モルディヴで今季5勝目、絶好調のオーエン・ライトがWQSトップを独走。
6月8日からモルディヴのパスタ・ポイントで行われていたASP-WQS 6スタープライム「スリランカ・エアライン・プロ」が終了。パット・グダスカスとのハイスコア・ファイナルを制したオーエン・ライトが見事優勝した。ファイナルで、パーフェクト10をマークしたグダスカスだったが、9ポイントのハイスコアを2本揃えたオーエンを破る事はできなかった。
そして、今回の優勝でオーエン・ライトは、ASP WQSレイティングのトップに立った。今シーズン絶好調のライトは、今シーズン5勝目。だが今回がWQS初優勝で、その他はプロジュニアでの優勝だ。オーエンは今回の勝利で3位から1位にジャンプアップしたが、注目したいのは総合計点で、ベスト7のリザルトの合計で競われるWQSレイティングにおいて、彼は5試合しか戦っておらず、それでいて11,338ポイントを獲得しトップに君臨している。この状況から判断すると、彼の2010年のASPドリーム・ツアー行きの確率はかなり高い。
また、今回2位となったパット・グダスカスも、レイティング27位から7位にジャンプアップ。今シーズンのASP WQS 6-スタープライムイベントの優勝者であるダン・ロス、アダム・メリング、そしてジャドソン・アンドレといった選手は、全員10,000ポイント以上を集め、トップ4のスポットをキープしている。ライト同様、これらの選手全員が2つのベストリザルトを残しており、今後メジャーなASP WQSイベントでクオーターファイナル以上のいくつかの結果を残らせるなら、年末に安全圏内に入っているだろう。
このイベント後の目立った順位の変動は、13位~8位にアップしたトラヴィス・ロジィー、12位~9位となったブレイク・ソーントン、21位~14位となったドリュー・コートニー、35位~15位となったオースティン・ウェアといったところ。トップ10内だったマルコ・ポーロ、ジェイ・トンプソン、ネイト・ヨーマンズは若干順位を下げている。
日本から世界最高峰のワールドツアー入りを目指し、唯一人エントリーしていたマー大野は、ラウンドオブ96のヒート2で、パトリック・グダスカス(USA)、エリック・ゲイゼルマン(USA)といったWQSの強豪選手たちと対戦したが3位で敗退。レイティングも33位へ下げた。
前回のスコットランドに続き、全く自分のサーフィンを見せる事なくファーストラウンドでの敗退となった日本期待のマー大野。世界で活躍する日本のサムライにエールを送ろう。焦る事は無い。まだ前半を折り返したところだ。頑張れマー。頑張れ日本。
そして、WQSは6月20日から24日まで南アフリカのケープタウンで行われる4スターイベントのオニール・コールドウォーター・クラシックに続き、同じ南アフリカで行われるミスタープライスプロ・バリトーが6月29日から7月5日(26日トライアル)で開催予定。こちらには我らがマー大野が出場予定だ。
大野修聖オフィシャルブログ ではモルディヴ後の彼のコメントが掲載されています。
詳しくは大会オフィシャルページをご覧ください。