ケリー・スレーターが10度目の世界タイトルを獲得

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ASPワールドツアー第9戦/リップ・カール・プロ・サーチ・プエルトリコ

2010年10月30日-11月10日 プエルトリコ

ケリー・スレーターは、プエルトリコで史上初となる10度目のASPワールド・タイトルを獲得(11/7)

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【ポルタ・デル・ソール/プエルトリコ(2010年11月6日土曜日)】ケリー・スレーター(USA)は、リップ・カール・プロ・サーチ・プエルトリコで前人未到の10度目のASPワールド・タイトルを勝ちとった。エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)とのクオーターファイナルを勝ち上がる事で,タイトルレースのライバルだったジョディ・スミス(ZAF)が太刀打ち出来ないスコアを集めたスレーターは,2010年のASPワールド・タイトルを獲得。20年の努力を完結させた。

「よく分からないけど、そういうことになったようだね」とスレーターが言った。「もしヒートを見ていたら分かると思うけど,エイドリアーノ(デ・スザ)が波を逃して、それを僕に渡した。そして、それは良い波だった。ヒートが始まって,ほんの数分のことだったよ。

まずアンディの遺族に対し、心から哀悼の意を表したい。自分にとって極端な一週間だった。

それがアンディ(アイアンズ)のためでないなら、絶対ここにいないだろう。他に何を言うべきか本当にわからない。今、少し圧倒されているよ。これをアンディと、僕のファミリーに捧げたい」

不幸にも先週の火曜日にプエルトリコから家へ移動中に他界した、3度のASPワールド・チャンピオンで現在のASPワールド・ツアー・コンペティターであるアンディ・アイアンズ(HAW)。アイコニック・ハワイアンの突然の死は、インターナショナル・サーフィン・コミュニティに計り知れないショックを与えた。

「今年,チョープーで3位になって、ジョディは17位。その時に本当は優勝して、リードを取りたかった。しかし、アンディ(アイアンズ)が優勝して本当に特別なものになった」とスレーターが言った。

「今年彼とトラッスルズで最後のヒートをサーフしたんだ。そして、そこで優勝できた。レベルが毎年、急上昇している。デーン(レイノルズ)とジョディ(スミス)があらゆるイベントで、凄いパフォーマンスを見せる。みんなが彼等に追い付こうとしているが、彼等の成功率と一貫性はかなり高い。

トラッスルズの後にトップを走り、フランス戦に入っても自信に満ちた感じはなかったね。フランスは、最初はどれだけ良い波を捕まえるかというコンテストだった。でも波が凄くビッグになって,これは自分が得意で大好きな,僕の領域だなって思ったんだ。ここから全てが自分に集まり始めた。ジョディ(スミス)を倒したポルトガルのファイナルで、何か特別な事が起こっていると感じていたんだ」


2010年のASPワールド・ツアー結果:
クイックシルバー・プロ・ゴールドコースト:第9位タイ
リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ:優勝
ビラボン・サンタカタリーナ・プロ:第2位
ビラボン・プロ・ジェフリーズ・ベイ:第17位タイ
ビラボン・プロ・タヒチ:第3位タイ
トラッスルズのハーレー・プロ:優勝
クイックシルバー・プロ・フランス:第2位
リップ・カール・プロ・ポルトガル:優勝
リップ・カール・プロ・サーチ・プエルトリコ:優勝
ビラボン・パイプライン・マスターズ:TBD

「いくつかのコンテストが終わって、今年10回目を獲得するかどうかを友人に尋ねられたとき、10回目の(ASPワールド・タイトル)を取りに行くことを決めたんだ」とスレーターが言った。「彼に『ああ、いいよ。』と言った。それはまさにブラジルの前だった。その時、僕には、それが可能だと思えていた。タジがシーズンのスタートは良い成績を残していたけど、僕にはジョディが早くから来るように思えた。

ミック(ファニング)は多くの9位を持った。でも9位でタイトルを獲得する事は出来ないのを彼は知っていた。ジョディが持っている17位以外の最悪結果はクォーターだった。だから付け入る余地も無いってことだった。最後の5つのイベントで物事がやっと都合の良い方に動きはじめたという感じだった。それがどのようにしてなったかは分からないけど」

若い頃の大事な時期をプエルトリコで長く過ごしていたスレーターには、素晴らしい偉業達成の喜びを分かち合おうとビーチで応援する数万のサポーター同様に、間近に家族と友人という大きなサポート・クルーがいた。

「僕の家族と友人とともに、このプエルトリコで優勝出来た事は本当に素晴らしい」とスレーターが言った。「昔からよくここに来たものさ。でも'88年から、島のこの部分ではサーフィンをしていなかった。ここは自分にとって第二のふるさとなんだ。僕の大好きなハワイのようだった。冬になると、ここに来たものさ。ここには多くの親友がいる。これは,これまで開催されたイベントの中で僕の家に最も近いもので、ホームでやっているような気分だったよ」




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詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。

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