ストーミーコンディションが続く大会3日目。トップシードが登場し大波乱の１日となった.

【千葉県、釣ヶ崎海岸（2010年 9月 24日、金曜日）】賞金総額$85,000、2010ASPジャパンツアー、メンズスターシリーズの第2戦4スターイベント「Billabong TSURIGASAKI Pro」は大会3日目。ハードコンディションが続く中、ラウンドオブ96第5から最終第16ヒート、更にトップシードが登場するラウンドオブ64の第1から最終第16ヒートと計28ヒートが開催される長い一日となり、ベスト32が出揃った。

今朝は台風の北上に伴い、前日に比べサイズは上昇傾向。ファーストコールが6：30にかかり、ASP Hawaiiから派遣されたコンテスト・ヘッドジャッジのジェリー・コフマンは、7：00の試合開始にゴーサインを出した。

台風12号からのウネリも次第に強まる中、コンテスト会場は、強い風を伴い、更にハードコンディションとなる。このコンディションで、ヒートを勝ち抜くには、質の高い波を選択するウェイブ・セレクションを選手に要求した。

そんな中で行われたラウンドオブ96の第9ヒートは、逆転の連続のクロースヒート。最後のライディングで3.43ポイントに成功した飛田剛が3位から一気に首位にジャンプアップして、ラウンドアップ。それまで2位の座に付けていた、元エリートツアーサーファーのシア・ロペズ（アメリカ合衆国）がラウンドオブ96で姿を消した。

そして、第12ヒートに出場した注目のジェームズ・タイパン・ウッズ（オーストラリア）がイベント・ハイスコアに並ぶエクセレントな8.33ポイントをスコア。ハードコンディションでのインターナショナルサーファーたちの活躍が目立つ展開となった。

昼近くなり、トップシードが登場するラウンドオブ64を迎えるとコンディションも更にハードになった。第1ヒートでは、日本期待の辻裕次郎（ツジ・ユウジロウ） がヒートトータルスコアを12.17ポイントに伸ばして2位でラウンドアップ。

更にクリス・サリズベリー（オーストラリア）など実力者が順調にラウンドアップする中、イベント・ディフェンディング・チャンピオンのパリッシュ・バーン（オーストラリア）がファーストラウンドで敗退する大番狂わせが起きた。ヒート終了3分前まで2位だったバーンは、3位の大橋海人が起死回生の6.30をスコアし、いきなりトップとなり3位へ引きづり下ろされた。

第5ヒートでは今回ニック・ミタ（ハワイ）と共に的確なイベントＭＣを兼務するジェイソン・シバタ（ハワイ）がエクセレントな8.00ポイントに成功して、今日の最終16ヒートに出場したミタと共に2名のＭＣがラウンドアップした。

更に第8ヒートのASPインターナショナルからのエントリーで、イベント第1シードをつとめるのが、ドルー・コートニー（オーストラリア）が首位第9ヒートでは若手のデイビー・キャセルズ（オーストラリア）が首位等順当に実力者が実力を出し切る中、今日一番のハイライトが第11ヒートで待っていた。

ハワイ出身のジェッシー・マーリージョーンズ（ハワイ）がほぼパーフェクトに近い演技でエクセレントな9.33ポイントに成功した。当然これまでイベントを通して最も高いウェーブハイスコアを更新したこのライディングにパーフェクト10をつけたジャッジがいたほどだった！ マーリージョーンズはヒートトータルスコアも15.33ポイントに伸ばして今日一番高いスコアを独占した。

第12ヒートでは2008 ASPジャパンプロジュニアシリーズグランドチャンピオン、大澤 伸幸（オオサワ・ノブユキ）が初戦敗退と言う大波乱が起こった。

その後は我が日本代表トップシードの田嶋 鉄兵（タジマ・テッペイ） は第13ヒートでヒートトータルスコアを高い12.73ポイントに成功して首位でラウンドアップ。第14ヒートではポール・ウォードがヒートトータルスコアを12.50ポイントに伸ばして首位でラウンドアップ。

今日終盤の第15ヒートでは田中 英義（タナカ・ヒデヨシ）がラウンドオブ96に引き続き高い12.83ポイントにヒートトータルに成功して首位、更に最終第16ヒートでは期待の若手ブレーク・ウィルソン（オーストラリア）も順当に首位でファイナルウィークエンドに駒を進めた。昨日までハイスコアに成功していた、スティーブン・ウォルシュ（オーストラリア）は第1ヒートでヒートトータルも今日も高い12.17ポイントで首位でラウンドアップ。

明朝ファーストコールは7：30でイベントは8：00ラウンドオブ32第1ヒートかた試合再開の可能性を残します。明日ファーストコールを注目願います。イベントはその後明日以降ラウンドオブ16までが4名ヒート、ラウンドオブ16を勝ち抜いたクオーターファイナル以降はマンオンマンの予定でイベントはグランドファイナルまで進行予定です。




※詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。