2010年10月30日-11月10日 プエルトリコ
リップ・カール・プロ・サーチ・プエルトリコがスタート。ケリーはV10へ一歩近づく。(10/31)
V!0に近づくケリー。
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【ミドルズ、プエルトリコ(2010年10月30日土曜日)】ASPワールドツアー第9戦「リップ・カール・プロ・サーチ・プエルトリコ」がスタート。メイン会場となっているミドルズの3~4フィートのライトハンダーで、男子のラウンド1が終了。続けて女子のラウンド1とラウンド2が終了した。
今シーズンの10イベント中の第9戦となる今回のイベントは世界中のサーフィン・ファンが大注目。このASPワールド・タイトル・レースによって、歴史が塗り替えられるかもしれないのだ。
9度のASPワールド・チャンピオンで現在のASPワールドNo.1であるケリー・スレーター(USA)は、このプエルトリコで前人未到の10度目のASPワールド・タイトルを獲得出来る状況にあり,今日の圧倒的なラウンド1の勝利で、そのゴールに1歩近づいた。
「実のところ、スタートの時には少しビクビクしている感じだった」とスレーターが言った。「最後の方にやっと地に足がついた感じで、ラウンド3へストレートに上がれて本当にホッとしている。本当に良いサポート・クルーがここに来てくれているんだ。僕のガールフレンド・カラニ、僕のマネージャー・テリーと広報担当のシェルビーが飛行機で着く予定。
ハワイからマーク・カニングハムも来る。彼はコンテストで僕を見た事がないと言うから、来るべきだよって言ったんだ。こことフロリダで、たくさんの旧友に会った。そして、バルバドスからも友人が到着している。すべてのサポートに本当に感謝するよ」
スレーターは、いくつかの見事なチューブ・ライディングとハイリスクなサーフィンで16.27という本日のベスト・ヒート・スコアをマークした。「板のクロスを軽くしたんだけど、それが凄く良い感じなんだ」とスレーターが言った。「今年の4イベントはそれを使っていて,調子良かったんだ。自分の最初の波では、どのセクションでブレイクしているか見るために,最後まで乗ってみた。そのあとは、波が凄く理解出来た感じだったね」
スレーターのタイトル争いの唯一人のライバルであるジョディ・スミス(ZAF)は、トライアルに勝ってワイルドカードを手に入れたディラン・グレイヴス(PRI)とブレット・シンプソン(USA)との激戦を生き残った。
「どこに行っても素晴しいローカルサポートがある」とスミス。「Jベイ、ハンティントンビーチ、プエルトリコ、それがどこかに関わらず,どこに行っても、サポートが受けられることは素晴らしいと思う。自分にとって,この時点で重要なのは,自分のサーフィン。この時点で何か彼の状況を変えるには,かなり最悪な負け方をしない限りあり得ない。だから,僕は今を楽しんでいる。まだレースに居られるだけで名誉な事なんだよ。プエルトリコを本当に楽しんでいる。」
ASPワールド・チャンピオンに君臨する現在のASPワールドNo.3であるミック・ファニング(AUS)は今日、前回のポルトガルでのアーリーラウンド敗退を帳消しにする納得いく勝利を手に入れた。
リップ・カール・プロ・サーチでは、2005年のリユニオンと2009年のポルトガルで優勝しているファニングは、自分のサーフボードの到着が遅れ、他人のサーフボードを借りての勝利だった。
「この板は、この間ショーン・ワードに売った板なんだ」とファニングが言った。「彼がここに,そのサーフボードを持って来ていて本当に感謝したいね。ステファニー・ギルモアのバックアップ・ボードの1枚を使うつもりだった。でもショーンがこれを持っていたのでラッキーだったよ」
また、現在ASPワールドNo.18のティアゴ・ピレス(PRT)は、今日のベスト・シングルスコアとなる8.87をマークして,ASPワールドNo.4のタジ・バロウ(AUS)を下す大番狂わせを引き起こした。
ウイメンズはラウンド1とラウンド2が行われ,現在のASPウイメンズのワールドNo.11であるクレア・ベビラックァ(AUS)が、イベント最高ヒート・スコア15.67をマーク。そして、3度のASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンであるステファニー・ギルモア(AUS)は、今日の激戦となったオープニング・ラウンドを生き残り、フィッツギボンズとムーアとともに世界タイトル・レースを続けている。
ウイメンズは,このイベントでギルモアが3位以上に入れば、彼女の2010年のASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンが確定。フィッツギボンズが2位以上に入るか,ムーアが優勝できなければ、ギルモアの2010年のASPウイメンズ・ワールド・タイトルがプエルトリコで決定する。
リップ・カール・プロ・サーチ・プエルトリコ:ラウンド2マッチアップ
ヒート1:タジ・バロウ(AUS)対ディロン・グレイヴス(USA)
ヒート2:エイドリアン・バカン(AUS)対ディラン・グレイヴス(PRI)
ヒート3:ダミアン・ホブグッド(USA)対ゲイブ・クリング(USA)
ヒート4:クリス・デーヴィッドソン(AUS)対ルーク・マンロー(AUS)
ヒート5:ジャドソン・アンドレ(BRA)対ロイ・パワーズ(HAW)
ヒート6:ボビー・マルチネス(USA)対トラヴィス・ロギー(ZAF)
ヒート7:アンディ・アイアンズ(HAW)対ダスティー・ペイン(HAW)
ヒート8:フレデリック・パターチア(HAW)対ルーク・ステッドマン(AUS)
ヒート9:テイラー・ノックス(USA)対カイ・オットン(AUS)
ヒート10:パトリック・グダスカス(USA)対マット・ウィルキンソン(AUS)
ヒート11:ブレット・シンプソン(USA)対トム・ウィッタカー(AUS)
ヒート12:ダニエル・ロス(AUS)対アダム・メリング(AUS)
リップ・カール・ウイメンズ・プロ・サーチ・プエルトリコ:ラウンド3マッチアップ
ヒート1:ソフィア・ムラノヴィッチ(PER)対リー・アン・カレン(FRA)
ヒート2:チェルシー・ヘッジス(AUS)対ロザンヌ・ホッジ(ZAF)
ヒート3:メラニー・バーテルス(HAW)対ページ・ハレブ(NZL)
ヒート4:ステファニー・ギルモア(AUS)対ポーリーン・アドゥ(FRA)
ヒート5:サリー・フィッツギボンズ(AUS)対ニキータ・ロブ(ZAF)
ヒート6:ココ・ホー(HAW)対レベッカ・ウッズ(AUS)
ヒート7:カリッサ・ムーア(HAW)対クレア・ベビラックァ(AUS)
ヒート8:シルヴァナ・リマ(BRA)対ブルーナ・シュミッツ(BRA)
※詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。