タナー・グダスカスが優勝。日本のマー大野、辻、深川、河村が49位。
ミスタープライス・プロ・バリトー
ASP6スターWQSメンズ・イベント
2009年6月27-7月5日
Tanner Gadauskas : photo ASP Africa
【バリトー、クワズル-ナタール(2009年7月5日日曜日)】6月27日から南アフリカのダーバン北部のバリトーで行われていたASP-WQS6スター「ミスタープライスプロ・バリトー」が終了。ファイナルで、オーストラリアのジェームズ「タイパン」ウッドを破ったタナー・グダスカス(カリフォルニア、USA)が見事優勝した。
彼の21回目の誕生日とアメリカの独立記念日を祝った数時間後に、タナー・グダスカス(カリフォルニア、USA)は、彼のプロサーフィン・キャリアで最大の勝利を手に入れ、ASPワールド・クオリファイ・シリーズ第6位にジャンプアップした。
Tanner Gadauskas : photo © Greg Ewing「信じられないよ。これは自己最大の結果だからね」とグダスカスが言った。「今週は毎晩このコンテストに優勝することを夢に見ていたんだ。だから今日それが現実になって、最高に興奮したよ」前半から数多く波を掴んでいたグダスカスは序盤をリード。一方、対戦者のウッドは波を待つ作戦が裏目に出て、彼が初めて波に乗ったのは11分が過ぎた頃だった。前半に6.83をマークしたグダスカスは、風の影響を受けた波のスピードとパワーを上手く利用して、更に6.67をスコアし、ウッドとの差をさらに広げ勝利を決めた。
それでも2位になったジェイムズ・ウッドも、自己ベストを記録。「2位なんて信じられないよ。これまでのコンテストで最高の成績だよ。確かに自分の戦略はベストではなかったけど、今回の結果は自分を凄く助けてくれる。この勢いをキープして、今後のコンテストを続けたい」とコメント。
mar ohno
そして今回、日本からは、田中樹、田中英義、辻裕次郎、大澤伸幸、深川達哉、河村海沙、黒澤賢一がラウンドオブ144から出場。前回のオニールから好調の辻、河村、深川の3名が2位でラウンドアップした。ラウンドオブ96からは、マー大野もトップシードで登場。しかし、惜しくも日本勢は全員ここで3位敗退した。
今回、今シーズンからWQSを回っている河村海沙や深川達哉が大健闘。河村はサーフボードを折りながら善戦した。かなり悔しい思いをしたようだが明日に繋がる素晴しい経験になったはずだ。(深川達也のブログ)(河村海沙のブログ)
今回0.04ポイントの僅差で破れたマー大野。彼は今後、ブラジルのサンタカタリーナで7月7日からスタートする「マレーシア・サーフインターナショナル」に出場予定だ。これは昨年、彼が3位に入賞したコンテストなので期待したい。また彼の名前は、そのあとブラジルのサクアレマで続けて開催予定の「リップカール・サクアレマプロ」、カリフォルニアの「ハーレーUSオープン」のシードリストにある。今回の試合後のマーのランキングは35位。後半戦の巻き返しに期待し、世界を目指すマー大野にエールを送り続けよう。
また今回は、ハードなコンディションでコンテストが延期されたため、同時開催されていたウイメンズの5スターイベントは期間中に終了することが出来ず、勝ち残っていた24名のサーファーによって賞金を山分け。全員が19位という結果に終わった。日本から参加した橋本小百合はハードコンディションに苦戦してファーストラウンドで敗退した。頑張れ日本。
ミスタープライスプロ・バリトー
結果
1. タナー・グダスカス(USA)13.50
2. ジェームズ・タイパン・ウッド(AUS)8.73
3.マット・ウィルキンソン(AUS)12.17ウェード・グッドール(AUS)