クイックシルバーISA世界ジュニア選手権大会2011

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ISA世界ジュニア選手権大会の大会5日目。ハワイとUSAがリード。仲村拓久未がラウンド4へ勝ち上がる(5/27)

takumi03.jpgJPN-Takumi-Nakamura. Photo: ISA/Marotta

【プンタ・エルモサ、ペルー、現地時間2011年5月26日】国際サーフィン連盟(ISA)主催のクイックシルバーISAワールドジュニア・サーフィン・チャンピオンシップ、世界ジュニア選手権大会は大会5日目。残り2日で7ケ国の80名まで絞られたサーファーが、個人戦と国別団体における金メダルを目指し戦っている。52ヒートも行われた本日の結果で,国別のランキングが以下のようになった。

1位-ハワイ、USA、3位-オーストラリア、4位-フランス、5位-ブラジル、6位-タヒチ、7位-ペルー

まだパーフェクトなスコアへの数学的なチャンスを持っているハワイとUSA。とはいえ、まだまだ他の国に可能性がなくなった訳ではない。タイトルを自国に持ち帰るのはどの国か。王者オーストラリアは巻き返すことができるのか。アメリカが初の金メダルを獲得するのか。ペルーが昨年に続き2度目のISAタイトルを掴むのか。泣いても笑っても2日後に全てが決定しているだろう。

カバレロとセニョリータスは5日間続けて、グラッシーな3~6フィートのエクセレント・コンディション。アンダー16のボーイズにおいて、ディビジョンの第3ラウンドが行われ,メイン・イベントのトップ12のサーファーが決定した。

なかでもブラジルのフリーペ・トリードは、ディビジョンで最も優れたパフォーマンスを見せた。一連のエアリアル・ムーブのコンビネーションで、彼は今日のベスト・シングル・ウェイブ・スコア9.80を記録。そして、ディビジョン最高のヒートスコア16.63を叩き出した。

「あんなスコアをゲット出来て本当に嬉しいです」と、トリードが言った。「僕は終了間際に板を替える危険を冒しました。でもそれは正しい決断だったんです。今回のペルーは僕にとって5回目で、波の事が分かっていて助かりました。我々のブラジル・チームは、本当に素晴しい。僕に刺激を与えてくれるチームメイトに感謝したいです」

アンダー16では,ソリ・ベイリー(AUS)、テイラー・クラーク(USA)、仲村拓久未(JPN)、レオナルド・フィオラバンティ(ITA)といった選手が、ヒートスコア12.00を超える素晴しいパフォーマンスを見せた。

また,ガールズでもメイン・イベントのトップ12が決定。オーストラリアのコーディー・クラインが今日のベスト・パフォーマンスを見せ、ヒートスコア15.83(8.50 + 7.33)をマークした。一方、優勝候補のひとりであるアメリカのレイキー・ピーターソンは、15.66(8.33 + 7.33)を記録。カバレロのロングウォールでハイパフォーマンスを披露した。

敗者復活戦ラウンドは、9カ国の80人のサーファーがイベントから姿を消した。

JPN-Kaiki-Yamanaka. Photo- ISA/Rommel.jpgJPN-Kaiki-Yamanaka. Photo: ISA/Rommel
日本選手で残っていたのは,U16クラス仲村拓久未、U18クラスの大森海夏人、渡邊藍、山中海輝、U18ガールズの水野亜彩子、野呂玲花の6名。U16ボーイズのラウンド3のヒート2に登場した仲村拓久未。オープニングライドで6.67をスコアした仲村は、8.17というハイスコアをマーク。ヒートスコア14.84で、一時は2位以下をコンビネーションに追いやる大差で次のラウンド4へ勝ち進んだ。


asako.jpgJPN-Asako-Mizuno. Photo: ISA/MarottaU18ボーイズのラウンド3の渡邊藍、山中海輝は、両者とも4位で敗者復活戦へ。そこではスコアリング・ウェイブを見つけられず,全く自分のサーフィンを見せないまま,敗者復活戦で待っていた大森海夏人とともに4位敗退。総合ランキング41位でフィニッシュとなった。また、U18ガールズ敗者復活戦3を戦った水野亜彩子、野呂玲花はともに4位敗退。総合ランキング43位でフィニッシュとなった。これで日本は仲村拓久未が最後の砦となった。タクミはアメリカのテイラー・クラーク、タヒチのアリホ・テファファナらとラウンド4ヒート2で対戦する。

明日は,現地朝8時(日本時間今晩夜10時)より各ポイントで以下のスケジュールで行われる予定


セニョリータス
U18ガールズのラウンド4
U16ボーイズのラウンド4 9:00AM(日本11時から) ヒート2仲村拓久未
U18ボーイズのラウンド4
敗者復活戦6 U18ガールズ
U18ガールズのラウンド5
U16ボーイズのラウンド5
U18ボーイズのラウンド5

カバレロ
敗者復活戦5 U18ガールズ
敗者復活戦5 U16ボーイズ
敗者復活戦5 U18ボーイズ
敗者復活戦6 U16ボーイズ
敗者復活戦6 U18ボーイズ
敗者復活戦7 U18ガールズ
敗者復活戦7 U16ボーイズ
敗者復活戦7 U18ボーイズ


日本の昨年度の国別順位は10位。個人順位も国別順位も共に目指すは表彰台だ。大会期間中は日本サーフィン連盟のブログに現地からの情報を随時アップ。またISA特設サイトではライブ中継も行われている。日本とペルーの時差は-14時間。現地の朝8時が日本の夜10時といった感じ。是非、チェックして、みんなでチームジャパンを応戦しよう。


※日本サーフィン連盟のブログ
※大会オフィシャルサイト

***世界ジュニア日本代表選手***結果

<U16クラス>
大原 洋人 選手(JPSA公認プロ)※体調不良のため欠場
稲葉 玲王 選手(JPSA公認プロ)61位
佐藤 魁 選手(湘南茅ヶ崎)73位
仲村 拓久未 選手(三重)

<U18クラス>
大森 海夏人 選手(茨城南)41位
松野 陽斗 選手(湘南茅ヶ崎)57位
渡邊 藍 選手(千葉南)41位
山中 海輝 選手(奈良)41位

<U18ガールズ>
水野 亜彩子 選手(JPSA公認プロ)43位
野呂 玲花 選手(徳島)43位
村松 爽香 選手(静岡2区)61位
高橋 みなと 選手(宮城仙台)49位