ワールド・ベスト・アンダー16がフランスに集結。クイックシルバー・キング・オブ・ザ・グロムス・インターナショナル・ファイナルで仲村拓久未が9位。(10/13)
世界最強のU16を決める「クイックシルバー・キング・オブ・ザ・グロムス・インターナショナル・ファイナル」が、ASPワールドツアー第8戦「クイックシルバープロ・フランス」と同時開催され、ブラジルのヤン・ダベコウが、オーストラリアのミッチ・パーキンソンを破り、ワールド・ベスト・アンダー16に輝いた。
今回日本からは、8月31日までの期間で、ASPジャパン・ツアー・ランキング1位だった仲村拓久未が日本代表となり、今回のKOTGインターナショナル・ファイナルに招待された。このKOTGで優勝する事は事実上16歳以下の世界ナンバーワンと認められ、過去にこの大会で優秀な成績を収めてきた選手は、次のステージとなるジュニアU-20のクラスで確実にその実力を発揮している。
そして、アメリカから参加のカノア五十嵐をはじめとする、世界中からフランスに集結した18名によるバトルがスタートした。仲村拓久未はラウンド1を2位となり、ラウンド2を強いられた。ラウンド2では、オープニングライドでバックハンドの深いボトムターンからのオフザトップ・スナップで3.33をスコア。セカンドライドではフォアハンドのリエントリーとカーヴィングのコンビネーションで7.67をスコア。仲村拓久未がヒートをリードした。
そして、相手は優先権を持ち、6.01を出せる波を待ち続ける。拓久未はミドルセクションから波を捉え、クローズアウトセクションへリエントリーを決め、4.77。圧倒的な試合運びでラウンドアップを果たした。しかし、ラウンド3では6.07、更にヒート終了間際に7.37をスコアするも3位で敗者復活のラウンド4へ。そこでは今回の優勝者であるヤン・ダベコウとマンオンマン対決となり、スタートから8ポイント台を2本揃えられ、最後まで自分のサーフィンを見せないまま敗退。9位という成績に終わった。しかし、彼自身、今回はかなり手応えを感じているようで、次回に向けたステップアップに繋がるコンテストとなった。15歳の仲村拓久未の今後の活躍に期待したい。
オフィシャルサイト:http://quiksilverlive.com/kotg2011/home.en.html