ASPプライム・ナイキ6.0ロウワーズ・プロで大野修聖が25位となる。(5/5)
Masatoshi Ohno © Hilleman
【サン・クレメンテ、カリフォルニア、2011年5月4日】5月3~7日まで、 ASPプライム・イベントとして、カリフォルニア、サン・クレメンテのロウワー・トラッスルズで開催中の「ナイキ6.0ロウワーズ・プロ」。大会2日目を迎えた本日は,1−3フィートのコンディションでラウンド2であるR48のヒート9までが終了した。
このナイキ6.0ロウワーズ・プロは、世界中で開催されるASPのトップ36人のみで戦うワールド・タイトル(WT)イベントに次ぐ、プライム・ステイタスのイベント。プライムはWT入りを目指すスターイベントを越えたイベントで,WTサーファーや、ワールドランキングで上位の選手のみ出場が許されるイベント。それゆえ最もWTに近いサーファー達の熱い戦い繰り広げられる。
プライム・イベントは今シーズン、世界で11戦が予定されている。この試合は,アメリカのメインランドで開催予定の3つのプライム・イベント(ナイキ6.0ロウワーズ・プロ、USオープン、CWCサンタクルーズ)の初戦となる。会場はASP-WTも開催される、アメリカで最もリスペクトされるサン・クレメンテのロウワー・トラッスルズ。素晴しいAフレームの波を形勢する玉石のポイントブレイクは、あらゆるハイパフォーマンスを可能にする。
大会2日目は、ASPワールド・ツアー・サーファーのジャドソン・アンドレ(BRA)、ヤング・ローカルのタナー・グダスカス(サン・クレメンテ、CA)、17歳のガブリエル・メディーナ(BRA)がハイスコアを記録した。また,昨日は怪我でワールドツアーを欠場していたデーン・レイノルズがコンペティションに復帰し、強力なパフォーマンスを披露した。
そんな中で,日本から今回のイベントに参加しているのが大野修聖。マー大野はR96ヒート12に登場。ローカルのクリス・ワード、ヒズノメ・ベテーロ(BRA)、エリック・ガイゼルマン(USA)と対戦した。コンパクトで肩の張ったグッドシェイプのライトを掴んだマー大野は,スピーディーなバックハンドでクリティカルセクションを攻め,リエントリーを繰り返し6.67をスコア。しかし、そのバックアップを見つけられず、残り時間10分を切り暫定3位。
そして、Aフレイムのレフトをキャッチしたマー大野は、深いボトムターンからクリティカルセクションに当て込むビッグなリエントリーを見せ、4.10をスコアし2位へ浮上。そのまま逃げ切り、ヒズノメ・ベテーロ(BRA)に次いで2位でラウンドアップした。
そして迎えた大会2日目。大野修聖はヒート5に登場。ヘイター・アルベス(BRA)、ジェシー・メンデス(BRA)、ペドロウ・ヘンリーク(BRA)というブラジリアン・グーフィー・トリオとの対戦。ヒート開始直後に入ったセットでパワフルなマニューバーを連発するブラジリアンたち。その波に乗り遅れたマー大野は3.50をスコアするも暫定4位で前半を折り返す。中盤に入り,レフトの波を掴んだマーは,ビッグなりエントリーからトップターン、カットバックと繋ぎ、5.80をスコアして3位に浮上する。
終了間際にブラジリアン3名が1本の波にテイクオフ。その波でもつれたブラジリアンたち。最終的にペドロウ・ヘンリークがインターフェアをとられ,4位だったヘイター・アルベスが大逆転の1位通過。後半追い上げたマー大野だったが,惜しくもここで敗退。25位でのフィニッシュとなった。
また今回、ASP5スターのオークリー・プロジュニアが同時開催。日本から大橋海人が一人参戦している。コンテストは本日もスモールコンディションながら,大会3日目がスタート。ラウンド2の残りの3ヒート終了後,ラウンド3が行われ,そのあとASP 5-スター・オークリー・プロジュニアがスタートする予定だ。
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