デッドラインに飛び込んできたタヒチのモンスター・ウェイブ(3/30)
ビラボンXXLグローバル・ビッグ・ウェイブ・アワード by モンスター・エナジー
「ビラボンXXLグローバル・ビッグウェイブ・アワード」は巨大な波を捕え、ライディングを成功させたサーファーを称えるイベント。今年10周年を迎えるビッグウェイブ界のオスカー賞とも言うべきイベントは、12ヶ月の期間で撮影された大波を、元プロサーファーやビッグウェイブのスペシャリスト達などで特別に構成された250名のジャッジ委員会が厳選なる審査を行い、勝利者を決定する。
そんな「ビラボンXXLグローバル・ビッグウェイブ・アワード」の2010年度のエントリー期間が、北半球の冬の終わりとともにクローズした。しかし、シーズンオフ直前のスウェルがタヒチにヒット。コンペティションは衝撃的なビッグ・ウェイブ・ショットの到着で根底から覆される事となった。
それは、この3年間で撮影された最もヘビーなチューブで、3月17日にタヒチのチョープーで撮影され、なんとかXXLイベントのエントリーのデッドラインに滑り込んだ。
一年間が設けられていたエントリー期間のファイナル・ウィークに届いたパワーを伴ったこのスウェルは、最終ノミネートの候補者を再編成する可能性を秘めており、こんな事態はビラボンXXLビッグ・ウェイブ・アワードの10年の歴史、始まって以来の事である。
サーフィン界で唯一のイベントであるビラボンXXLビッグ・ウェイブ・アワードは、撮影されたものに基づき、如何なる時でも世界中の至る所で行われた最も素晴らしいビッグ・ウェイブ・ライディングを称える。
通常、ビラボンXXLアワード・ノミネート候補者の最終選考リストは、北太平洋と大西洋が落ちつき、南太平洋が活発な動きを見せない3月後半までには、ほぼ固まっている。しかし、今シーズンは例年にないほどのビッグ・ウェイブの当たり年。シーズンオフへの切り替え時期に、突然そんな波が現れるのは、意外ではなかった。
「これほどの大きいスウェルが、こんな3月の上旬に来るなんて本当に希な出来事だ」とXXLのオフィシャル・サーフ予報士であるサーフラインドットコムのショーン・コリンズが言った。
「多くの熱帯の活動が南太平洋に既にあり、それはエルニーニョに関係があるかもしれません。それらのすべてが、今年の冬に見られた北太平洋のスウェルのように、嵐に過給する役目をするのです」
そのオールスター・チョープー・セッションで一際目立ったのは、タヒチアン・ローカルのマノア・ドローレとライマナ・ヴァン・バスロアーに加え、ハワイアンのシェーン・ドリアン(写真)とイアン・ウォルシュだった。
最新のライド・オブ・ザ・イヤー・エントリは、昨年撮影されたタスマニアのシップスターン・ブラフ、カリフォルニアのマーヴェリックス、ハワイのワイメア・ベイとジョーズなどとともに、イベント・ウェブサイトhttp://www.billabongxxl.com/roty/index.htmlで見ることができる。
また、その日に撮影されたショットはモンスターチューブ賞(この1年で最も激しいバレル・イメージの賞)の最有力候補になるだろう。それらのショットのギャラリーは、http://www.billabongxxl.com/monster_tube/index.htmlで見ることができる。
最終ノミネートは今週、すべてのキー・イベント・ディビジョンで発表され、ビラボンXXL グローバル・ビッグ・ウェイブ・アワードのアワード・セレモニーは、4月23日にアナハイム(カリフォルニア)のグローヴ・シアターで行われる。
フィーチャーされるカテゴリーは、ライド・オブ・ザ・イヤー、XXLビゲストウェイブ、モンスターパドルイン、モンスター・チューブ。そして、サーフライン・ベスト・パフォーマンス、ビラボン・ガールズ・パフォーマンス、ベライゾン・ワイプアウト・アワードである。
詳しくはオフィシャルサイトをご覧ください。
http://billabongxxl.com/