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更新日 2009-10-06 | 作成日 2009-01-26

2X世界チャンピオンのボンガ・パーキンスが圧勝  

ASP-LQS 2スター「REAL B Voice LONGBOARD PRO TAITO presented by 海童」千葉県いすみ市太東海岸、2009年 6月 6日(土)6月 7日(日)

ASP公認LONGBOARD WORLD QUALIFING SERIES 2009 LQS 2STARイベント「REAL B Voice LONGBOARD PRO TAITO presented by海童」が千葉県いすみ市太東海岸で終了。昨年、2度目のASPロングボード世界タイトルを手中に収めたボンガ・パーキンス(HAW)が、ファイナルでカリフォルニアの新鋭、クリスチャン・ワックを抑え優勝した。1996年に初めてロングボードの世界チャンピオンとなったパーキンスは、昨年2度目の世界タイトルを獲得。世界チャンピオンとしての風格ある素晴しいサーフィンを日本で披露した。

2009年ASPジャパンツアーの初戦となる「REAL B Voice LONGBOARD PRO TAITO presented by海童」は、東日本で最も歴史の古い名門サーフゲレンデ、千葉県いすみ市太東海岸で開催。初日は波も小さく雨風の強いコンディションだったが、ファイナルでは天候も回復し、北東風が若干フェイスを乱したが、絶好のコンディションのなか、詰めかけた多くのギャラリーの前で、素晴しいロングボード・サーフィンが披露された。

そんな中、ハワイやアメリカの選手とともに、クオーターファイナルまで勝ち上がった選手は、森大騎、畑雄二、石川剛、尾頭信弘、ユージン・ティール。ラウンド4を1位通過した畑は、クオーターのマンオンマンでボンガと対戦。善戦虚しく破れたものの、自己ベストの5位入賞を果たした。また、今シーズンJPSAの初戦で優勝した森は、それまでのサーフィンを見せる事無く、クオーターで敗退。石川剛、尾頭信弘もそこで敗退した。セミファイナルではユージン・ティール、ハワイのキーガン・エドワードが破れ、ファイナリストが決定した。

ファイナルは2X世界チャンピオンのボンガ・パーキンス(HAW)と、カリフォルニアの新鋭、クリスチャン・ワックの対戦。ラウンド3で真木蔵人とのクロスヒートを勝ち上がったボンガは、そこからは全く危なげないサーフィンで勝ち進んだ。一方、クリスチャン・ワックは、トップシードのボンガと違い、ラウンド1から出場。6ラウンドを勝ち上がってファイナルにたどり着いた。10フィートのシングルフィンを操るクリスチャンは、ノーズの名手。オーストラリアのヌーサで開催される「Noosa Festival」のノーズライディングクラスで3年連続優勝中の選手だ。

この両者はスタイルは全く違った選手で、テイクオフと同時にハングファイブ、テンと、美しいフォームでノーズアクションを決めるクリスチャン。逆にボンガはほとんどノーズアクションは見せず、ボトムターンからリップ、インサイドで爆発的なロールインでフィニッシュというスタイル。

最終的には世界チャンピオンの貫禄でボンガが圧勝だったが、ロングボードの美しい乗り方という意味ではクリスチャンに軍配なのだが、今回のようなコンディションでの試合に勝つためには、技のバリエーションが豊富で、見せ場がいくつもあるボンガのサーフィンが圧倒的な強さを見せていた。

今夏にはロングボードの世界最高峰ASP WLTの日本上陸が決定。2009年 7月28日(火)から 8月 2日(日)まで愛知県田原市での開催される「WLT 田原プロ」で一気にロングボードシーンが盛り上がる事だろう。また、今回はウィメンズASP WLTイベントへの日本代表を選出する選考会イベントも同時開催され、古市陽子(神奈川)が2年連続でWWLTイベントへの出場権を得た。そして、次回のASPイベントは7月19日(日)、20日(月)、神奈川県藤沢市鵠沼海岸(スケートボードパーク前)で開催される 「マリブ・湘南ガールズフェスティバル・プレゼンテッド・バイ・ホノルア」 へとロングボードのイベントが続く。
 
 
詳しくはオフィシャルページをご覧ください。

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