特大のチョープーでラウンド2が完了。パーコ、タジが破れ、更なる巨大なうねりがやってくる(8/27)

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ASPワールド・ツアー第5戦「ビラボン・プロ・タヒチ」

2011年8月20~31日 チョープー、タヒチ

特大のチョープーでラウンド2が完了。パーコ、タジが破れ、更なる巨大なうねりがやってくる(8/27)

jeremyrobbo.jpgJeremy Flores (FRA), © ASP / ROBERTSON

ラウンド2のハイライト動画

【チョープー、タイアラプ/フレンチ・ポリネシア(2011年8月26日金曜日)】8月20日にラウンド1を終了し、そのまま延期を強いられていた2011年のASPワールド・ツアー第5戦である「ビラボン・プロ・タヒチ」がようやく再開。ソリッドな6~8フィート・プラスのコンディションのなかラウンド2とラウンド3の最初の3ヒートまでが終了した。今回のイベントは、13年間のイベント・ヒストリーのなかで最大のコンディションといわれ、ASPトップ34のサーファー達は強烈な波で凄まじいパフォーマンスを見せた。

ジェレミー・フローレス(FRA)がハイスコアをマーク。

そんな中で、2011年のASPワールド・タイトル・ランキングNo.15のジェレミー・フローレス(FRA)は、今朝の厳しいコンディションで行われたオープニング・ヒートで、ローカル・ワイルドカードのヘイアリイ・ウィリアムス(PYF)を破り、ラウンド3ではリプレイスメントのコリー・ロペス(USA)を下し、最も素晴しいパフォーマンスを披露した。

「今朝のヒートは、僕がこれまでに経験したなかで最も危険なヒートの1つだった」と、フローレスが言った。「僕はベスト・ヘビー・ウェイブ・サーファーのの1人であるヘイアリイ(ウィリアムス)と波を待っていた。彼は信じられないワイプアウトをした。あれはパーフェクトでないね。風が強くてマッシーで、恐ろしいコンディションだった。朝のヒートでは水中に居る時間が、かなり長かった。リーフにもヒットした。生き残れて本当に嬉しかったよ。」

午後に行われたラウンド3では、バックハンドの名人芸を披露して、イベントのハイヒート・トータル18.93をマークした。「朝のヒートのあとは、あんなコンディションなら、何もしたくない感じだった。」と、フローレスが言った。「午後のヒートは、パーフェクトな波だったね。まだデカかったけど、朝のようにぐちゃぐちゃではなかった。今日はどちらもタフなヒートだったね。朝のヘイアリイ(ウィリアムス)は、ここではベストサーファーのひとりで、午後のコリー(ロペス)も信じられないサーフィンをしていたよ。このようなコンディションで2度もサーフィン出来て最高だったよ。」

ラオニ・モンテイロ(BRA)がパーフェクト10

ASPワールド・ランキングNo.25のラオニ・モンテイロ(BRA)は今朝、イベント初のパーフェクト10をマークした。「信じられないね」と、モンテイロが微笑んだ。味わったことのない最高の気分だね。コンテストで優勝したみたいだ。あの波を上手く説明することは出来ないね。出来る限りハードにパドルして、チューブに入った時、ウエスト・ボウルがヒットするのが見えたんだ。自分のレールをしっかり掴んで、最高に興奮したね。それがパーフェクト10であると聞いていたときは本当に嬉しかったよ。この波は死ぬまで忘れない。」

カイ・オットン(AUS)もパーフェクト10。ジョシュ・カーもハイスコア。

カイ・オットン(AUS)は、午後に行われたラウンド3のオープニング・ライドで絶好調のエイドリアン・バカン(AUS)に対してイベントの2本目にパーフェクト10をスコアして、ラウンド4へ。またジョシュ・カー(AUS)もツアー・ルーキー・ジュリアン・ウィルソン(AUS)との凄まじいバトルを繰り広げた。ウィルソンは、オープニングライドでディープなバレルをメイクし9.67のハイスコアをマーク。しかしヒート終盤に、それに対抗するカーは更にディープなバレルをメイクし9.70をスコアして大逆転。一足先にラウンド4を決めた。

トップのパーコ、タジが消えた。

また今日は、2011年のASPワールド・タイトル・レースを争うトップ5のうち、3名がラウンド2で敗退するという最大の大番狂わせが起きた。ASPワールドNo.31のブレット・シンプソン(USA)は、2011年のASPワールド・タイトルを狙う、カレントリーダーのジョエル・パーキンソン(AUS)をラウンド2下す番狂わせを引き起こした。

「うねりに関して多くの推測があった。何が来るのかって。頭の中はそれで一杯になっていたよ」と、シンプソンが言った。「でも、僕はホブグッドのような良い人たちの所にステイしていて、彼らはどこで波を待ち、僕がどの波を選ぶかなどを教えてくれてた。僕は、ただ僕自身のヒートをサーフィンして、うねりやレイティングのことを気にしないようにしていたんだ。パーコとのヒートはイージードローではないね。今年勝ち上がれたベストヒートの一つだよ。ストークした。」

今回の敗北で、パーキンソンは2011年のASPワールド・タイトル・ランキング上のフロントランナーとしての彼のポジションを失った。そして、ASPワールド・タイトル・ランキングNo.5のタジ・バロウ(AUS)もリカルド・サントス(BRA)によってラウンド2で破れ、最下位を強いられた。

オフィシャル波予報のサーフラインは土曜日に更に巨大でロングピリオドの南南西のうねりが入ってくるという予報を出している。日曜日に少し弱まり、月曜日には、もう一つの強力な南南西のうねりが入り、火曜日に落ち着いてくると見ている。風も次第に弱まって来る見込みだ。



ビラボン・プロ・タヒチ:ラウンド2結果
ヒート1:ジェレミー・フローレス(FRA)9.67 def.。ヘイアリイ・ウィリアムス(PYF)0.17
ヒート2:リカルド・サントス(BRA)14.50 def.。タジ・バロウ(AUS)8.50
ヒート3:エイドリアン・バカン(AUS)17.10 def.。ゲイブ・クリング(USA)6.60
ヒート4:オーウェン・ライト(AUS)11.50 def.。アダム・メリング(AUS)1.83
ヒート5:ブレット・シンプソン(USA)13.34 def.。ジョエル・パーキンソン(AUS)10.33
ヒート6:ジョシュ・カー(AUS)15.60 def.。ビード・ダービッジ(AUS)6.60
ヒート7:ミシェル・ボウレズ(PYF)17.04 def.。ダニエル・ロス(AUS)10.86
ヒート8:ラオニ・モンテイロ(BRA)15.17 def.。エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)10.67
ヒート9:ティアゴ・ピレス(PRT)8.77 def.。キーレン・ペロー(AUS)4.83
ヒート10:ジャドソン・アンドレ(BRA)7.40 def.。パトリック・グダスカス(USA)6.53
ヒート11:マット・ウィルキンソン(AUS)13.76 def.。アレホ・ムニーツ(BRA)11.10
ヒート12:クリス・デーヴィッドソン(AUS)15.73 def.。ヘイター・アルベス(BRA)8.67

ビラボン・プロ・タヒチ:ラウンド3結果
ヒート1:ジェレミー・フローレス(FRA)18.63 def.。コリー・ロペス(USA)8.96
ヒート2:ジョシュ・カー(AUS)17.70 def.。ジュリアン・ウィルソン(AUS)16.87
ヒート3:カイ・オットン(AUS)13.60 def.。エイドリアン・バカン(AUS)10.33

残っているビラボン・プロ・タヒチ:ラウンド3
ヒート4:ミシェル・ボウレズ(PYF)対ダスティー・ペイン(HAW)
ヒート5:マット・ウィルキンソン(AUS)対ジャドソン・アンドレ(BRA)
ヒート6:ケリー・スレーター(USA)対リカルド・サントス(BRA)
ヒート7:ジョディ・スミス(ZAF)対トラヴィス・ロギー(ZAF)
ヒート8:クリス・デーヴィッドソン(AUS)対ティアゴ・ピレス(PRT)
ヒート9:ダミアン・ホブグッド(USA)対ブレット・シンプソン(USA)
ヒート10:オーウェン・ライト(AUS)対テイラー・ノックス(USA)
ヒート11:C.Jホブグッド(USA)対ラオニ・モンテイロ(BRA)
ヒート12:ミック・ファニング(AUS)対フレデリック・パターチア(HAW)


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詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。

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