ティム・ボールが、ASP 5スターで優勝。大野は25位(11/10)

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ASP5スター「イスラス・カナリアス・オーシャン&アース・プロ」

2010年11月3日 - 9日 エル・コンフィタル、グラン・カナリア島

ティム・ボールが、ASP 5スターで優勝。大野は25位(11/10)

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【グラン・カナリア島、カナリア諸島(2010年11月9日火曜日)】11月3日からスペイン領のカナリア諸島、グランカナリア島で開催されていたASP 5スターイベント「イスラス・カナリアス・オーシャン&アース・プロ」が終了。ティム・ボール(FRA)が、ライト・ポイント・ブレイクのエル・コンフィタルの3-4フィートのコンディションで行われたファイナルにおいて、ルーキー・グーフィー・フッターのジェシー・メンデス(BRA)を下し,優勝した。

2009年のASPワールドツアー・サーファーのティム・ボールは、序盤からチャージし、最終的に14.23のヒート・トータルで勝利を掴んだ。「実際のところ、本当にナーバスだったよ。見ていて分かったかは知らないけど、ちょっと変な感じでサーフィンをしていた。緊張していたんだ。今日のような波では,もっと良い得点を手に入れることができたはずさ。ジェシーは本当に良いサーフィンをしていて、6.50で逆転出来たんだ。波が来なくなって運がよかったよ。優先権もあったし。時にはそんなこともあるよね」

フランスのパンタンで3位、スペインのサラウスで2位になっていたボールは、ハワイでのイベントに出場出来ないほどの怪我を負っていたにもかかわらず優勝する事ができた。「シーズン最後に優勝出来て良かった。怪我を早く治したいね。2008年のサラウスで行われたイベントで優勝した時も怪我をしていたんだ。怪我をしていると,別の事に気が行くから,それが上手く行ったのかもしれないね」

惜しくも2位となったジェシー・メンデスは、9年の歴史ある「イスラス・カナリアス・オーシャンとアース・プロ」でファイナルに残った初のグーフィー・フッターとなった。「優勝する事は難しいね。もっと学ばなければならないよ。敗北から学ぶ事は多い。僕はいま学んでいるんだ。ティムにおめでとうを言いたいよ。彼はコンテストを通してリップしていた。彼は更に良い結果を出すと思うよ。ファイナル直前、セットがかなり来ていたんだけど,ヒート中は全く良い波が来なかった。結果には満足しているよ。また来年が楽しみだよ」

前回のプライムイベントで日本人として初めて9位となった大野修聖が、今回のイベントにも参戦。大会2日目に大野修聖はRound of 96のヒート21に登場。ゼッケン赤の大野は,ビハインドピークからテイクオフ。バックハンドの深いボトムターンからオフザトップで4.10をスコアしてヒートをリード。更に中盤、リエントリー3発で5.00をスコアし、ヒートスコア9.10でダントツの1位通過を決めた。

大会3日目に行われたRound of 48。大野修聖はファーストライドでトリミングしながらスピードをつけ,バックハンドのオフザトップからボトムターン、ビッグスラッシュを2発。さらにミドルセクションから2本波を掴みポイントを重ね、前半を1位で折り返す。

前半にポイントを手に入れた大野は,じっくりと波を待つ。ようやく入ったセットの波を奥からテイクオフするが、ポジショニングが奥過ぎたためプルアウトする大野。その波の手前から乗ったソールズベリーが7.10をスコア。大野は2位へ。

バックハンドでスムースかつパワフルなサーフィンを見せた大野修聖だったが、最終ヒートトータルは5.33と4.30で9.63となり3位敗退となった。残り時間5分でニック・ライリーと競り合った、あの波を取れていたら絶対に逆転出来ていた大野。勝てるヒートだっただけに非常に悔しい敗退。5スターを25位でフィニッシュ。ワールドランキング94位となった。次回の大野修聖のステージはハワイ。サンセットビーチで開催されるトリプルクラウン第2戦でもあるプライムイベント「オニール・ワールドカップ」だ。現段階では補欠9番と言う形で正式出場とはなっていないが,彼が出場出来ることを願い,今シーズンの最終ステージでの活躍を期待しよう。

イスラス・カナリアス・オーシャン&アース・プロ・ファイナル結果
優勝:ティム・ボール(FRA)13.90
2位:ジェシー・メンデス(BRA)12.66
セミファイナル
ヒート1:ジェシー・メンデス(BRA)14.70 ジョナサン・ゴンザレス(CNY)14.67
ヒート2:ティム・ボール(FRA)14.23 ニック・ライリー(AUS)12.66
クォーターファイナル
ヒート1:ジェシー・メンデス(BRA)16.57 グレン・ホール(IRL)14.17
ヒート2:ジョナサン・ゴンザレス(CNY)15.20 ショーン・ジュベール(ZAF)10.23
ヒート3:ティム・ボール(FRA)11.60 ヒース・ジョスク(AUS)10.07
ヒート4:ニック・ライリー(AUS)11.50 チャーリー・ブラウン(BRA)8.97






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