2010年10月30日-11月10日 プエルトリコ
男子はラウンド2が終了。女子はベスト8が出揃い,ムーアがタイトルレースから外れる(11/1)
トップスコアをマークしたテイラー・ノックス
【ポルタ・デル・ソール/プエルトリコ(2010年10月31日日曜日)】「リップ・カール・プロ・サーチ・プエルトリコ」は、メイン会場の2-3フィートのコンディションで男子のラウンド2が終了。女子はラウンド3が終了し、クオーターファイナルのベスト8が出揃った。
2010年のASPウイメンズ・ワールド・タイトル・レースは、ギルモアがクオーターに勝ち上がった事で、ルーキーのカリッサ・ムーア(HAW)がレースから外れ、現在ランキング1位のステファニー・ギルモア(AUS)と2位のサリー・フィッツギボンズ(AUS)に絞られた。
「これでイベントに集中出来るわ」とムーアが言った。「ステフとサリーは素晴しいサーファーです。今は最高の1年になった事に感謝しています。高校の卒業式に参加するためにペルーの試合に出れなかった事は、全く後悔していないですね。ツアーに100%集中出来るようになった今、良い形でシーズンを終えたいと思います」とムーアが言った。
女子に引き続き行われた男子のランド2は,いくつかの番狂わせとモンスター・パフォーマンスとともに再開され、トライアルからリップ・カール・プロ・サーチ・プエルトリコへのワイルドカードを獲得したディラン・グレイヴス(PRI)が、ASPワールドNo.5のエイドリアン・バカン(AUS)を下した。
その勝利は、謙虚で、若いナチュラルフッターのサポーターである何万人ものプエルトリカンによって祝福された。「ビーチには僕の家族と友達が居て、多くの人が私をサポートしてくれて最高に幸せです」とグレイヴスが言った。
「このミドルズで大会が開催されて、願ったりかなったリですよ。これはプエルトリコでこれまでに開催されたイベントの中で最大ですね。そして、この国を代表するチャンスを得た事をとても誇りに思います」
現在のASPワールドNo.23であるテイラー・ノックス(USA)は、2つの猛烈なフォアハンド・ビッグスラッシュでイベント最高点の9.57をスコアした。「若いときにここに来た楽しい思い出があるんだ」とノックスが言った。
「ここの波はスピードを出すために動かす必要はない。そういう波を掴むだけ。それでテイクオフすれば、波がかなり早くプッシュしてくれる。いくつかのファン・ターンもできる。そして、 コンディションが良いときには素晴らしいバレルになる。僕たちも、このあと、そんな波でやりたいものだね」
現在のASPワールドNo.4のタジ・バロウ(AUS)は、今日のトップ・パフォーマンスで、パワフルなコンディションを最大限に利用し14.77をスコアした。「僕のあの2本の波は、2つのマニューバーしかできなくて、本当に良く似ていた」とバロウが言った。
「楽しい波だけれど,技を入れる場所が少ないんだ。でもかなりパワフルで面白い。このイベントの前にディロン(ペリロー)とサーフした事はなかったけど、彼には本当に良いスタイルがあって爆発的。将来が楽しみなサーファーだね」
また現在のASPワールドNo.21であるブレット・シンプソン(USA)は、センセーショナルな大逆転劇でベテランのトム・ホイッティカー(AUS)を下した。「かなり厳しいスタートだった。トムは良いバレルをゲットして,良いスコアを出していたんだ」とシンプソンが言った。
「自分自身でかなり落ちてしまっていたけど、再びフォーカスして、逆転出来ると自分に言い聞かせた。勝ちたいと思うなら、逆転するしかないんだ。僕にとっては凄く大きな勝利だった」シンプソンは、リップ・カール・プロ・サーチ・プエルトリコのラウンド3で、同じルーキーのオーウェン・ライト(AUS)と戦う。
イベント主催者は明日、午前7時がスタートを目指し午前6時30分にファーストコールする。
リップ・カール・プロ・サーチ・プエルトリコ:ラウンド2結果
ヒート1:タジ・バロウ(AUS)14.77 ディロン・ペリロー(USA)9.40
ヒート2:ディラン・グレイヴス(PRI)13.10 エイドリアン・バカン(AUS)11.03
ヒート3:ゲイブ・クリング(USA)12.83 ダミアン・ホブグッド(USA)10.50
ヒート4:クリス・デーヴィッドソン(AUS)11.80 ルーク・マンロー(AUS)10.07
ヒート5:ロイ・パワーズ(HAW)12.10 ジャドソン・アンドレ(BRA)8.64
ヒート6:ボビー・マルチネス(USA)13.93 トラヴィス・ロギー(ZAF)4.66
ヒート7:ダスティー・ペイン(HAW)アンディ・アイアンズ(HAW)
ヒート8:フレデリック・パターチア(HAW)12.10 ルーク・ステッドマン(AUS)10.86
ヒート9:テイラー・ノックス(USA)13.84 カイ・オットン(AUS)9.43
ヒート10:マット・ウィルキンソン(AUS)10.33 パトリック・グダスカス(USA)9.93
ヒート11:ブレット・シンプソン(USA)14.43 トム・ウィッタカー(AUS)14.23
ヒート12:ダニエル・ロス(AUS)11.90アダム・メリング(AUS)8.53
※アンディ・アイアンズは前のポルトガルのイベントからの病気のため、今日正式にリップカール・プロ・サーチ・プエルトリコを棄権。ダスティー・ペインは不戦勝となり、自動的にラウンド3へ進んだ。
リップ・カール・プロ・サーチ・プエルトリコ:ラウンド3ヒートドロー
ヒート1:タジ・バロウ(AUS)対ダスティー・ペイン(USA)
ヒート2:C.Jホブグッド(USA)対テイラー・ノックス(USA)
ヒート3:デーン・レイノルズ(USA)対マット・ウィルキンソン(AUS)
ヒート4:エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)対ティアゴ・ピレス(PRT)
ヒート5:ジェレミー・フローレス(FRA)対ボビー・マルチネス(USA)
ヒート6:ケリー・スレーター(USA)対ディラン・グレイヴス(PRI)
ヒート7:ジョディ・スミス(ZAF)対ゲイブ・クリング(USA)
ヒート8:クリス・デーヴィッドソン(AUS)対フレデリック・パターチア(HAW)
ヒート9:オーウェン・ライト(AUS)対ブレット・シンプソン(USA)
ヒート10:ビード・ダービッジ(AUS)対ダニエル・ロス(AUS)
ヒート11:ミシェル・ボウレズ(PYF)対キーレン・ペロー(AUS)
ヒート12:ミック・ファニング(AUS)対ロイ・パワーズ(HAW)
リップ・カール・ウイメンズ・プロ・サーチ・プエルトリコ:ラウンド3結果
ヒート1:リー・アン・カレン(FRA)7.56 ソフィア・ムラノヴィッチ(PER)7.03
ヒート2:チェルシー・ヘッジス(AUS)10.67 ロザンヌ・ホッジ(ZAF)10.60
ヒート3:メラニー・バーテルス(HAW)11.94 ページ・ハレブ(NZL)11.70
ヒート4:ステファニー・ギルモア(AUS)15.57 ポーリーン・アドゥ(FRA)12.26
ヒート5:サリー・フィッツギボンズ(AUS)14.83 ニキータ・ロブ(ZAF)7.40
ヒート6:ココ・ホー(HAW)13.17 レベッカ・ウッズ(AUS)8.06
ヒート7:カリッサ・ムーア(HAW)10.00 クレア・ベビラックァ(AUS)7.87
ヒート8:シルヴァナ・リマ(BRA)12.73 ブルーナ・シュミッツ(BRA)9.17
リップ・カール・ウイメンズのプロ・サーチ・プエルトリコ・クォーターファイナル:
QF 1:リー・アン・カレン(FRA)対チェルシー・ヘッジス(AUS)
QF 2:メラニー・バーテルス(HAW)対ステファニー・ギルモア(AUS)
QF 3:サリー・フィッツギボンズ(AUS)対ココ・ホー(HAW)
QF 4:カリッサ・ムーア(HAW)対シルヴァナ・リマ(BRA)
※詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。