2011年7月14日-24日 ジェフリーズ・ベイ、サウス・アフリカ
ビラボン・プロ・ジェフリーズ・ベイのラウンド2が終了。ケリー・スレーターは不出場(7/22)
ミシェル・ボウレズ(PYF), © ASP / CESTARI
【ジェフリーズ・ベイ、サウス・アフリカ(2011年 7月21日木曜日)】スモールコンディションが続くASPワールド・ツアー第4戦「ビラボン・プロ・ジェフリーズ・ベイ」が、ようやくラウンド2を2日間かけて終了した。今回のラウンド1のヒートに姿を現さなかった10タイムASPワールド・チャンピオンのケリー・スレーターは、ラウンド2には間に合うのではと噂されていたが、結局はノーショウ。トラヴィス・ロギー(ZAF)が代替出場となり、ワイルドカードのショーン・ペイン(ZAF)と対戦することとなった。
朝からクリーンな3~4フィート(1メートル)のコンディションでスタートしたコンテストも,午後にはコンディションが悪化。波に恵まれない今回のジェフリーズ・ベイだが、最終的には素晴しいコンディションでのフィニッシュが期待出来るという予報がでている。今回のイベントは,ワールド・ベスト・サーファーのミッドシーズン・ローテーション前のリクオリファイ・キャンペーン、及び2011年のASPワールド・タイトルレースにおける重要な役割を果たすイベントとなっている。
ミシェル・ボウレズ(PYF)がトップスコア。
ミシェル・ボウレズ(PYF)はフォアハンドの猛烈なサーフィンで、イベント・ハイエスト・シングル・ウェイブ・スコア9.30とベスト・ヒート・トータル17.0を手に入れた。前回のリオデジャネイロで負った大怪我からリカバーし、その勢いを続けた。
「自分にとって本当に良いヒートでした」と、ボウレズが言った。「僕のファイヤーワイヤーは、本当に絶好調なんです。ここに来て乗り始めた板なんですけど、乗るたびに調子が上がって来る感じです。自分にとって重要なヒートでした。リオでの怪我から自信を少しづつ取り戻しているんです。このイベントのラウンド5を突破したいんです。」ボウレズは、ラウンド3で、ティアゴ・ピレス(PRT)と対戦する。
ダミアン・ホブグッド(USA)対テイラー・ノックス(USA)
過去にビラボン・プロ・ジェフリーズ・ベイで準優勝しているダミアン・ホブグッド(USA)は、不調だったラウンド1のヒートを払拭するかのように、ラウンド2ではパワーブローカーのテイラー・ノックス(USA)を下した。
「ずいぶん長くここにいるんだ」と、ホブグッドが言った。「僕はASPプライム・イベントのバリートで早くに負けてしまって、早くからここに来て、素晴らしいうねりを手に入れた。レイデーが続いたお陰で,自分はリセット出来たし,スウェルにも集中出来た。スモールコンディションのバックハンドは簡単ではないよ。でも自分のサーフィンの調子が良いから良い気分さ。この数日でコンディションが上向くことを願いたいね。」
ヘイター・アルベス(BRA)がラウンドアップ。
ヘイター・アルベス(BRA)は、エアリアルが十八番のパトリック・グダスカス(USA)をラウンド2で片付け、南米の旗を高々と掲げた。「パット(グダスカス)は、非常に良いサーファーである」と、アルベスが言った。「手に入れた全ての波とセクションを上手く利用しなければ勝てないのは分かっていた。バックハンドではタフな波だけど、今日のコンディションは良かった。」アルベスは、ラウンド3でエイドリアン・バカン(AUS)と対戦する。
アダム・メリング(AUS)は、ブレット・シンプソン(USA)を下す。
昨年のこのイベントで第2位だったアダム・メリング(AUS)は、2011年のASPワールド・タイトル・キャンペーンを続けるため、ブレット・シンプソン(USA)との激戦バトルを生き残った。「ASPワールド・ランキングが採用されて,現在これが僕にとって重要なイベントになった」と、メリングが言った。「自分の場所をキープするために,今回のイベント良い成績が必要で,それが今の目標ですね。今日は自分の目指すサーフィンが出来たので嬉しいです。この調子で残りのラウンドも勝ち上がりたいです。」
ビラボン・プロ・ジェフリーズ・ベイは、http://www.billabongpro.comを通してウェブキャストされる。是非チェックしよう。
またビラボン・プロをモバイルで楽しむためのアプリ「Billabong Pro APP 」が apple storeにて無料でダウンロード可能になった。こちらも要チェック。http://itunes.apple.com/au/app/billabong-live/id436979131?mt=8
ビラボン・プロ・ジェフリーズ・ベイ:ラウンド3
ヒート1:ジェレミー・フローレス(FRA)対ダニエル・ロス(AUS)
ヒート2:ダミアン・ホブグッド(USA)対ジャドソン・アンドレ(BRA)
ヒート3:ビード・ダービッジ(AUS)対ダスティー・ペイン(HAW)
ヒート4:エイドリアン・バカン(AUS)対ヘイター・アルベス(BRA)
ヒート5:ジュリアン・ウィルソン(AUS)対キーレン・ペロー(AUS)
ヒート6:ジョディ・スミス(ZAF)対トラヴィス・ロギー(ZAF)
ヒート7:ミック・ファニング(AUS)対カイ・オットン(AUS)
ヒート8:ジョエル・パーキンソン(AUS)対マット・ウィルキンソン(AUS)
ヒート9:オーウェン・ライト(AUS)対アダム・メリング(AUS)
ヒート10:エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)対アレホ・ムニーツ(BRA)
ヒート11:ミシェル・ボウレズ(PYF)対ティアゴ・ピレス(PRT)
ヒート12:タジ・バロウ(AUS)対ジョシュ・カー(AUS)
現在のASPワールド・タイトル・シリーズのトップ10:
1. エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)20,500
2. ジョエル・パーキンソン(AUS)19,200
3. ケリー・スレーター(USA)16,950
4. タジ・バロウ(AUS)16,500
5. ジョディ・スミス(ZAF)14,750
6. オーウェン・ライト(AUS)12,150
7. ミシェル・ボウレズ(PYF)12,000
8. ミック・ファニング(AUS)11,500
9.ビード・ダービッジ(AUS)11,000
9.ティアゴ・ピレス(PRT)11,000
※詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。