エア・タヒチ・ヌイ VonZipperトライアルに日本から脇田貴之が招待される。(8/4)
(現地2010年8月3日火曜日) タヒチのチョープーで8月16日からスタートが予定されている「エア・タヒチ・ヌイ VonZipperトライアル」。この名誉あるトライアルに日本の脇田貴之が32名のインターナショナル・エリートのひとりとして選ばれた。
「エア・タヒチ・ヌイ VonZipperトライアル」は、ASPメンズ・ワールド・ツアー第5戦であるビラボン・プロ、タヒチの前哨戦。トライアルの優勝者のみが、ビラボン・プロのメイン・イベントにワイルドカードとして出場権が与えられる。セカンド・ポジションは、最も上位に入賞したローカル・タヒチアン・サーファーに与えられる。
すべてのサーファーは、チョープーをはじめ、海外でどのようなパフォーマンスをしているか。そして世界で最も強烈なサーフスポットに対する彼らの熱いスピリッツによって選ばれた。
チョープー・ブレイクの本質と、そのコンペティションの強烈さは、他のコンペティションとは一線を画す。
サーフィン・サークルにおいて、トライアル勝利者は、マイナーヒーローとして誉め称えられるが、危険なほど浅い熱帯リーフでブレイクする巨大なバレルに命を懸けることが要求される。そして、そこからもたらされるリスペクトは、メイン・イベントの最終的なチャンピオンと同等なのである。
そして、メインベントのラウンド1でビラボン・プロのトップ3シードの1人に勝つことができれば、そこに更なる栄光が待っている。その2010年のシードは、現在のワールド・ランキング1位のジョディ・スミス(ダーバン、ZAF)、ワールド・ランキング2位のタジ・バロウ(WA、AUS)、ワールド・ランキング2位のケリー・スレーター(Fl、USA)を含む。
歴史的に、「エア・タヒチ・ヌイ VonZipperトライアル」のチャンピオンは、トップシードたちのワールド・タイトル・キャンペーンに不利な影響を及ぼす。
2007年のイベントで、あまり知られていなかったブラジリアンのブルーノ・サントスとローカル・ワイルドカードのマノア・ドローレがファイナル進出、それぞれ1位、2位でフィニッシュした。その結果、34才の彼は、2010年にダイレクトにメイン・イベントのシードを手に入れた。
ビラボン・プロ・タヒチのコンペティション・ディレクターで、元世界2位のルーク・イーガン(AUS)は、チョープーでのドローレのパフォーマンスは、どんなものも凌ぐと言った。
「長年に渡って見てきたチョープーでのマノアのサーフィンは、トップ45を超えるものがある」とイーガンが言った。「彼は騒ぎを引き起こす、大変な混乱を起こさせる存在。彼はトップ選手をノックアウトする可能性もある。そして、それはワールド・タイトル・レースに影響を及ぼすかもしれない。」
32名のインターナショナル選手とともに、32人のローカル・タヒチアン・サーファーが参加し、トータルでトライアルには64名の選手が出場する。「エア・タヒチ・ヌイ VonZipperトライアル」は8月16日から始まる。
エア・タヒチヌイ VonZipperトライアル
2010年のオフィシャル・インターナショナル招待選手
ハワイ/
ジョン・フローレンス
コナン・ヘイズ
ブルース・アイアンズ
ダニー・フラー
サイオン・ミロスキー
カマレイ・アレキサンダー
リーフ・マッキントッシュ
イアン・ウォルシュ
カラニ・チャップマン
マーカス・ヒックマン
スティーブン・コエヘネ
ギャビン・ジレット
ジェイミ・スターリング
ハンク・ギャスケル
クレイ・マルゾー
USA/
デーン・ワード
オーストラリア/
ウエイド・グッドール
ライアン・カリナン
ローリー・タウナー
ニック・ヴァジチェック
アンソニー・ウォルシュ
コビー・アブバートン
マーク・マシューズ
ダミアン・ウィルズ
ライアン・ヒップウッド
ペルー/アルヴァーロ・マルパティダ
ガブリエル・ヴィラーラン
ブラジル/リカルド・ドゥ・サントス
プエルトリコ/アレハンドロ・モレダ
日本/脇田貴之
フランス/ベン・サンチェス
ニュージーランド/ブレア・スチュワート
サウス・アフリカ/デール・ステイプルズ
エア・タヒチNui VonZipperトライアル歴代チャンピオン
2009年ヘイアリイ・ウィリアムズ(PFY)
2008年ジェイミ・オブライエン(HAW)
2007年マノア・ドローレ(PFY)
2006年ヘイアリイ・ウィリアムズ(PFY)
2005年マノア・ドローレ(PFY)
2004年ヘイマタ・キャロル(PFY)
2003年アラン・リウ(PFY)
2002年ヴェティア・デビッド(PFY)
2001年ブルース・アイアンズ(HAW)