2010年のビラボンISAワールド・サーフィン・ゲームズがペルーでスタート(10/21)
日本チーム photo:ISA/Paolo Lopez
世界中から集まった選り抜きのトップ・サーファーによって競われるサーフィンのオリンピック「ビラボンISAワールド・サーフィン・ゲームズ」が南米ペルーのリマ、プンタ・エルモサでスタート。メンズのラウンド1とウイメンズのラウンド1が4-7フィートのコンディションで2ポイントに分かれて行われた。
2010年10月20日(水)〜10月27日(水)の期間で開催される、このイベントは、世界30カ国以上からサーファーが集まり開催される国際大会。
会場のプンタ・エルモサは、数多くの素晴しいサーフスポットが点在するエリアで、セニョリータスとカバレロといったパーフェクト・ウェイブを使ってコンテストは行われる。
ビラボンISAワールド・サーフィン・ゲームズは、メンズ、ウイメンズ、ロングボードの3ディビジョンがあり、今回日本からは,昨年のJPSAグランドチャンピオンの田中樹、田中譲、ウイメンズの庵原美穂、ロングの尾頭信弘といったプロ選手が出場。その他にメンズに斉藤要、磯部康典、ロングに中山祐樹、ウイメンズに田代凪沙が日本代表として出場。
大会初日の日本チームは、メンズの田中樹3位、田中譲2位、磯部康典3位、斉藤要2位。ウィメンズは田代2位、庵原3位という結果。2位の選手はラウンド2へ進出、3位の選手は敗者復活戦(リパーチャージ)で上位を目指す。
これまで4回の総合優勝を誇るオーストラリア・チームは今回、ミック・キャンベル、ドリュー・コートニー、ダレン・オラファティといった元ワールドツアーサーファーに、オーストラリアチャンピオンのマーク・リチャードソン、ロングボードには、世界チャンピオンのハーレー・イングルビーとジョシュ・コンスタブル、ウイメンズでも現役ツアラーのチェルシー・ヘッジスとレベッカ・ウッズという,絶対に優勝しか考えられない驚異的な布陣で挑む。
開催国であるペルーも、現在ASP世界ランキング3位で2004年のISA金メダリストのASPワールド・チャンピオンであるソフィア・ムラノヴィッチや、前回銅メダルだったガブリエル・ヴィラーランが出場。
優勝経験のある南アフリカチームには,チーム・キャプテンである前ワールド・ツアーサーファーのグレッグ・エムズリーを筆頭に、2度のISAワールド・ロングボード・チャンピオンであるマシュー・モイア、2002年のISAワールド・ジュニア・チャンピオンであるワーウィック・ライトが出場する。
1996年にスタートした、このインターナショナル・サーフィン・アソシエーションによるワールド・サーフィン・ゲームスは、過去8回のうちサーフィン大国であるオーストラリアが3年連続での4回目の総合優勝を誇る。
2009年、コスタリカのプラヤ・ハーモサで開催された前回の大会では、アメリカチームが優勝し、オーストラリアの連勝を止めた。アメリカチームは、1996年にハンティントン・ビーチ(カリフォルニア)で行われた第1回のワールド・サーフィン・ゲーム以来の総合優勝。
オーストラリアは、そのアメリカに取られたタイトル奪還に燃えているといった感じだろう。前回、日本は国別で35カ国中18位という結果に終わっている。今回はプロも参加しているという事で、前回を上回る成績を残して欲しいと思う。頑張れ日本。
詳しくはオフィシャルサイトをご覧ください。
オフィシャルサイト http://billabongpro.com/isa10/
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