7時にコンディションをチェックしファーストコールをする。


RESULTS:
ラウンド2
H11:オラマナ・エレオグラム(HAW);フリン・ノバック(HAW);
デリク・ホー(HAW);スティーブン・ウォルシュ(AUS)
H12:ニック・ボン・ラップ(DEU);サイオン・ミロスキー(HAW);
ニルス・シュワイツァー(USA);ケーシー・ブラウン(HAW)
H13:チャーリー・マーティン(GLP);エヴァン・バリエール(HAW);
ジョナ・モーガン(HAW);リアム・マクナマラ(HAW)
H14:イアン・ウォルシュ(HAW);マーカス・ヒックマン(HAW);
マーク・ヒーリー(HAW);デージ・オコーネル(HAW)
H15:マクアカイ・ロスマン(HAW);パンチョ・サリヴァン(HAW);
マシュー・ブロムリ(ZAF);TJバロン(HAW)
H16:ケヴィン・サリバン(HAW);スティーブン・コーン(HAW);
マニュエル・セルマン(Chl);アルビー・レイヤー(HAW)

16ヒートのうちの13ヒートが今日完了したラウンド3

H1:ブラッド・エッチンガー(USA);コリー・ロペス(USA);
アンソニー・ウォルシュ(USA);ビリー・ケンパー(HAW)
H2:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW);サニー・ガルシア(HAW);
ソロモン・オルティス(HAW);ガブリエル・ヴィラーラン(PER)
H3:リーフ・マッキントッシュ(HAW);コリー・アランバイド(USA);
ディーン・モリソン(AUS);ルディ・パームブーム(ZAF)
H4:ウィゴリー・ダンタス(BRA);クリス・ワード(USA);
ジェイソン・シバタ(HAW);デニス・ティアラ(BRA)
H5:ケコア・バカルソ(HAW);カイ・バーガー(HAW);
ディミトリ・オウブレ(BRB);アンジェロ・ロザーノ(MEX)
H6:ティム・レイズ(USA);デーン・グダスカス(USA);
ジェシー・メンデス(BRA);ジェシー-メルル・ジョーンズ(HAW)
H7:ダミアン・ファレンフォート(ZAF);メイソン・ホー(HAW);
ダニー・フラー(HAW);ヒース・ジョスキ(AUS)
H8:カラニ・チャップマン(HAW);ダミアン・ホブグッド(USA);
アレキサンダー・グレイ(USA);タイラー・ニュートン(HAW)
H9:フレデリック・パターチア(HAW);ブルース・アイアンズ(HAW);
リッキー・ウイロック(USA);ショーン・ムーディ(HAW)
H10:レアンドロ・バストス(BRA);アーミオン・グッドウィン(HAW);
キロン・ジャボー(HAW);ルーク・デイビス(USA)
H11:オラマナ・エレオグラム(HAW);ロイ・パワーズ(HAW);
サイオン・ミロスキー(HAW);クリス・ウェアリング(USA)
H12:ネイザン・ヨーマンズ(USA);フリン・ノバック(HAW);
ニック・ボン・ラップ(DEU);エリック・ガイゼルマン(USA)
H13:マーカス・ヒックマン(HAW);チャーリー・マーティン
(GLP);トリー・マイスター(HAW);グランジャー・ラーセン(HAW)


オフィシャルサイト:http://www.volcompipepro.com/


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詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。

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