ステファニー・ギルモアは、プエルトリコで4年連続ASPウイメンズ・ワールド・タイトル獲得。更に優勝し花を添える(11/2)

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ASPウイメンズ・ワールドツアー第7戦/リップ・カール・ウイメンズプロ・サーチ・プエルトリコ

2010年10月30日-11月10日 プエルトリコ

ステファニー・ギルモアは、プエルトリコで4年連続ASPウイメンズ・ワールド・タイトル獲得。更に優勝し花を添える(11/2)

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【ポルタ・デル・ソール/プエルトリコ(2010年11月1日月曜日)】ステファニー・ギルモア(AUS)(22歳)は4年連続ASPウイメンズ・ワールド・タイトルを獲得。そして、歴史に刻まれた。

ギルモアは、リップ・カール・プロ・サーチ・プエルトリコのクォーターファイナルで、メラニー・バーテルス(HAW)に勝つ事により、唯一人のタイトル争いのライバルだったサリー・フィッツギボンズ(AUS)が逆転出来ないレイティング・ポイントを集め、4年連続のASPウイメンズ・ワールド・タイトルを獲得した。

「いまの気持ちを何と表現すれば良いか分からないわ」とギルモアが言った。「メル(バーテルス)は、世界で最も危険なサーファーの1人で、何度もやられた。最後の波でも逆転されたと思ったほどよ。それがコールされたときは感動したわ。いま本当に嬉しい」

ギルモアは,ルーキーでワールドタイトルを獲得してから毎年、世界チャンピオンになるというプロサーフィン界初のパーフェクト・レコードを達成した。

「そんなことは本当に考えていなかった」とギルモアが言った。「でもレイン(ビーチェリー)やケリー(スレーター)さえ達成できなかった記録を保持することは、かなり特別な事。2連続でさえ決して思わなかったのに、4年連続は自分にとって本当に物凄い偉業だと思うわ」

現在の最も強烈なパフォーマンスを見せるギルモアは、総合的で衰えない桁外れの攻撃力によって、2010年のASPウイメンズ・ワールド・ツアーで初めてハワイの前に世界タイトルをつかみ取った。

2010年ASPウイメンズ・ワールド・ツアー結果:
ロキシー・プロ・ゴールドコースト:優勝
リップ・カール・ウイメンズ・プロ・ベルズ・ビーチ:優勝
TSBバンク・ウイメンズ・サーフ・フェスティバル・ニュージーランド:9位タイ
コモンウェルス・バンク・ビーチェリー・クラシック:優勝
モヴィスター・ペルー・クラシック:3位タイ
リップ・カール・ウイメンズ・プロ・ポルトガル:2位
リップ・カール・ウイメンズ・プロ・サーチ・プエルトリコ:優勝
ギジットプロ・サンセット・ビーチ:TBD

今回の世界タイトル獲得は,これまで数々の輝かしい成績が並ぶギルモアのリストに加わる。ASPウイメンズ・ワールド・ツアー新人王(2007年)2度のバンズ・トリプルクラウン、16回のASPウイメンズ・ワールド・ツアー・イベント優勝、4年連続ASPウイメンズ・ワールド・タイトル。

「このタイトルは、私にとって多くを意味する」とギルモアが言った。「今年のツアーのガールズは、これまでのベストだったと思う。そして、ヒートでみんなにプッシュされた。若い子は特に全く新しいアプローチをみせて、あらゆる波で自信を高めている。サーフィンの将来はエキサイティングなものになるはず。凄く楽しみだわ。でも,とりあえず私の勝利を祝うつもりよ。すべてのサポートして頂いた、みんなに感謝します」

ASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンとなったギルモアは、リップ・カール・ウイメンズ・プロ・サーチでも優勝する。

4度のASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンとなったステファニー・ギルモア(AUS)は、ポルタ・デル・ソールの2~3フィート(1メートル)のコンディションで行われたファイナルで、ルーキー・センセーションのカリッサ・ムーア(HAW)下し、16回目のワールド・ツアー・イベント優勝を手に入れた。

「実は昨日の夜、これを夢で見ていたの」とギルモアが言った。「まだ夢を見ているのかもしれない。
私にとって忘れられない一日になったわ。ヒートではリラックスして冷静なのが一番だと思うの。クォーターでタイトルを決めた後で、本当に落ち着いていられた。それで上手く行ったんだと思うの。実際、無事終了して良い感じでサーフ出来てたと思う」

ギルモアは,午後のタフなコンディションのなかでもクリーンなライトハンダーを見つけ,焼け付くようなフォアハンドのカーヴィングで9.80をスコアした。「あの波は本当に幸運だった。なんどもセットを食らったわ。」とギルモアが言った。「その後は強力なバックアップを見つけることができなかった。カリッサはイベントを通してリップしていた。彼女は危険よ。彼女とファイナルを戦えて勝てた事を誇りに思うわ」

惜しくも2位となったムーアは、2010年のASPウイメンズ・ワールド・タイトル・レースで5位から3位にアップ。ASP史上で最も印象に残るルーキー・シーズンを記録した。「もちろん勝ちたかったわ。でも ワールドタイトルが決定したあとのステフ(ギルモア)とのファイナルは、本当に特別だった」とムーアが言った。

サリー・フィッツギボンズ(AUS)はイベントのフォーム・サーファーの1人だった。そして、比類ないパワーで絶えずラウンドのシングル・ハイスコアとベスト・ヒート・トータルを記録したが,セミファイナルでムーアに敗れた。「前半は凄くリードしていたから物凄く残念ね」とフィッツギボンズが言った。「そういうものよね。自分にとって最高のイベントだったけど,初優勝をまだ狙っているの。次のハワイで決めたいわ。最高の終わり方をして来年のシーズンに向けてセットアップしたいわ」


女子のイベントが終了し、男子はラウンド3から再開となる。


リップ・カール・ウイメンズ・プロ・サーチ・プエルトリコ・ファイナル結果:
優勝:ステファニー・ギルモア(AUS)13.80
2位:カリッサ・ムーア(HAW)が11.10
セミファイナル:
SF 1:カリッサ・ムーア(HAW)16.93 サリー・フィッツギボンズ(AUS)15.54
SF 2:ステファニー・ギルモア(AUS)16.60 チェルシー・ヘッジス(AUS)12.50
クオーターファイナル:
QF 1:チェルシー・ヘッジス(AUS)9.53 リー・アン・カレン(FRA)6.87
QF 2:ステファニー・ギルモア(AUS)13.87 メラニー・バーテルス(HAW)13.77
QF 3:サリー・フィッツギボンズ(AUS)15.90 ココ・ホー(HAW)11.66
QF 4:カリッサ・ムーア(HAW)13.33 シルヴァナ・リマ(BRA)9.67

現在のASPウイメンズ・ワールド・タイトル・レース・トップ5(プエルトリコ後):
1.ステファニー・ギルモア(AUS)6528pt
2.サリー・フィッツギボンズ(AUS)4980pt
3.カリッサ・ムーア(HAW)4644pt
4.ソフィア・ムラノヴィッチ(PER)4344pt
5.シルヴァナ・リマ(BRA)4164pt






リップ・カール・プロ・サーチ・プエルトリコ:ラウンド3ヒートドロー
ヒート1:タジ・バロウ(AUS)対ダスティー・ペイン(USA)
ヒート2:C.Jホブグッド(USA)対テイラー・ノックス(USA)
ヒート3:デーン・レイノルズ(USA)対マット・ウィルキンソン(AUS)
ヒート4:エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)対ティアゴ・ピレス(PRT)
ヒート5:ジェレミー・フローレス(FRA)対ボビー・マルチネス(USA)
ヒート6:ケリー・スレーター(USA)対ディラン・グレイヴス(PRI)
ヒート7:ジョディ・スミス(ZAF)対ゲイブ・クリング(USA)
ヒート8:クリス・デーヴィッドソン(AUS)対フレデリック・パターチア(HAW)
ヒート9:オーウェン・ライト(AUS)対ブレット・シンプソン(USA)
ヒート10:ビード・ダービッジ(AUS)対ダニエル・ロス(AUS)
ヒート11:ミシェル・ボウレズ(PYF)対キーレン・ペロー(AUS)
ヒート12:ミック・ファニング(AUS)対ロイ・パワーズ(HAW)




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詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。

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