サリー・フィッツギボンズがエリートツアー初優勝(4/23)

surfmedia.gifhitechad.gifhitechad.gif

サーフメディアは国内外の最新サーフニュースを発信。サーファー・コンペティション・ファッション・インダストリー・メディア事情など多彩な角度からホットなニュースを提供しています。

ASPワールド・タイトル・イベント第2戦「リップカール・プロ・ベルズビーチ」

2011年4月19日-30日 ベルズビーチ、ヴィクトリア州、オーストラリア

サリー・フィッツギボンズがエリートツアー初優勝(4/23)

fitzgibbons5552bells11kirstin_l-1.jpg

写真:サリー・フィッツギボンズ

【ベルズ・ビーチ、ビクトリア/オーストラリア(2011年4月23日土曜日)】ASPウイメンズ・ワールド・タイトル・イベント第2戦である「リップ・カール・ウイメンズ・プロ・ベルズ・ビーチ」が終了。サリー・フィッツギボンズ(AUS)は、現在のASPウイメンズNo.1のカリッサ・ムーア(HAW} との激戦のファイナルに打ち勝ち,ASPワールド・タイトル・イベントで初優勝した。

本日は朝からグラシーな3~4フィートのリンコンで,女子のラウンド4から再開し、男子ラウンド4を挟み,女子のクライマックスを迎えた。

20歳のサリー。初優勝。

今シーズンの第2戦で見事初優勝したフィッツギボンズ(AUS)は昨年、3つのイベントで2位となり,総合ランキングでも2位でフィニッシュした。今回のベルズ・ビーチでは,最初のラウンドから、素晴らしいハイスコアを叩き出し,ASPトップ17メンバーのなかで最も光り輝いていた。

「これはとても圧倒的です。」と、フィッツギボンズが言った。「ついに優勝することが出来ました。長い道程でした。本当に素晴らしいです。手足の感覚がないです。ただ泣き叫ぶのを抑える事しか出来ない。本当に長かったわ。私をプッシュしてくれた全てのガールズと、長年にわたって私を支えてくれた、私の家族とすべての友人に感謝したい。」

彼女のヒーローであるサーフィン界のアイコンたちに見守られた50周年記念イベントでの初優勝は、フィッツギボンズにとって更に感動的なものとなった。「50周年記念イベントで優勝できたことは、本当にスペシャルなこと」と、フィッツギボンズが言った。

「子供の頃からずっと、ヒーローがサーフィンをするのをいつも見てきました。そして、ここで勝利しベルを鳴らすことを常に夢見ていたんです。そして、今それが現実になりました。何を言えばいいか分かりません。この前の夜に行われた50周年の記念パーティで、ステージに上がるヒーロー達を見て、とてもインスパイアされました。それでいま優勝することが出来て夢が実現したんです。」

フィッツギボンズは今回の優勝で、ASPウイメンズ世界ランキングNo.2となった。

開幕戦で優勝した18歳のムーアが2位。

ムーアは、このベルズ・ビーチでも世界最高峰のサーファー達を相手に大あばれを続けた。しかし、ファイナルではフィッツギボンズに僅かに届かなかった。とはいうものの、上品なハワイアンは、しっかりとASPウイメンズ・ワールド・タイトルのドライバーズ・シートをキープ。来週のニュー・ジーランドのイベントで、さらに彼女のポジションを強化することに目を向けている。

「 サリー(フィッツギボンズ)とファイナルを戦えて最高でした」と、ムーアが言った。「彼女にとってトップに立つことは、本当に素晴しい事でした。私たちは多くの素晴しいヒートを昨年、今年と戦いました。そして長い間待った勝利が彼女にやってきたんです。おめでとう。もちろん、ベルを鳴らしたかった。でも、それは来年やればいいことです。」


ギルモアは3位。

4XASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンのステファニー・ギルモア(AUS)はベルズ・ビーチで復活した姿を見せたが、このイベントで過去に3回優勝している彼女は,セミファイナルで絶好調のフィッツギボンズを止める事が出来なかった。3位タイでフィニッシュしたギルモアは、ASPウイメンズ・ワールドランキング4位となり,次のニュー・ジーランド・イベントへ向かう。

「このイベントは本当に良い感じでした。自分のサーフィンも、より自信が持てました」と、ギルモアが言った。「自分のパフォーマンスには満足だけど、No.1へ近づけたいわ。サリーは絶好調だった。私のトップ2のスコアを彼女は必要としていなかった」


シルヴァナ・リマ(BRA)も3位。

このイベントで優勝経験のあるシルヴァナ・リマ(BRA)は、今日のコンディションで素晴しいサーフィンを見せていたが、セミファイナルでムーアに落ちた。「ベルズでの自分のパフォーマンスに満足です。そして我々ガールズが良い波で出来て嬉しかったわ」と、リマが言った。

「ファイナルをメイクできなかったので悲しいけど、カリッサ(ムーア)は本当に良いサーフィンをしていた。彼女はそれに値するわ。ニュー・ジーランドを楽しみにしている。」


2011年のASPウイメンズ・ワールド・タイトル・シーズンの次のイベントは、ニュー・ジーランドのタラナキで、2011年4月27日から5月1日で開催される「スバル・プロ・TSBバンク・ウイメンズ・サーフ・フェスティバル」。

男子はラウンド4が終了し,ジョエル・パーキンソン(AUS)、ケリー・スレーター(USA)、ジョディ・スミス(ZAF)、ミック・ファニング(AUS)がストレートにクオーター進出を決めている。

イベント主催者は、明朝、午前7時30分スタートを目指し午前7時に再びファーストコールする。


リップ・カール・ウイメンズ・プロ・ベルズ・ビーチ・ファイナル結果:
優勝:サリー・フィッツギボンズ(AUS)16.77
2位:カリッサ・ムーア(HAW)15.40

リップ・カール・ウイメンズ・プロ・ベルズ・ビーチ・セミファイナル結果
SF 1:カリッサ・ムーア(HAW)15.10 def.。シルヴァナ・リマ(BRA)12.60
SF 2:サリー・フィッツギボンズ(AUS)18.37defステファニー・ギルモア(AUS)12.60

リップ・カール・ウイメンズのプロ・ベルズ・ビーチ・クォーターファイナル結果:
QF 1:シルヴァナ・リマ(BRA)15.57 def.。ソフィア・ムラノヴィッチ(PER)9.60
QF 2:カリッサ・ムーア(HAW)13.34 def.。コートニー・コンローグ(USA)5.90
QF 3:ステファニー・ギルモア(AUS)15.00 def.。タイラー・ライト(AUS)11.44
QF 4:サリー・フィッツギボンズ(AUS)18.56 def.。ココ・ホー(HAW)14.53

リップ・カール・ウイメンズのプロ・ベルズ・ビーチ:ラウンド4結果
ヒート1:ソフィア・ムラノヴィッチ(PER)14.50 def.。チェルシー・ヘッジス(AUS)8.50
ヒート2:コートニー・コンローグ(USA)12.50 def.。メラニー・バーテルス(HAW)12.04
ヒート3:タイラー・ライト(AUS)13.60 def.。ジェシー・マイリー-ダイヤー(AUS)12.47
ヒート4:サリー・フィッツギボンズ(AUS)18.83 def.。ポーリーン・アドゥ(FRA)11.50

ASPウイメンズ・ワールド・タイトル・トップ5ランキング
1. カリッサ・ムーア(HAW)18,000pt
2. サリー・フィッツギボンズ(AUS)16,400pt
3. タイラー・ライト(AUS)13,200pt
4. ステファニー・ギルモア(AUS)11,700pt
5. シルヴァナ・リマ(BRA)11,700pt

リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ・ラウンド4:結果
ヒート1:ジョエル・パーキンソン(AUS)15.26、オーウェン・ライト(AUS)13.84、エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)9.14
ヒート2:ケリー・スレーター(USA)13.67、C.J.ホブグッド(USA)12.17、ビード・ダービッジ(AUS)11.04
ヒート3:ジョディ・スミス(ZAF)14.27、クリス・デーヴィッドソン(AUS)13.37、ティアゴ・ピレス(PRT)11.63
ヒート4:ミック・ファニング(AUS)19.10、ジャドソン・アンドレ(BRA)13.17、ミシェル・ボウレズ(PYF)11.40

リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ:ラウンド5:
ヒート1:オーウェン・ライト(AUS)対ビード・ダービッジ(AUS)
ヒート2:C.Jホブグッド(USA)対エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)
ヒート3:クリス・デーヴィッドソン(AUS)対ミシェル・ボウレズ(PYF)
ヒート4:ジャドソン・アンドレ(BRA)対ティアゴ・ピレス(PRT)



aspjapan_logo_333.gif
詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。

ASPコンテスト最新ニュース

logo.png
【サーフメディアのつぶやきまとめサイト】