2010年9月12日-18日 ロウワー・トラッスルズ、カリフォルニア、USA
ハーレープロが再開。ラウンド2までが終了(9/17)
Taylor Knox (USA), : ASP/ROWLAND
【ロウワー・トラッスルズ、カリフォルニア/USA(2010年9月16日木曜日)】3日間連続で延期を強いられていた2010年のASPワールド・ツアー第6戦であるトラッスルズのハーレー・プロが、ようやく再開。クリーンな3~4フィート(1.5メートル)のコンディションだったが、サイズアップを予感させるセットが時折入るものの、あまりにもセット間隔が長いために、残っていてたラウンド2の7ヒート終了後、ラウンド3は明日以降に持ち越された。
そんな中、サウス・アフリカとタヒチの2試合連続で33位となり、現在ASPワールドランキングで23位を強いられているテイラー・ノックス(USA)は、トラッスルズの美しいウォールで、彼の世界に名高いレール・ワークを披露し、素晴らしいサーフィンで勝ち上がった。
「タヒチとJベイでの33位はガッカリだったよ。特に大きなミスもしてなかったけど、全くチャンスがなかった。そんな時は、くよくよしないで前に進むのみ。今回はラッキーだね。自分のホームで、家族や友人の前で上手くやれて、エクストラ・ボーナスだよ」
ロイ・パワーズ(HAW)と対戦したノックスのヒートは、あまりにも波がなく、2度のリスタートを強いられた。「望むヒートでないね」とノックスが言った。「ロイ(パワーズ)とは友人で、今朝も彼と波を見ていて、かなり興奮してたんだ。ヒートに負けるの良い気分ではないよ。誰もが同じチャンスが欲しいんだ。トラッスルズは波が上がれば同じような波が沢山来る最高の波さ。ロイは波を手に入れるチャンスがなかったんだ」ノックスはラウンド3で、ビード・ダービッジ(AUS)と戦う。
ダスティー・ペイン(HAW)は、いろいろなテール・フリーなカーヴィング・ターンやエア・リバースなどのハイパフォーマンスを組合せ、フランスのジェレミー・フローレス(FRA)を下した。
「ウネリを見るのが本当に難しかった」とペインが言った。「地平線と海が溶け込んでいて、すべて同じ色に見えた。風が少し吹いてくれば、波の区別がつくようになると思ったよ。ジェレミー(フローレス)は、良い結果をタヒチで残して、絶好調。このヒートも凄く勢いがあった。だから、勝ち上がれて本当に嬉しいよ。あのラウンドで負けたら最悪だからね」ペインは、ラウンド3でASPワールド・チャンピオンのミック・ファニング(AUS)と戦う。
現在のASPワールドNo.13であるティアゴ・ピレス(PRT)はヒート後半、2つのクリーンなロウワー・トラッスルズのライトハンダーでパワフルなカーヴィングターンで波を切り刻み、オーストラリアのダン・ロス(AUS)(27)を破った。
「ヒートに勝てて嬉しいよ。でも、コンテストがスタートする前の波が素晴らしかったから精神的にタフだったね」とピレスが言った。「多くのセットが来ていたんだ。だから自分の中ではたくさん波に乗って、自分のベストなサーフィンを見せるハイパフォーマンス・ヒートを想像していたんだ。正反対だった。最初のレフトで落ちたのは悔しかった。全くリズムを掴めなかったんだ。ダンはタフな選手だから緊張感のあるヒートだったね」
今回、怪我人のために用意されたワイルドカードを2010年のASPワールド・ツアー後半戦で受け取ったキーレン・ペロー(AUS)は、地元のパトリック・グダスカス(USA)との厳しいヒートを生き残った。
「それがタフなヒートになると分かっていた」とペローが言った。「パット(グダスカス)は、この場所で素晴らしいサーファーなんだ。彼はここに住んでいて、本当によく波を知っている。彼は本当にクールな選手で大好きさ。彼とのヒートはいつもタフだ。彼は何度かワイプアウトしていたね。僕もちょっとナーバスになっていた」
サーフライン予報によれば、この数日はかなりのサイズアップが予想される見込み。とはいえイベント主催者は、明朝午前7時に午前8時のスタートを目指してファーストコールをする。
ラウンド2のままになっているハーレー・プロ・トラッスルズは、起こる:
ヒート6:オーウェン・ライト(AUS)11.00 dルーク・マンロー10.60
ヒート7:ティアゴ・ピレス(PRT)12.16 ダニエル・ロス(AUS)9.26
ヒート8:ダスティー・ペイン(HAW)13.50 ジェレミー・フローレス(FRA)12.00
ヒート9:アダム・メリング(AUS)12.40 トム・ウィッタカー(AUS)6.34
ヒート10:テイラー・ノックス(USA)14.50 ロイ・パワーズ(HAW)7.83
ヒート11:キーレン・ペロー(AUS)13.60 パトリック・グダスカス(USA)9.17
ヒート12:ルーク・ステッドマン(AUS)12.70 カイ・オットン(AUS)11.60
ハーレー・プロ・トラッスルズ:ラウンド3
ヒート1:ミック・ファニング(AUS)対ダスティー・ペイン(HAW)
ヒート2:アンディ・アイアンズ(HAW)対クリス・デーヴィッドソン(AUS)
ヒート3:エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)対キーレン・ペロー(AUS)
ヒート4:C.Jホブグッド(USA)対アダム・メリング(AUS)
ヒート5:オーウェン・ライト(AUS)対ティアゴ・ピレス(PRT)
ヒート6:ケリー・スレーター(USA)対ゲイブ・クリング(USA)
ヒート7:ジョディ・スミス(ZAF)対ブレット・シンプソン(USA)
ヒート8:ダミアン・ホブグッド(USA)対ジャドソン・アンドレ(BRA)
ヒート9:ビード・ダービッジ(AUS)対テイラー・ノックス(USA)
ヒート10:デーン・レイノルズ(USA)対ルーク・ステッドマン(AUS)
ヒート11:エイドリアン・バカン(AUS)対ミシェル・ボウレズ(PYF)
ヒート12:タジ・バロウ(AUS)対マット・ウィルキンソン(AUS)