クイックシルバーISA世界ジュニア選手権大会2011

TAKUMI NAKAMURA PHOTO:ISA/ROMMEL

【プンタ・エルモサ、ペルー、現地時間2011年5月24日】国際サーフィン連盟（ＩＳＡ）主催のクイックシルバーISAワールドジュニア・サーフィン・チャンピオンシップ、世界ジュニア選手権大会は大会3日目。本日もセニョリータスとカバレロの2ポイントを使いスタート。レフトとライトのポイントブレイクにおいて、グラッシーなロングブレイクが一日を通して続いた。

本日はセニョリータスで、メイン・イベントを勝ったサーファーが第３ラウンドに勝ち進み，カバレロでは、アンダー18、アンダー16、ガールズの敗者復活戦が一部行われた。大会3日目にして，イベントから姿を消すサーファーも現れ出し、アンダー16とガールズのラウンド2では24名のサーファーがラウンド3進出を決めた。

今日のアンダー16で素晴しいスコアを出したのが，地元プンタ・エルモサのホアキン・デル・キャスティーリョ。ローカル知識が、このようなスモール・コンディションのキーであるということを証明し13.84（7.67 + 6.17）をスコア。ルーカス・シルベイラ（BRA）、カノア五十嵐（USA）、デューン・ケニング（NZL）を下した。

「波は昨日より良かったですね。でも最初の波を乗るまで，波が来るのをずっと待っていました」と、デル・キャスティーリョが言った。「辛抱強く待った甲斐がありました。あの良い波で7ポイントを越すスコアをもらえたんですからね。僕はここの波を良く知っています。だから勝つために必要だったバックアップの波を見つけることが出来たんですよ」

ガールズでは，ベイリー・ナジ（HAW）がベスト・パフォーマンスを見せ，15.83（9.50 + 6.33）のヒートスコアを記録。同じくハワイのタティアナ・ウエストン-ウェブも15.44、ビアンカ・ブュイティンダッグ（RSA）が14.66、エリー-ジーン・コフィー（AUS）が13.90をスコアして勝ち上がった。

AOI WATANABE PHOTO:ISA/ROMMEL

日本選手は，昨日行われたガールズクラスのラウンド１において、水野亜彩子が２位、野呂玲花が安定したライディングでポイントを重ね１位、村松爽香も２位、高橋みなとも8.27という高ポイントをマークして１位通過、女子4名全員がラウンド2を決めた。しかし、今日行われたラウンド2では、水野亜彩子3位、野呂玲花4位、村松爽香4位、高橋みなと4位と全員が敗者復活戦へと回った。

大会1日目にヒートが行われたなかった大森夏海人は、U18クラスのラウンド１を２位で通過するも、ラウンド２で４位となり敗者復活戦へ。U18クラスのラウンド1を勝ち上がっていた渡邊藍は2位で、山中海輝は1位でラウンド２を通過。2名がラウンド3へ勝ち上がった。

そして、本日行われたアンダー16のラウンド2で仲村拓久未は、終始ヒートをリード。ヒート終了間際にオーストラリアのソリ・ベイリーにハイスコアで逆転されたものの，2位でラウンド3へ勝ち進んだ。敗者復活戦を強いられた稲葉玲王は、5.17、4.83をスコアして10.00のヒートスコアで2位となりラウンドアップ。同じ佐藤魁は、6.83、5.40で12.23をスコアするも，9ポイントや8ポイントを出す相手に惜しくも3位敗退，73位という結果に終わった。また、アメリカ代表で出場している五十嵐カノアはラウンド2を3位で敗者復活戦に回っている。

明日は，現地朝8時（日本時間今晩夜10時頃）より「カバレロ」でボーイズ・アンダー16の敗者復活戦ラウンド2、ガールズの敗者復活戦ラウンド2。「セニョリータス」でボーイズ・アンダー18の敗者復活戦ラウンド2、そしてアンダー18の敗者復活戦ラウンド3が行われる予定。

日本の昨年度の国別順位は１０位。個人順位も国別順位も共に目指すは表彰台だ。大会期間中は日本サーフィン連盟のブログに現地からの情報を随時アップ。またＩＳＡ特設サイトではライブ中継も行われている。日本とペルーの時差は-14時間。現地の朝8時が日本の夜10時といった感じ。是非、チェックして、みんなでチームジャパンを応戦しよう。


※日本サーフィン連盟のブログ
※大会オフィシャルサイト

＊＊＊世界ジュニア日本代表選手＊＊＊

<U16クラス>
大原　洋人 選手（JPSA公認プロ）※体調不良のため欠場
稲葉　玲王 選手（JPSA公認プロ）
佐藤　魁 選手（湘南茅ヶ崎）73位
仲村　拓久未 選手（三重）

<U18クラス>
大森　海夏人 選手（茨城南）
松野　陽斗 選手（湘南茅ヶ崎）
渡邊　藍 選手（千葉南）
山中　海輝 選手（奈良）

<U18ガールズ>
水野　亜彩子 選手（JPSA公認プロ）
村松　爽香 選手（静岡２区）
高橋　みなと 選手（宮城仙台）
野呂　玲花 選手（徳島）