2010年10月18日ー24日 サンタクルーズ、カリフォルニア/USA
マット・ウィルキンソンがASPプライムCWCカリフォルニアで優勝。ショーン・キャンスデル(AUS)がCWCシリーズ優勝。
Matt Wilkinson : photo by O’Neill
▲ファイナルデイの模様を動画でチェック。
【サンタクルーズ、カリフォルニア/USA(2010年10月23日土曜日)】オニールが開催する歴史あるサーフィンコンテスト、コールド・ウオーター・クラシック(CWC)。昨年より5戦のシリーズ化され、地球上で最も過酷なコンディションで行われるサーフ・コンテスト・シリーズとなった。そして最終戦のカリフォルニアのサンタクルーズでフィナーレを迎え、賞金5万ドルのシリーズの優勝者が決定した。
10月18日からスタートしたオニール・コールドウオーター・クラシックシリーズ最終戦は、トリッキーな2~4フィート(1メートル)のコンディションでファイナルデイを迎え,ASPドリーム・ツアー・サーファーのマット・ウィルキンソン(AUS)が、ヤング・ハワイアンのトニーノ・ベンソン(HAW) を下し優勝した。
今シーズンからASPワールド・ツアーで戦っているルーキーのウィルキンソンは、ASPプライム・イベントであるオニール・コールドウォーターで、ASPワールドランキングにおける価値あるレイティング・ポイントを獲得した。
プログレッシブ・グーフィー・フッターのウィルキンソンはヒート開始直後に強力な7ポイント・ライドで先制攻撃。ベンソンも、空かさず追撃して7.03をスコアするも、ウィルキンソンが6.67のバックアップ・スコアでベンソンの追い上げを振り切り、勝利を手に入れた。
「最高だよ。長い間、コンテストで優勝出来なかったんだ」とウィルキンソンが言った。「長い一日だったけど,こんなに寒いと以外と疲れなかった。ファイナルのために十分なエネルギーをキープして、ギリギリのラインを乗り切れたから本当に嬉しいね。僕はバックハンドのサーフィンが好きで、バックサイドの方が強いといつも感じているんだ。 このコンテストに勝てて最高だよ」
ASPドリーム・ツアーでNo.27のポジションにいるウィルキンソンは、今回のオニール・コールドウォーター・クラシック・カリフォルニアで優勝し,ASPワールドランキングで大幅にジャンプアップした。
「今シーズンも残り僅かになっている状況で,今回の優勝は僕のワールド・ランキングにおける最高の結果となったね」とウィルキンソンが言った。「いまワールド・ツアーレイティングの後ろの方にいる。だから,今シーズンが終わる時がちょっと心配なんだ。最終的にどうなるかは分からないけど,今回の優勝は本当に嬉しいよ」
ウィルキンソンは,このビッグな勝利で得た自信を持って,今週末からスタートするリップ・カール・プロ・サーチ・プエルトリコで、ASPワールド・ツアー・コンペティションに戻る。「この勝利での自信は素晴しいよ」とウィルキンソンが言った。「久しぶりの優勝で絶好調。このままプエルトリコでヒートを勝ち上がりたいね」
また、今回のオニール・コールドウォーター・クラシック・カリフォルニアにおいて25位で終わったショーン・キャンスデル(AUS)は、ライバルのディオン・アトキンソンがラウンドオブ16で破れたため,5イベントが行われたオニール・コールドウォーター・クラシック・シリーズにおける総合優勝賞金として50,000ドル(約400万円)を獲得した。「何を言えばいいか分からない。コールドウォーター・シリーズに勝つことが出来て本当に嬉しい。言葉がないよ」とキャンスデルが言った。
また今回は日本から田嶋鉄兵,高梨直人は、辻裕次郎が出場。ラウンドオブ128から登場の田嶋鉄兵,高梨直人はそこで惜しくも敗退。辻裕次郎は2位でラウンドアップしたが、ラウンドオブ96では惜しくも4位敗退となった。
オニール・コールドウォーター・クラシック・カリフォルニア最終結果:
優勝:マット・ウィルキンソン(AUS)13.67
2位:トニーノ・ベンソン(HAW)12.53
セミファイナル結果:
ヒート1:マット・ウィルキンソン(USA)9.00 ナット・ヤング(USA)5.44
ヒート2:トニーノ・ベンソン(HAW)12,17 ビリー・ステアメンド(NZL)4.40
クォーターファイナル結果:
ヒート1:ナット・ヤング15.36(USA)ジョニー・クラフト(USA)12.10
ヒート2:マット・ウィルキンソン(AUS)10.27 メイソン・ホー(HAW)6.93
ヒート3:トニーノ・ベンソン(HAW)13.26 ネイト・ヨーマンズ(USA)11.77
ヒート4:ビリー・ステアメンド(NZL)13.50 アダム・ロバートソン(AUS)12.10
※詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。