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更新日 2009-10-06 | 作成日 2009-01-26

USオープンでブレット・シンプソンが優勝。日本の橋本小百合が9位。

ASP WQS6スターイベント「ハーレーUSオープン・オブ・サーフィン」

■2009年7月18-26日 ハンティントンビーチ、カリフォルニア

500_bsusopen09winbig.jpgBrett Simpson : photo Brent Hilleman

【現地ハンティントンビーチ、カリフォルニア(2009年7月26日日曜日)】7月18日から南カリフォルニアのハンティントンビーチで開催されていたASP-WQS6スターイベント「ハーレーUSオープン・オブ・サーフィン」が終了。このハンティントン・ビーチをホームとするブレット・シンプソンが、ファイナルで元ASP世界チャンピオンのミック・ファニング(AUS)を破り優勝。10万ドル(日本円で約950万円)というプロサーフィン史上最も高額な優勝賞金を獲得した。

コンテストは、時に10-12フィートの波がハンティントンビーチ・ピアに炸裂。またASPドリーム・ツアーサーファーのエントリー数も過去最多で、史上最高額の優勝賞金だけでなく、歴史に刻まれるほど素晴しいイベントとなった。ビーチを埋め尽くした何十万ものギャラリーの前でのヤング・ローカルの圧倒的な勝利は、ハッピーエンドを提供して、空前絶後のイベント・エンディングとなった。

シンプソンは、ファイナルのスタートから6.83、7.83を立て続けにマーク。さらに鋭いターンと爆発的なエアリアル・マニューバーで9.10をスコア。全く時間を無駄にすることなく、あっという間に対戦相手のファニングを追い詰めた。「潮が上げてきて、波数が減ってくるのが分かっていたんだ」とシンプソンが言った。「クイックなスタートが絶対だった。僕らは二人ともかなり素早いスタートをして、すぐにいくつかの良いスコアを得た。僕はオープニング・ウェイブで少し勢いに乗れたんだ。ヒートが終わったとき、それを信じていることができなかった 。まだ当惑しているよ。自分のホームでファニングを倒す、これ以上はないよね。それに賞金100,000ドルと2,500QSポイント。涙ものだよ」

シンプソンのマニューバーごとに、ビーチを埋め尽くした何十万人ものギャラリーから大声援が沸き上がり、ヤング・カリフォルニアンの勝利は、イベント・サイトに前代未聞の興奮状態を引き起こした。「少し疲れていると感じるたびに、ギャラリーのエネルギーが僕を持ち上げてくれたんだ。サポーターのみなさん、家族、友人の全てがここに揃っているなんて信じられないよ。今日は僕の人生で最高の日だよ」

10万ドルの優勝賞金に加えて、シンプソンは、2010年のASPドリーム・ツアーに向けた2,500のASP WQSポイントを稼ぎ、クオリファイへの絶好のポジションを手に入れた。「何といえば良いかわからないけど、まだピンとこないね。最高だよ。今回は自己ベスト。僕にとってクオリファイが凄く重要で、今回の自信が大きな後押しになると思う。ワールドツアーで戦うことが僕のゴールで、今シーズンを良い成績でフィニッシュすることにフォーカスしている。今年の後半戦が楽しみだよ。」とコメントした。

一方、今回惜しくも2位となったのはファニング。「7年間ここに来なかった。このようなイベントで戻ってくれて素晴しいよ。セットアップ、ギャラリー、波、すべてが夢のようだったね」とコメント。また現在ASP世界3位のエイドリアーノ・デ・スザ(BRA)は、クォーターファイナルで9度のASPワールド・チャンピオンであるケリー・スレーター(USA)を破る番狂わせを引き起こしたが、セミファイナルでファニングを止められなかった。

今回のイベントでは、男女の6スターイベントとプロジュニアの合計4試合が開催され、ウイメンズの6スターでは、ローカル・サーファーの16歳のコートニー・コンローグがファイナルで昨年の優勝者である15歳のメイリア・マニュエル(HAW)を下し優勝。そのメイリア・マニュエル(HAW)はプロジュニアを制した。また、メンズのプロジュニアでは、ASPジュニアチャンピオンのカイ・バーガー(HAW)が優勝した。

そして今回、日本からはマー大野、田嶋鉄兵、辻裕次郎らが出場。前回のブラジルで9位入賞を果たしたマー大野は辻裕次郎と同じヒートでラウンドオブ144から出場。ラウンドアップ目前で最後に逆転され、辻裕次郎とともに、そのラウンドで消えた。一方、田嶋はラウンドオブ144を2位でアップ。ラウンドオブ96を戦ったが4位で敗退し73位でフィニッシュ。今回の結果でマー大野はWQSランキング27位と若干だが順位を下げている。後半戦の巻き返しに期待したい。

また、ウイメンズでは、橋本小百合、谷口絵里菜、萩原水紀が出場。ラウンドオブ48から出場の橋本は2位でラウンドアップ。そして、ラウンドオブ24でページ・ハーブ(NZL)、ブルーナ・シュミッツ(BRA)レイラ・ハースト(HAW)と対戦した橋本は、強豪を抑えて1位でラウンドアップ。ついに6スターイベントでベスト12に残った。3人ヒートのラウンドオブ12の対戦相手はチャンプのギルモアとココ・ホー。これ以上ない最高のシチュエーションだったが、惜しくも敗退。それでも6スターイベント9位入賞で1800Ptsをゲットし、WQSランキング20位となった。ガンバレー小百合。頑張れ日本。頑張れマー大野


ASP WQS 6-スター・ファイナル:

1位:ブレット・シンプソン(USA)16.93
2位:ミック・ファニング(AUS)12.50
セミファイナル:
SF 1:ブレット・シンプソン(USA)13.00  C.J.ホブグッド(USA)8.90
SF 2:ミック・ファニング(AUS)15.07  エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)10.47
クォーターファイナル:
QF 1:ブレット・シンプソン(USA)13.50 ナザニエル・カラン(USA)10.27
QF 2:C.J.ホブグッド(USA)16.76パトリック・グダスカス(USA)13.77
QF 3:エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)13.10 ケリー・スレーター(USA)10.00
QF 4:ミック・ファニング(AUS)15.27 ミシェル・ボウレズ(USA)12.40



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