2010年11月12日 - 23日 ハレイワ、オアフ島、ハワイ
トム・カレン、オッキー、サニー、トム・キャロルが魅せた。
トリプルクラウンがハレイワでスタート。(11/16)
Tom Curren : photo ASP/Kirstin
【ホノルル、オアフ/ハワイ(2010年11月15日月曜日)】ハワイ、オアフ島ノースショアで行われる賞金総額900,000ドルの第28回「バンズ・トリプルクラウン・オブ・サーフィン presented by ロックスター・エナジー・ドリンク」の第1戦である男子ASPプライムイベント「リーフ・ハワイアン・プロ」がスタート。本日はウェイブ・フェイス・ハイツ12-16フィート(6-10フィート)のコンディションで、ラウンドオブ136からラウンドオブ128のヒート13までが行われ,午後にはオッキー、サニー、トム・カレン、キャロルによる夢のスペシャル・エキシビション『クラッシュ・オブ・ザ・レジェンド』が開催された。
トリプルクラウンは、男女とも3つの世界的に有名なハワイのサーフスポットで行なわれるコンテストでの総合獲得得点で競われる。またASPのワールドタイトルに次いで、世界で最も名声のあるサーフィンタイトルである。
最高のコンディションの中,今日の注目は,46歳のトム・カレン(USA)、48歳のトム・キャロル(オーストラリア)、40歳のサニー・ガルシア(ハワイ)、44歳のマーク・オクルーポ(オーストラリア)という4名の世界チャンピオン・サーファーによるスペシャル・エキシビション『クラッシュ・オブ・ザ・レジェンド』。このようなコンディションになると,若いサーファーには全く負けていない4人のパフォーマンスが輝いていた。このヒートは大会期間中にあと2回行われ、最終的にチャンピオンが決まる。
Mark Occhilupo : photo ASP/Kirstin
カレン、キャロル、オクルーポ、ガルシアの4名のキャリアを合計すると、通産87年、獲得賞金総額は330万ドル、優勝は130回、合計1,163のイベントでサーフィンした。そんな彼等のライバル意識は、いまだ消えてはいない。このヒートが、お遊びのヒートだと考える人がいたならば,それは明らかに間違いなのだ。
最高のステージが用意され、パワフルなターンを見せるレジェンドたちのパフォーマンスにギャラリーは熱くなった。このヒートのベストスコア17.06をマークしたトム・カレンが1位。ガルシアがカレンに対してインタフェアする一幕もあったが,オクルーポは16.53で2位、ガルシアは13.69で3位、そして、キャロルは13.4で4位となった。
「フレンドリーなヒートだと考えていたけど、そうじゃないんだな」とガルシアが言った。「ワールド・タイトルを獲得した時からトムと戦っていなかった。遺恨試合では全くない。カレンを負かすことができたのは僕の人生で一度だけさ。次のヒートまでに彼を倒す方法を考えておくよ」
今日行われたリーフ・ハワイアン・プロのオープニング18ヒートは、ローカル・ナレッジを思う存分発揮したハワイアンたちが大活躍。ベスト10の9本のスコアは、ビッグアイランドのトーリー・マイスター、ジョン・ジョン・フローレンス(ハレイワ)、ショーン・ムーディ(ハレイワ)をはじめとするハワイのサーファーによって記録された。なお予報では,明日もコンテストが開催出来るコンディションになる見込み。コンペティションは明日、現地時間11月16日 午前7時45分のファーストコール。
http://triplecrownofsurfing.com/reefhawaiianpro/live
※詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。