2011年5月13日~15日 鹿児島県奄美大島龍郷町手広海岸
「Quiksilver King of Grommets」が華々しく開幕。ジュニアはベスト8,カデットはベスト4が決定。(5/14)
大橋海人 photo:s.yamamoto
【鹿児島県、奄美大島龍郷町手広海岸(2011年 5月14日、土曜日)】今シーズンの日本のプロサーフィン界全体のスタートとなる「Malibu Amami Island Pro」は大会2日目。本日の天候は晴れ。風の影響はほとんどないクリーンなコンディション。波は昨日よりもサイズダウンし腰ぐらいで、ジュニアとカデットが行われ,ジュニアはラウンドオブ36からラウンドオブ16までが終了。クオーターファイナルを戦うベスト8が決定。またカデットはクオーターファイナルまでが行われ,セミファイナルを戦うベスト4の選手が決定した。
本日も昨日同様、Aフレームを形成するワンピークのリーフブレイクは、ピークのビハインドから波を取り合う選手たちが交錯し、インターフェアが続出。妨害をとられてヒートを落とす選手の姿も多く見られ、地元応援団の声援を受け奮闘したロコボーイたちは,ファイナルデイを前に全員姿を消してしまった。
そんななかで、ジュニアの本日のベストスコアは,今大会絶好調の大橋海人(オオハシ・カイト)がスコアした7.75。そのあとを新井洋人(アライ・ヒロト)、仲村拓久未(ナカムラ・タクミ)、田中海周(タナカ・カイシュウ)といった昨年のWJC日本代表メンバーがハイスコアの上位を埋め尽くした。
ジュニアのベスト8によるクオーターの組み合わせは,第1ヒート大橋海人vs田中海周、第2ヒートが渡辺寛vs仲村拓久未、第3ヒートが新井洋人vs小嶋 海生(オジマ・カイ)、第4ヒートが大森 海夏人(オオモリ・カナト)vs加藤嵐(カトウ・アラシ)となった。
また、16歳以下のカデットはクオーターファイナルまでが行われ、今シーズンから世界水準に合わせマンオンマンによるデッドヒートが繰り広げられた。ヒート1では,仲村拓久未が、グッドシェイプのセットを掴み、得意のカーヴィングターンを連発し6.5をスコアして,真栄城 碧(マエシロ・アオイ)を撃沈。
ヒート2では,常にトップが入れ替わるクロスヒートを関口真央(セキグチ・マサヒロ)が渋谷玄仁(シブタニ・ハルヨシ)を抑えラウンドアップ。ヒート3はグーフィー対決となり,冷静なウェイブ・セレクトでライトの波にバックハンドで果敢に攻めた西 慶司郎(ニシ・ケイジロウ)が渡辺 寛(ワタナベ・カン)を落ち着いた試合運びで下しラウンドアップ。
ヒート4は,本日のカデット・ベストスコア7.00をラウンドオブ16でスコアした堀越 力(ホリコシ・リキ)と大鵬 翔希(タイホウ・ショウキ)の対決。乗れる波が入ってこないスロースタートとなった。前半リードされていた大鵬は残り時間5分で大逆転。しかし堀越が終了間際に起死回生の波を掴み再度大逆転し、クロスヒートを制して明日のセミファイナルに繋げた。
カデットは,今シーズンのトータルスコア1位の選手が、フランスで開催される世界一の16歳以下のサーファーを決める「クイックシルバー・キング・オブ・グロメット」の世界大会への日本代表選手に選ばれることになっており、各選手その代表の座を目指し,熱い戦いを繰り広げている。
明日の最終日は朝の6:00 ファーストコール。波のコンディションで、どのクラスから始めるか決定される。
「Malibu Amami Island Pro」クオーターファイナル組み合わせ
第1ヒート:椎葉順 VS 大澤伸幸
第2ヒート:加藤嵐 VS 田中英義
第3ヒート:高橋健人 VS 大橋海人
第4ヒート:田中譲 VS 田中樹
ジュニア・クオーターの組み合わせ
第1ヒート:大橋海人 vs 田中海周、
第2ヒート:渡辺寛 vs 仲村拓久未
第3ヒート:新井洋人 vs 小嶋 海生
第4ヒート:大森 海夏人 vs 加藤嵐
カデットのセミファイナル
第1ヒート:仲村拓久未 vs 関口真央
第2ヒート:西 慶司郎 vs 堀越 力
奄美大島は、鹿児島県の南西諸島に位置する琉球諸島の一部で沖縄県との境にあるトロピカルアイランドである。 太平洋と東シナ海に面し、温暖で降水量が多い、一方で沖縄とほぼ変わらない南の島独特の気候である。また沖縄県や九州地方と同様台風の影響を受けやすく、しばしば大きな被害を受ける場所でもある。名瀬港という貿易港にも恵まれ、古くから島のゲートウェイとしての役割を担ってきた。昨年10月には記録的な大雨の被害にあい復興の真っ最中でもある。
3月11日に東日本を襲った大震災おきてしまい全国的に自粛ムードであったマリンスポーツをこの復興真っ只中の奄美大島から東北に向けてエールを送ろうと、地元のサーファーであり島の観光親善大使でもある森哲太プロと国際プロサーフィン大会実行委員会代表の碇山勇生プロが中心となってこの大会を成功させようと地元の有志と共に企画された。
今大会は、プロサーフィン・コンテスト以外にも,震災チャリティーとして地元アーティストによる音楽ライブイベントも同時に行われ募金活動を行い、賞金と運営費の一部を東北へ寄付される。また、5月14日(土)からは、同時開催でジュニアツアー開幕戦の「Quiksilver King of Grommets Amami」もスタート。ジュニアツアーはU-20ジュニア、U-16カデットクラスが熱い戦いを魅せてくだろう。
サーフメディアでは,今回も現場からツィートとをする予定なので、そちらもお楽しみに。
ASPジャパンが行う、このイベントは今年もインターネットによるライブ放送を行われます。直接会場にお越し出来ない方はインタ-ネットライブをお楽しみ下さい。イベント公式ページは、http://www.aspjapantour.com/live/2011/amami/ からどうぞ!
「Malibu Amami PRO」は、下記スポンサー各位に感謝すると共に提供されます:
・MALIBU(サントリーアライド株式会社)・れんと(奄美大島開運酒造株式会社)・Quiksilver Japan(クイックシルバージャパン株式会社)・ASAHI SOFT DRINK(アサヒカルピス飲料株式会社)・波伝説(サーフレジェンド)・龍郷町・ペンション・グリーンヒル・RASH Wetsiuts(株式会社イナポリトレーディング)
後援:・鹿児島県(大島支庁)・奄美市・龍郷町・奄美群島観光連盟
・奄美群島広域事務協会・奄美大島観光協会
協力:・国際プロサーフィン大会奄美実行委員会・Desin Planning 海道 ~susumu CHARLIE ishizaki ~・奄美大島青年会議所・奄美市青年連合団・株式会社奄美新聞社・あまみエフエム ディ!ウェイブ・奄美テレビ放送株式会社・南海日日新聞社・奄美群島情報サイト「しーまブログ」
■問合せ先:ASPジャパン事務局:
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