ビラボン・リオ・プロがようやくスタート。(5/18)

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ASPワールド・タイトル・イベント第3戦「ビラボン・リオ・プロ」

2011年5月11日-22日 リオデジャネイロ、ブラジル

メイン会場のバーハ・ダ・チジュカからアルポラドルへ移動。2~4フィートのコンディションで、ようやくスタート。(5/18)

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写真:ケリー・スレーター



【アルポラドル、リオデジャネイロ/ブラジル(2011年5月17日火曜日)】ウエイティング期間が現地時間の11日から始まっていたにもかかわらず,約一週間もコンディション不良のためにスタートすることが出来なかったASPワールド・タイトル・イベント第3戦「ビラボン・リオ・プロ」。

22日までの残された時間でコンテストを行わなければならないコンテスト主催者は、イベント・メイン会場のバーハ・ダ・チジュカからアルポラドルへ移動。2~4フィートのコンディションでコンテストをスタートし,ラウンド1を完了。絶えず変化するコンディションでベスト・サーファーたちは激しいパフォーマンスを見せた。

ケリーが本日のベスト・シングルスコアをマーク。

10タイムASPワールド・チャンピオンのケリー・スレーター(USA)は、のビラボン・リオ・プロのオープニングで強烈なスタートに手に入れた。2つの凄まじいテールドリフトのバックハンド・ターンを爆発させたスレーターは、今日のベスト・シングル・ウェイブ・スコアとなる9.00をマークし,ASPワールド・ツアー・ルーキーのジュリアン・ウィルソン(AUS)、イベント・ワイルドカードのピーターソン・クリサント(BRA)を下した。

「あの9ポイントは良い感じだった」と、スレーターが言った。「ゼッケンをもらいに行くのに戸惑ってしまったんだ。自分がパドルアウトするまでに,ヒートは既にスタートしていて,ジュリアンは最初の波に乗っていた。スタートは良くなかったね。でも良い波が来ることは分かっていたから,辛抱強く波を待った。あの良い波では、深いボトムターンからリッピングが出来た。ほとんどの波が柔らかく、同じような波ばかりだったね」

昨年ブラジルのビラボン・プロで2位になったスレーターは,このレフトのポイントブレイクであるアルポラドルでグーフィー・フッターが有利であり,レギュラー・フッターは特に波の選択がカギになるだろうと言った。

「このような小さいレフトは、 グーフィー・フッターにとって恰好のコンディションだ」と、スレーターが言った。「オーウェン(ライト)とジャドソン(アンドレ)は大喜びだと思うよ。ぼくらレギュラーにとっては、ベルズやスナッパーがフロントサイドで今回はその反対。スマートにやってみるしかないね。ミック(ファニング)は良い感じだったよ。スマートにやるだけの波もあった。スマートにやらなくてはダメだね」

タジがベスト・ヒート・トータル16.83をマーク。

タジ・バロウ(AUS)は、アルポラドルのレフトハンダーでシャープなバックハンド・アタックを見せ,彼の最初の2本の波で今日のベスト・ヒート・トータル16.83をスコア。成長著しいブラジリアン・ルーキーのアレホ・ムニーツ(BRA)とイベント・ワイルドカードのリカルド・サントス(BRA)(20)を下した。「少しの間、ちょっとビビってた。試合が決まった時に風が吹き始めていたんだ。でも風によってクリーンになったよ。」と、バロウが言った。「僕は最初に2つの良い波を手に入れることが出来て良かったよ。」

ジャドソン・アンドレ、地元ギャラリーの前でハイパフォーマンスを見せる

昨年のイベント勝利者であるジャドソン・アンドレは、 アルポラドルのレフトハンダーを大いに楽しみ,ブラジリアン・ギャラリーのサポートを味方につけ、アグレッシブなカーヴィングとスナップのコンビネーションで圧勝した。

「僕は、ブラジルのコンテストがここで行われて、本当にうれしいよ。アルポラドルは大好きなんだ。ローカルのような感じさ」と、アンドレが言った。「以前ここでは何度か戦っていて、友達もたくさんいる。僕がディフェンディング・チャンピオンとしてのプレッシャーを感じているはずだって,みんなが言っているのは知っているよ。でも僕はそんな事は気にしない。次のヒートの事だけ考えているんだ。それは去年の事だからね。」

ミック・ファニング(AUS)はラウンド3へ

二度のASPワールド・チャンピオンであるミック・ファニング(AUS)は、ゆっくりとオープニング・ヒートで勢いをつけ、最後には2つのレフトハンダーで爆発。シームレスなバックハンド・ターンで15.07のヒート・トータルをスコアし, ダイレクトにラウンド3へ勝ち進んだ。

「トリッキーで良い波を見つけるのが大変だったよ。前のヒートを見ていたら、連続のターンでスコアが出ていたので、それに集中していたんだ」と、ファニングが言った。「その波は最大でなかったけど、3つのターンが可能だった。」

またファニングは,ブラジルの絶えず変わるコンディションにおいて,ラウンド3へ進む重要性を語った。「ラウンドをスキップ出来た事は良い事だと思う。この予想不可能なブラジルでは特にね」と、ファニングが言った。

ビラボン・リオ・プロ・イベント主催者は、再びアルポラドルでラウンド2を行う方向で、午前7時にファーストコールする。ブラジルと日本の時差は−12時間なので、現地の朝7時が日本の夜7時となる。

Billabong Rio Pro Round 1 Results:
Heat 1: Owen Wright (AUS) 13.60, Heitor Alves (BRA) 7.67, Bobby Martinez (USA) 7.47
Heat 2: Adrian Buchan (AUS) 11.84, Adam Melling (AUS) 11.16, Kai Otton (AUS) 7.90
Heat 3: Taj Burrow (AUS) 16.33, Ricardo Santos (BRA) 11.17, Alejo Muniz (BRA) 10.60
Heat 4: Mick Fanning (AUS) 15.07, Simao Romao (BRA) 12.36, Dusty Payne (HAW) 11.66
Heat 5: Patrick Gudauskas (USA) 8.13, Jordy Smith (ZAF) 8.07, Igor Morais (BRA) 6.34
Heat 6: Kelly Slater (USA) 15.17, Julian Wilson (AUS) 14.37, Peterson Crisanto (BRA) 3.84
Heat 7: Jadson Andre (BRA) 14.33, Gabe Kling (USA) 10.66, Bede Durbidge (AUS) 7.90
Heat 8: Jeremy Flores (FRA) 13.56, C.J. Hobgood (USA) 10.80, Josh Kerr (AUS) 7.43
Heat 9: Damien Hobgood (USA) 12.00, Raoni Monteiro (BRA) 11.10, Tiago Pires (PRT) 10.93
Heat 10: Cory Lopez (USA) 11.54, Chris Davidson (AUS) 10.00, Michel Bourez (PYF) 8.57
Heat 11: Daniel Ross (AUS) 14.90, Adriano de Souza (BRA) 14.67, Kieren Perrow (AUS) 8.96
Heat 12: Taylor Knox (USA) 15.03, Matt Wilkinson (AUS) 14.70, Joel Parkinson (AUS) 8.34



現在のASPワールド・タイトル・レイティング:
1. ケリー・スレーター(USA)15,200pt
2. ジョエル・パーキンソン(AUS)14,000pt
3. ジョディ・スミス(ZAF)13,000pt
4. エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)10,500pt
4. ティアゴ・ピレス(PRT)10,500pt




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詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。

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