ロキシー・プロ・ビアリッツ

surfmedia.giftripad.jpg

サーフメディアは国内外の最新サーフニュースを発信。サーファー・コンペティション・ファッション・インダストリー・メディア事情など多彩な角度からホットなニュースを提供しています。

ASPウイメンズWT第6戦「ロキシー・プロ・ビアリッツ」

2011年7月11日-17日 ラ・グランド・プラージュ、ビアリッツ/フランス

ステファニー・ギルモア(AUS)が、世界タイトルを獲得したばかりのカリッサ・ムーア(HAW)を下し優勝。(7/16)

EventWinner_800.jpg

写真:ロキシー・プロで優勝したステファニー・ギルモア(AUS)(C)ASP/Bonnarme

【ビアリッツ-フランス(2011年7月15日金曜日)】フランスで開催されていたASPウイメンズ・ワールドツアー第6戦「ロキシー・プロ・ビアリッツ」が終了。3フィートのコンディションで行われたファイナルデイで、イベント唯一のクリーン・バレルをメイクしたステファニー・ギルモア(AUS)が、世界タイトルを獲得したばかりのカリッサ・ムーア(HAW)を下し,今季初優勝を決めた。

全くプレッシャーを感じることもなく,イベントを通してサーフィンを楽しんでいる感じだったギルモア。イベントのトップ5スコアのうち3本はギルモアによるものだった。4度のASPチャンピオンは、19回目のイベント優勝をその輝かしいキャリアに加えた。「これまでたくさん破れていたので,今日は信じられなかった 」と、ロキシー・プロ優勝者のギルモアが言った。「私の理想の世界では、だれかが世界チャンピオンになって、私が優勝する。それが私が夢にみたものです。凄く良い気分ですね。今年は優勝をたくさん逃しました。今は凄くハッピーです。」

前回のASPワールドツアー第5戦が終了した時点で世界タイトルレースから外れたギルモア。全くプレッシャーを感じないリラックスしたギルモアは,スタイリッシュなフォアハンド・アタック、フルレールのカットバック、バーティカル・トップ・ターンをフランスで披露した。そして優勝候補筆頭のムーアを破っての優勝は格別なものだったに違いない。

「彼女のターンは物凄くて,自分よりもサーフィンがうまいと思いましたね。でも小さいバレルをメイクして,何もかもが興奮状態になってました。彼女を倒せて最高の気分ですよ。彼女は間違いなくガールズ・サーフィンのハードルを上げたと思う。今年の彼女はみんなにとって強敵だったわ。全てのイベントファイナルに残って,これは記録だと思う。でも,新しく世界チャンピオンになった選手を倒すのは最高に気分がいいわね。」

世界チャンピオンとなったカリッサが2位

ASPウイメンズ世界チャンピオンが決定したあとにファイナルを戦ったカリッサ・ムーア(HAW)。ファイナル前半は,彼女のカスタムメイドのアップサイド・ダウン・ターン&360リバースで8.00ポイントを手に入れてバトルをリード。気が狂いそうな世界タイトル最終対決を素晴しい精神力でクリアしてきたムーアだったが,僅か1.77ポイント及ばず,2位となった。

「素晴らしいイベントでした。ファイナルは、ずっと笑っていましたよ。」と、有頂天のムーアが言った。「これまでのヒートの中で一番話をしたヒートだったと思います。ステファニーとの時間を楽しんでいたんです。波は楽しかった。ビアリッツに来れて本当に最高でした。」

6試合全てファイナルに勝ち上がり,ASPウイメンズ最年少世界チャンピオンとなったムーアは、1981年のマーゴ・オバーグ(HAW)以来のハワイアンASPウイメンズ世界チャンピオンとなった。「全てのイベントでファイナルまで勝ち上がって、世界タイトルを獲得出来たことは素晴しいと感じています。」と、ムーアが言った。「これは自分が少女だった時から,ずっと考えてきたことでした。いま世界チャンピオンになれたことは本当に信じられない。小さい子供の時から、このステージでサーフィンすることを夢見てました。そして、こんなことになるなんて思ってもいませんでした」

3位になったのはサリー・フィッツギボンズ(AUS)

サリー・フィッツギボンズ(AUS)のイベントでの3位タイが決定したと同時に,ムーアの世界タイトルが決まった。しかし、ASP世界No.2のサリーは,ファイナルイベントでの優勝を目指している。「素晴しい年でした。アップダウンを楽しみましたよ。でもワールドタイトル・レースに敗れると相当へこみますね。」と、フィッツギボンズが言った。

「親友のカリッサが世界タイトルを獲得して本当に嬉しかったです。最後はステファニーの優勝で最高のエンディングでしたね。まだイベントは残っています。そこで良い結果を残せるようにトライして行きたいですね。それがサーフィンなんです。ワールドタイトルがライン上にある時,勝つのは本当に難しい。今年の自分のパフォーマンスには満足です。来年のツアーがいまから待ち遠しいですよ。」

ルーキーのポーリーン・アドゥ(FRA)が3位

自分のホームで開催されたイベントでセミファイナルまで勝ち上がり、ルーキー・シーズンのベスト・リザルトを手に入れたポーリーン・アドゥ(FRA)。着実の来年度のリクオリファイに向けてランキングを上げてきている。「ファイナルをメイクしたかったですね。でも今回の結果には満足です。自分のホームで良い結果を出せたのでいつもより気分がいいです。ヒートはリラックスして出来ました。カリッサとのヒートは失うものは何もないという気持ちで行きました。最終戦のカリフォルニアを楽しみにしています。」今回のビアリッツで3位となったことによって、アドゥのクオリファイのチャンスは、仲間のルーキー、ローラ・エネバー(USA)ページ・ハレブ(NZL)のカリフォルニアでの最終戦の結果次第となっている。ワールドツアー最終戦となるナイキUSオープンは、8月1日から6日、カリフォルニアのハンティントンビーチで開催される。



ロキシー・プロ・ファイナル
優勝:ステファニー・ギルモア(AUS)17.27
2位:カリッサ・ムーア(HAW)15.50
ロキシー・プロ・セミファイナル
ヒート1:カリッサ・ムーア(HAW)15.27 def.。ポーリーン・アドゥ(FRA)9.67
ヒート2:ステファニー・ギルモア(AUS)15.30 def.。サリー・フィッツギボンズ(AUS)

ロキシー・プロ・クォーターファイナル
ヒート1:ポーリーン・アドゥ(FRA)11.50 def.。シルヴァナ・リマ(BRA)11.23
ヒート2:カリッサ・ムーア(HAW)17.34 def.。コートニー・コンローグ(USA)12.50
ヒート3:サリー・フィッツギボンズ(AUS)14.37 def.。ソフィア・ムラノヴィッチ(PER)9.67
ヒート4:ステファニー・ギルモア(AUS)16.30 def.。ココ・ホー(HAW)15.87
ロキシー・プロ・ラウンド4
ヒート1:ポーリーン・アドゥ(FRA)13.16 def.。リー-アン・カレン(FRA)12.34
ヒート2:カリッサ・ムーア(HAW)15.94 def.。タイラー・ライト(AUS)7.97
ヒート3:ソフィア・ムラノヴィッチ(PER)10.00 def.。ローラ・エネバー(AUS)4.60
ヒート4:ココ・ホー(HAW)12.40 def.。ページ・ハレブ(NZL)11.30






aspjapan_logo_333.gif
詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。

ASPコンテスト最新ニュース

logo.png
【サーフメディアのつぶやきまとめサイト】