エストリル・サーフ&ミュージック ビラボン・ガール2011(6/13)

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ポルトガルのASP6スター「エストリル・サーフ&ミュージック ビラボン・ガール2011」で大村奈央が19位。(6/13)

nao01.png大村奈央。aquashot©aspeurope.com

【エストリル・ポルトガル(2011年6月11日土曜日)】ポルトガルで6月10日から開催されていたポルトガルのASPウイメンズ6スター「エストリル・サーフ&ミュージック ビラボン・ガール2011」が終了。カリフォルニアの18歳,コートニー・コンローグ(USA)が、同じカリフォルニアの16歳、レイキー・ピーターソン(USA)を破り優勝した。今回も6スターイベントとはいえ、世界の女性トップサーファーが集結。ワールドツアーさながらの面子が顔を揃え、盛り上がりを見せた。

今年、ASPトップ17によって行われる2011年のASPウイメンズのワールドツアーは既に5戦が終了しており,フランスのビアリッツで7月11-17日に開催予定のWT第6戦「ロキシー・プロ・ビアリッツ」、カリフォルニアのハンティントンビーチで8月1~6日で開催予定の最終戦「USオープン」を残すのみとなっている。

そんなワールドツアーにクオリファイするためのスターイベントも今年は1スター1戦,6スター6戦の7戦しか行われないため、来季にリクオリファイを目指すサーファーは,前回のフランスを含む、スペイン、ポルトガルで行われるヨーロピアンレングの残りの4つの6スターが非常に重要なイベントとなっている。特にスペイン、ポルトガルで行われる最終2戦は、スケジュールから8月のワールドツアー終了後に行われることになり,これまで以上に熱い戦いが繰り広げられることになりそうだ。

そんなハイレベルなコンテストに前回のフランスから引き続き日本人として唯一人出場している大村奈央。今回はラウンドオブ60から出場した大村奈央は,終始ヒートをリードし1位通過。そしてラウンドオブ48では、オーストラリアのニコラ・アサトン、ポルトガルのフランシスカ・サントスを5.25、3.40をスコアして破り,南アフリカのサラ・バウムに次いで第2位でラウンドアップした。

オンショアのマッシーなコンディションのなか、ラウンドオブ 24では、マリア・マニュエル、ポーリン・アドゥ、ディミティ・ストイルと対戦。前半を2位で折り返した大村だったが、他の選手に次々とハイスコアをマークされ4位へ転落。ヒート終盤にバックハンドでレフトの波を果敢に攻めて4.25をスコアしたが、ヒートスコア7.90で4位敗退。19位でフィニッシュとなった。

昨年はルーキーイヤーにしてJPSAのグランドチャンピオンを獲得した大村奈央。今回は一人で世界に挑戦状を叩き付けている。現在、大村奈央は、ASPウイメンズ・ワールドランキングで62位。世界を目指し、がんばれ,大村奈央。がんばろうニッポン。