ASPジャパン・グロメットツアー第2戦「Quiksilver King of Grommet IZU」で小林直海、西 優司、橋本 恋が優勝(7/10)

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ASPジャパンツアー「Quiksilver King of the Grommets Izu」

2011年7月9日(土) 7月10日(日) 静岡県下田市吉佐美多々戸海岸

ASPジャパン・グロメットツアー第2戦「Quiksilver King of Grommet IZU」で小林直海、西 優司、橋本 恋が優勝(7/10)


撮影:山本貞彦 ※これ以外の写真はこちらをご覧下さい。

静岡県下田市吉佐美多々戸海岸(2011年7月10日日曜日)2011年ASPジャパンツアーグロメットシリーズ第2戦となる「Quiksilver King of the Grommet IZU」が静岡県下田市吉佐美多々戸海岸で終了。ヒザからたまのセット腰という厳しいコンディションではあるものの、会場左側のライトブレイクを使い,昨日よりスピード感のあるファイナルデイに相応しいサーフィンが繰り広げられた。最終日はカデットのクオーターからスタートし,グロム,ガールズ、各クラスのチャンピオンが決定した。

アンダー12グロムは西優司が優勝

アンダー12グロムのファイナルは,セミファイナルで野呂海利を破ってファイナルに勝ち上がった徳島出身の西3兄弟の三男、西優司と、都筑百斗を下し勝ち上がった茅ヶ崎の森兄弟の弟、森友二の戦い。公式戦としては初のグロムでのマンオンマン。スタートから小刻みにスコアを重ねる二人。ヒート前半に西優司が、セットの波を掴み,ファースト・アプローチでクリティカル・セクションに当て込み、オフザトップからカットバックでインサイドに繋ぎ6.17をスコア。森を大きく引き離す。

その後,西優司はバックアップも3.73をスコアして,更に差を広げる。後半エンジンがかかってきた森友二は、残り時間5分でリエントリー2発を決める素晴しいライディングを決め,5.50をスコア。その差を縮めたが西優司は終了間際に駄目押しの6.83をスコア。惜しくもそこでタイムアウト。西優司が見事優勝した。

13歳の橋本恋が大村奈央を破る

アンダー20のロキシーガールズでは、日本のトッププロとして海外でも活躍する大村奈央と、成長著しい13歳の橋本恋(はしもとれん)の戦い。ヒート開始10分、橋本恋がセットの波をゲット。オフザトップからカットバックでインサイドに繋ぎ4.5をスコア。バックアップの2.40でヒートスコア6.90で大村を大きくリードして前半を折り返す。そのままシチュエーションは変わらず後半に入り,大村も追い上げるが,逆転出来るだけのスコアリング・ウェイブを見つけることが出来ず,タイムアップ。13歳の橋本恋が大村奈央を破る大金星を挙げ見事優勝した。

カデットクラスは小林直海が優勝

カデットクラスは大本命の仲村拓久未と小林直海の二人のファイナル。注目のファイナルは,ヒート開始直後に大きく動き、小林直海がボトムターンからビッグでシャープなリエントリーで7.00をスコア。仲村拓久未も4.33で応戦する。しかし,そこから極端に波数が減り,ウエイティングが続く。どちら選手も波に乗らず残り時間10分。残り時間5分になり一つの波をライトとレフトで分け合って乗る二人。しかし,両者ともリエントリーのタッチダウンでスタックしてしまう。

仲村拓久未が逆転に必要なスコアは5.45。クオーターで6.67をスコアした仲村拓久未にとって全く不可能な数字ではなかった。残り時間3分で波を掴んだ仲村拓久未。大きなスプレーを上げるリエントリーで3.50 をマークするも,そこでタイムアップ。6月に静波で行われたNSAジュニア・オープンのボーイズで2位となり調子を上げていた小林直海が見事ASPで勝利を手に入れた。

ASPジャパンでは、7月16日から18日 神奈川県藤沢市にて「MURASAKI Pro Junior」を開催する予定。そこでもキッズ達の熱い戦いが繰り広げられるだろう。

「Quiksilver King of Grommet IZU」
Girls : 1位 橋本 恋、2位 大村奈央、3位 須田那月、北澤麗奈
Grom : 1位 西 優司、2位 森 友二、3位 都筑百斗、野呂海利
Cadet : 1位 小林直海、2位 仲村拓久未、3位 堀越力、小林稜生

このイベントは,アンダー20のASPジュニア予備リーグであるアンダー16のCadet(カデット)と、その育成を含めて昨シーズンからスタートしたアンダー12のGrommet(グロメット)によるキッズ達のコンテスト。また今年の4戦を予定しているアンダー20のジュニア・ガールズのワールド・ジュニア・チャンピオンシップ予選の初戦も行われる。グロメットクラスは今回が今シーズンの開幕戦。カデットクラスは、5月に奄美大島で第1戦が行われ,仲村拓久未(三重)が優勝、堀越力(神奈川)が2位となり、西慶司郎(大阪)、関口真央(宮崎)が現在3位のポジションに付けている。

このカデットシリーズは、8月31日までにランキング1位の選手を選抜し、その選手が代表となり9月にフランスで開催される「Quiksilver King of the Grommet」(KOTG)の本戦に招待される。このKOTGで優勝する事は事実上16歳以下の世界最高峰となる事は世界的に認められ、過去にこの大会で優秀な成績を収めてきた選手は、次のステージとなるJunior U-20のクラスで確実にその実力を発揮している。

このカデットを目指して、ワールドスタンダードな試合運びを学ぶリーグGrommet(グロメット)U-12は今大会が第1戦となる。グロメットはヒートをコーチ(保護者)とパドルアウトする事が可能で、海の中で戦略などのアドバイスを受ける事ができる仕組みだ。グロメットも今後は第2戦湘南、第3戦日向と行われる予定。

そしてWJCを目指し熱い戦いを迎えるジュニア・ガールズのクォリファイシリーズの第1戦「Roxy Junior Girls」も開幕する。ガールズは、この試合と第2戦が湘南、第3戦が一宮にて行われ、現在調整中の第4戦のベスト3イベントで1位、2位となった選手が10月にインドネシア・バリ島で行われる「OAKLEY Pro Junior」に選抜されるため、この夏、最も熱い戦いとなる事は間違いないだろう。


また、このイベントは、インターネットによるライブ放送されます。直接会場にお越し出来ない方はインタ-ネットライブ中継をお楽しみ下さい。(天候、波の状況によって白浜海岸にモバイル移動する可能性もあります)

イベント公式ページは、http://www.aspjapantour.com/live/2011/kotg/ からどうぞ!

「Quiksilver King of the Grommet IZU」は、下記スポンサー各位に感謝すると共に提供されます。

・Quiksilver (クイックシルバージャパン株式会社)
・ASAHI SOF DRINKS(アサヒカルピス飲料株式会社)
・波伝説(サーフレジェンド)

後援
・静岡県
・下田市
・吉佐美区
・原区
・白浜観光連盟
・吉佐美旅館組合

協力
・多々戸サーフィン大会実行委員会
・日本サーフィン連盟下田支部
・マリンネット下田
・多々戸ローカルズ

■問合せ先:ASPジャパン事務局
〒251-0037 神奈川県藤沢市鵠沼海岸2-16-2 1F
電話:0466-30-2888 FAX: 0466-30-2889
Email:office@aspjapantour.com


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詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。

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