2戦連続でファイナルに残ったネコ・パダラッツが優勝、マー大野は9位入賞。ランキングも25位。
ASP WQS6スターイベント
「コカ・コーラ・サクアレマ・プロ・プレゼンテッドバイ・リップ・カール」
■2009年7月14 - 19日 イタウナ、サクアレマ・ブラジル
Neco Padaratz : photo ASP South America
【現地2009年7月18日:サクアレマ(リオデジャネイロ)】7月14日からブラジルのサクアレマで開催されていた「コカ・コーラ・サクアレマ・プロ」が終了。ネコ・パダラッツ(BRA)が、ブラジリアン・ファイナルでヒズノメ・ベテーロ(BRA)を破り、 WQS2戦連続でファイナリストとなり優勝した。イベントを通して、ハイクオリティな波を提供したサクアレマ・プロ。ファイナルデイもメイン・サイトであるイタウナ・ビーチのクリーンな2~3フィートのコンディションで行われた。
「サクアレマは素晴らしい! ブラジルには良い波がないと言う人がいるけど、彼らはサクアレマを知らないから、そんなことを言うんだ」とネコ・パダラッツが言った。「最高に幸せで、興奮しているよ。最近、怪我で困難に直面していたけど、いつか自分の時が来ると信じていた。本当に幸せだけど、自分の夢を達成するにはまだまだだよ」。ファイナル前半から、ホワイトウォーターを巧みに利用したマニューバーでリードを奪ったパダラッツに対して、対戦者ベテーロは、忍耐強く良い波を待ち続け、最初に良い波を掴んだのは35分のファイナルの20分が過ぎた頃だった。
「残念なことに、波はファイナルで消えた。リードを広げることが出来た良い波でミスをしたんだ。でもその後、波が全然来なくなって、ベテーロは何もすることが出来なかったんだ。僕は戦い続けるよ。ゆっくりだけど、自分のベストシェイプに戻ってきているんだ。ヒズノメにお祝いを言いたいね。彼は最高のサーファーさ。そして、この忘れられないファイナルと最高の瞬間を提供してくれたサクアレマに感謝したい」とコメントした。
そして今回、日本からはマー大野が出場。ここのところファーストラウンドでの敗退が続いていたマー大野。今回もラウンドオブ96から登場した彼は、トップでラウンドアップ。続くラウンドオブ48でも強豪を抑えトップでラウンドオブ24へ勝ち進んだ。ラウンドオブ24は3人ヒート。マー大野はオーストラリアのショーン・ゴスマンとブラジルのディエゴ・ローサと対戦。終盤までリードを奪われていたが最後にハイスコアをマークし2位でそのラウンドを切り抜けた。そして、マンオンマンのラウンドオブ16。対戦相手はオーストラリアのブレント・ドーリントン(AUS)。序盤にグッドスコアをマークしたマー大野。しかし、バックアップを見つけられず、7ポイント後半を2本まとめたドーリントンに敗退した。
それでも、今回は久しぶりの上位入賞。9位となり 1375ポイントを獲得。WQSランキングも32位から25位にアップした。彼は今後、カリフォルニアで2009年7月20日よりスタート予定の「ハーレーUSオープン」に出場予定。後半戦の巻き返しに期待し、世界を目指すマー大野にエールを送り続けよう。頑張れ日本。
コカ・コーラ・サクアレマ・プロ:
ファイナル:
優勝:ネコ・パダラッツ(BRA)10.84
2位:ヒズノメ・ベテーロ(BRA)9.40
セミファイナル
SF 1:ヒズノメ・ベテーロ(BRA)14.33 ブレント・ドーリントン(AUS)12.43
SF 2:ネコ・パダラッツ(BRA)15.50 ウイリアン・カルドゾ(BRA)13.80
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