ASPプライム「オークリー・サクアレマ・プライム2011」で大野修聖がラウンドオブ24へ進出。(5/28)

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ASPプライム「コカ・コーラ・プレゼンツ・オークリー・サクアレマ・プライム2011」で大野修聖がラウンドオブ24へ進出。(5/28)

51932.jpgMiguel Pupo © ASP / Smorigo

【イタウナ・ビーチ、サクアレマ、リオデジャネイロ/ブラジル(2011年5月27日金曜日)】2011年5月24 - 29日まで、ブラジル、リオデジャネイロのイタウナ・ビーチでASP男子プライム・イベント第4戦「コカ・コーラ・プレゼンツ・オークリー・サクアレマ・プライム」が開催されている。大会5日目を迎えた本日は,午後2時までウエイティングしたものの、強いオンショアと雨およびスモール・コンディションを理由にレイデイとなった。

この「コカ・コーラ・プレゼンツ・オークリー・サクアレマ・プライム」は、世界中で開催されるASPのトップ34のみで戦うワールド・ツアー・イベントに次ぐ、プライム・ステイタスのASPイベント。プライムはWT入りを目指すスターイベントを越えた獲得賞金,獲得ポイントが極上のイベントで,WTサーファーや、ワールドランキングで上位の選手のみ出場が許されるイベント。それゆえ最もWTに近いサーフィンが繰り広げられる。

先日までリオデジャネイロでは、ワールドツアー第3戦「ビラボン・リオ・プロ」が行われており,そのアスリートの半数がオークリー・サクアレマ・プライムに参加するためブラジルに留まった。そのため、このコンテストには多くのワールドツアー選手が参加している。

そんな中で,日本から今回のイベントに参加しているのが大野修聖。マー大野はR96ヒート15に登場。カリフォルニアのプライム・イベントで優勝したばかりで絶好調のブラジルの新鋭ミゲール・プポ、ベテラン・ブラジリアンのネコ・パダラッツらと対戦。ヒート・スタートと同時に仕掛けてきたのはミゲール・プポ。軽快なサーフィンでポイントを重ねた。

そして開始から5分,セットを掴んだマー大野。スピードのある深いボトムターンからクリティカルセクションへ、ねじり込むように物凄いスプレーを上げるリエントリーを一発。更にカーヴィングでインサイドに繋ぎ,フィニッシュはテールを抜くエア気味のアクションで5.83をスコア。暫定2位となった。

しかしベテラン・ブラジリアンのネコ・パダラッツがハードなバックハンド・アタックを見せ、立て続けに5.03、5.50をスコアし1位となる。そして次々に技を仕掛けてくるプポがセットのレフトを掴み7.67をスコアし再びトップに躍り出た。3名の熾烈なトップ争いが続くなか,3位だったマー大野は5.83のバックアップを探し続け,ついにミドルセクションでダブルアップするレフトを掴んだ。

深いボトムターンでトップに上がるタイミングを計り,ファースト・セクションをフローターでギアアップ。スピードを増したマーは次のセクションで、満身の力をテールに注ぎ込み,物凄い量のスプレーを上げるカーヴィング・オフザトップを一発。更に鋭いカーヴィングでインサイドに繋ぎ,フィニッシュはテールを抜くエア気味のアクションで4.93をスコア。再び2位に浮上した。

3位のパダラッツが2位のマー大野を逆転するには、自分の持つベストスコアを上回る5.27が必要だった。逆転するために、どの波でどのようなサーフィンが必要か分かっていたパダラッツは,ウェイブ・セレクションに慎重になり過ぎて波に乗らない。そのままマー大野は,パダラッツの追撃を振り切り見事2位でラウンドアップを果たした。

そして,その日の最終ヒートで行われたカイ・オットン(AUS)、ヒズノメ・ベテーロ(BRA)、ティム・ボール(FRA)とのラウンドオブ48でも、マー大野は序盤から積極的に攻め、7.03、7.40のハイスコアをマーク。ワールドツアーで活躍する選手たちを破って堂々の1位通過を果たした。

そして、マー大野が次に登場するのはラウンドオブ24のマンオンマン。対戦相手はまだ決定しておらず,ミゲール・プポ(BRA)、トム・ウィッタカー(AUS)、ショーン・キャンスデル(AUS)、アダム・ロバートソン(AUS)で行われるヒート8で2位になった選手と戦う事となる。

大野修聖は,今シーズンのスタートから、日本人として初めてプライムイベントでクオーターファイナルに残り,5位入賞。マーガレットリバーのプライムイベントでも13位。カリフォルニアでは25位となりASPワールド・ランキング53位にランクインしている。

ASPは今シーズンより、ワールド・タイトル・レース、プライム、スター・イベントの順位を1本化したワールド・ランキング・システムを起動させている。シーズン中盤と最後の年2回メンバーの入れ替えが行われるのだ。最初のローテーションは9月15日に終了するニューヨークで開催されるクイックシルバープロで、次の9月18日から始まるカリフォルニアのハーレープロから新しいメンバーに入れ替わる。

マーが目指すASPワールド・ツアーは、ASPワールド・ランキングのトップ34(ワイルドカード2名を含む)だけが出場出来るもの。今シーズンは最高の滑り出しを見せているマー。この勢いでトップ32に入りクオリファイを目指せ。一つでも多く勝ち上がり日本に元気を届けたいと奮闘する大野修聖を日本から応援して欲しい。がんばろう日本!

コンペティションは遅れを取り戻すため、土曜日の朝の午前6時30分にファーストコールをする。

ラウンドオブ48のヒート:
ヒート8:ミゲール・プポ(BRA)、トム・ウィッタカー(AUS)、ショーン・キャンスデル(AUS)、アダム・ロバートソン(AUS)
ヒート9:グレン・ホール(IRL)、カイ・バーガー(HAW)、ジェシー・メンデス(BRA)、セバスチアン・ジーツ(HAW)
ヒート10:クリス・デーヴィッドソン(AUS)、タナー・グダスカス(USA)、ウイリアン・カルドゾ(BRA)、キロン・ジャボー(HAW)
ヒート11:アダム・メリング(AUS)、ナザニエル・カラン(USA)、メイソン・ホー(HAW)、ロイデン・ブライソン(ZAF)
ヒート12:ダミアン・ホブグッド(USA)、ジョシュ・カー(AUS)、ディオン・アトキンソン(AUS)、チャーリー・ブラウン(BRA)

ラウンドオブ24のヒート:
ヒート1:ミシェル・ボウレズ(PYF)対リンコーン・テイラー(AUS)
ヒート2:ヤディン・ニコル(AUS)対シマオ・ロマオ(BRA)
ヒート3:ジャドソン・アンドレ(BRA)対コリー・ロペス(USA)
ヒート4:ラオニ・モンテイロ(BRA)対ネイザン・ヨーマンズ(USA)
ヒート5:ジュリアン・ウィルソン(AUS)対ジュニア・ファリア(BRA)
ヒート6:ガブリエル・メディーナ(BRA)対ペドロウ・ヘンリーク(BRA)
ヒート7:大野修聖(JPN)対ヒート8の2位の選手
ヒート8:カイ・オットン(AUS)対ヒート8の1位の選手


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