WQS「MURASAKI PRO KITAIZUMI」優勝は田嶋鉄兵、カデット新井洋人

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更新日 2009-10-06 | 作成日 2009-01-26

田嶋鉄兵が今季初優勝。プロジュニアはクルーズ。
カデットは新井洋人、大村奈央は2連勝。

ASP-WQS2スターイベント&プロジュニア
「MALIBU presents MURASAKI PRO KITAIZUMI」

■2009年8月20-23日 福島県南相馬市北泉海岸

20090823_murasaki01.jpg優勝したテッペイ

福島県南相馬市北泉海岸で20日から開催されていた、2009年ASP ジャパンWQSシリーズ2スターイベント「MALIBU presents MURASAKI PRO KITAIZUMI」が終了。ハワイを活動の拠点として、ASP/WQSに参戦する田嶋鉄兵が、昨年のファイナリストで好調だった中村昭太をファイナルで抑えて見事優勝した。

ムネからカタ、セット アタマというコンディションで行われたファイナルデイ。WQSのファイナルは、セミファイナルで田中樹を下して、ファイナル進出を決めた中村昭太と、 渡辺広樹を下した田嶋鉄兵の戦いとなった。

ヒート前半に4.75、4.10をライトの波でポイントを重ねるテッペイ。それに対しじっくり波を待っていたショータは、右奥のセットを掴み7.50のハイポイントで逆転に成功。透かさずテッペイも次の波に乗り、6.75をマークして、またまた逆転。更にテッペイは、ショータが優先権を持っていたにもかかわらず、レフトの綺麗なセットを掴みビッグなリエントリーを2発決め、8.50をマーク。これでリードは更に広がった。

慌てたショータは、良くない波に手を出し優先権を渡してしまう。そこからはテッペイのペース。左側のテッペイから離れたポイントで波に乗るショータはポイントがのびない。残り時間5分で再び優先権をとったショータは、テッペイのいる右側のポイントに移動。良い波を待つが波は来ず、昨年のジャパン・チャンピオンであるテッペイが国内初のWQSイベントで優勝を決めた。

「ライトを狙っていたので、レフトでスコアが出るとは思わなかった。ショータはガンガン来る選手なので、ノブとのヒート同様、攻めていかないとやられると思ったので勝てて良かった。次回の千葉での大会は地元の海なので絶対に勝ちたいですね」とヒーローインタビューでテッペイがコメントした。

また、プロジュニアでは、レフトの波で見事なバックハンド・リエントリーを決め、エアリバースなど技のバリエーションの豊富さを披露し、2位以下をコンビネーションに追い込んだ19歳のオーストラリアのミッチー・クルーズが圧勝した。「日本で3度目のコンテストで優勝できて嬉しいです。これまでの2戦は波が小さかったのに、日本のキッズたちは凄いサーフィンをしていて驚いた。今回は波があって勝てて良かった」とコメント。

白熱したカデットクラスでは、プロジュニアでもファイナルに残った仲村拓久未と新井洋人がデッドヒートを繰り広げた。タクミは前半に右奥のポイントでスコアを叩き出しファイナルを完全にコントロールしているかのように見えた。しかし、ヒロトが後半追い上げ、「浜のファニング」と呼ばれる鋭いリエントリーで9.25を2本もスコア。最後は2位以下をコンビネーションに追い込んで圧勝した。

次回のASPジャパンのコンテストは、9月24日(木) から27日(日) 千葉県 一宮町釣ヶ崎海岸においてWQS4スターイベント「Billabong TSURIGASAKI Pro supported by JPSA 」が開催される。


詳細はASPジャパンサイトで。

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