2011年8月20~31日 チョープー、タヒチ
ビラボン・プロ・タヒチの2つのワイルドカード・ポジションはサントスとウィリアムスに決定(8/16)
Ricardo Dos Santos (C) Billabong / Robertson
【現地2011年8月14日日曜日)】8月20日よりウェイティング期間がスタートする2011年のASPワールド・ツアー第5戦であるビラボン・プロ・チョープーは、地球上で最も危険な波で行われるイベント。そんなメインイベント・スポットを奪い合う「エア・タヒチ・ヌイVONZIPPERトライアル」が行われ,ブラジリアンのリカルド・ドス・サントスとローカル・タヒチアンのヘイアーリ・ウィリアムス(PYF)がワイルドカードを獲得した。
このエア・タヒチ・ヌイVonZipperトライアルは、32名の選手が出場。招待された8人のインターナショナル・サーファー、8つのスポンサー・ワイルドカードと16人のローカル・タヒチアンで形成される。
「エア・タヒチ・ヌイ VonZipperトライアル」は、ASPメンズ・ワールド・ツアー第5戦であるビラボン・プロ、チョープーの前哨戦。トライアルの優勝者のみが、ビラボン・プロのメイン・イベントにワイルドカードとして出場権が与えられる。そしてセカンド・ポジションは、最も上位に入賞したローカル・タヒチアン・サーファーに与えられる。
トライアルのファイナルで,サントスはチョープーのインサイドでチューブをメイクし,トータル14.33ポイントをスコア。ウィリアムスはトータル11.33をスコアした。サントスは,5月にブラジルのリオで行われたワールドツアーでもワイルドカードで出場。今回は2度目のワイルドカード獲得。ウィリアムスは二度のエア・タヒチ・ヌイVonZipperトライアルの勝利者で、今回は優勝こそ出来なかったがメイン・ラウンドへの出場権を獲得した。
また今回、昨年のタヒチのトライアル優勝者で、昨年他界した3Xワールドチャンピオンのアンディ・アイアンズの弟であるブルース・アイアンズ(HAW)が、久しぶりにコンペティションに姿を現した。ブルースはアンディの使っていたボードに乗って、オープニング・ヒートでは、いくつかのチューブにログインしたが,ラウンド2で惜しくも敗退となった。
「タヒチには,15歳ぐらから来ている。自分にとって特別な場所なんだ。今回はコンテストのためにここに来た。兄貴が僕にこのコンテストに出て欲しいと思うから。いまの自分にとってコンテストは,楽しむことが全て。勝つとか負けるとか別問題。大したことではない。僕はただ楽しもうとしているだけで,それが全てなんだ」とブルースが言った。
この時点の長期予報では、太平洋南西部にあるストームからイベント・ウエイティング期間の前半にスウェルが届き,サイズアップが期待されている。ビラボン・プロ・タヒチのウエイティング期間は、8月20日よりスタートする。
※詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。