世界最高峰のサーファー達は、トリッキーなコンディションで行われたリップカール・プロのラウンド3を切り抜ける(4/22)

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ASPワールド・タイトル・イベント第2戦「リップカール・プロ・ベルズビーチ」

2011年4月19日-30日 ベルズビーチ、ヴィクトリア州、オーストラリア

世界最高峰のサーファー達は、トリッキーなコンディションで行われたリップカール・プロのラウンド3を切り抜ける(4/22)

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写真:ジョエル・パーキンソン

【ベルズ・ビーチ、ビクトリア/オーストラリア(2011年4月22日金曜日)】ASPワールド・タイトル・イベント第2戦である「リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ」は大会4日目。本日は早朝からベルズ・ボウルのクリーンな3~5フィートのコンディションにおいて,男女ともラウンド3までが行われた。時間を追うごとにコンディションは悪化したが、ワールドベスト・サーファーはインスパイアされたパフォーマンスを披露した。

「ベルズは他のイベントとは違う」とパーコ。

2度のリップ・カール・プロ・ベルズ優勝者であるジョエル・パーキンソン(AUS)は、彼のトレードマークのカジュアル・スタイルでロング・ウォールを切り刻み、フランスのジェレミー・フローレス(FRA)を下し,彼が常にベルズ・ボウルにおける脅威である事を証明。さらにパーキンソンは,終了ホーンと同時に乗った波では、9.2をスコア。エクセレントなウェイブでヒートを締めくくった。

「ベルズは、他とは異なるイベントである」と、パーキンソンが言った。「他のイベントでは、自分のパフォーマンスを、その他の選手がその日に見せたパフォーマンスで測ったりするものだけど、ベルズでは、2つのヒート時間でコンディションが異なる。それが全く異なった波のように見えるほどさ。ここは、自分自身のパフォーマンスをベストを尽くすだけで、他の選手の事を気にする必要のないスポットなんだ」


ケリーはラウンド4へ。

10度のASPワールド・チャンピオンに君臨するケリー・スレーター(USA)は、ワイルドカードのステュー・ケネディ(AUS)との静かなヒートをかろうじて勝ち上がった。このリップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチで4度優勝しているスレーターは、どうにか11.34のヒート・トータルを集めてラウンド4に勝ち進んだ。

「僕は、スコアを出すために,いくつかの小さな波を手に入れた」と、スレーターが言った。「僕はセットがヒート後半にくると思っていたんだけど、何も来なかったよ。全く波が入ってこないヒートというのが時にはあって,そんなヒートだった。イベント前半に悪いヒートがあって,後半が良いヒートになる方が良いからね。」


デ・スザは2週間前に会場入りしていた。

ラウンド1で素晴らしいパフォーマンスを見せていたアダム・メリング(AUS)を下したエイドリアーノ・デ・スザ(BRA)は、イベントの2週前にベルズ入りしており、その準備が今日のラウンドアップに結びついたと言った。

「このイベントで戦うの6回目なんだ」と、デ・スザが言った。「毎年、この場所について学んで、自分のヒートに役立てているよ。今回は板を用意して、水に慣れるためにベルズに早く来たんだ。自分自身をプッシュして、ビッグな結果をここで手に入れたい。」


C.J.ホブグッド(USA)がマット・ウィルキンソンを下す。

C.J.ホブグッド(USA)は昨日、ロースコア・ヒートをなんとか勝ち上がり、今日は調子が良いマット・ウィルキンソン(AUS)を2つの8-ポイント・ライドをスコアして粉砕。見事に回復したパフォーマンスを見せた。

「ソリッドなヒートを組み立てた時から、随分時間が経ったように思う」と、ホブグッドが言った。「波数が少なく,あまり多くのチャンスがなかった。だから、1つ波を手に入れたら、それに詰め込めるだけの技を詰め込まなければならない。その技の出来るセクションをミスしたなら、3ポイントしか得点出来ないコンディションなんだ。

僕はウィルコ(マット・ウィルキンソン)を凄くリスペクトしている。彼は素晴しいサーフィンをしているよ。僕は、彼に楽しむという事をインスパイアされたんだって伝えたんだよ。」


パワフルなパフォーマンスを見せたミシェル・ボウレズ(PYF)。

ミシェル・ボウレズ(PYF)は今日のヒートの中で最もパワフルなパフォーマンスを見せ、17.67のヒート・トータルをスコア。カリフォルニアのパトリック・グダスカス(USA)とのヒートを完全に支配した。

「ベルズは、トリッキーな波なんだ」と、ボウレズが言った。「良い波を見つけることは本当にハードなんだ。この海の中で多くの時間を過ごし,フォーカスすることが必要だ。ベスト・ウェイブを待つと決めたんだ。待てば絶対に来ると思った。僕が子供の頃、ケリー・スレーターとテイラー・ノックスを最も尊敬していた。彼らはパワフルだったからね。そして,いまツアーに参加して,彼らと戦える事が僕にとって素晴しい事なんだ。」


男子ラウンド3終了後に、女子のラウンド3が行われ,シルヴァナ・リマ(BRA)、カリッサ・ムーア(HAW)、ステファニー・ギルモア(AUS)、ココ・ホー(HAW)がクオーター進出を決め,リマのハイ・ヒート・トータル16.00がテルストラ・パワーラウンド賞で5,000ドルを獲得した。今日の女子ラウンド3で2位3位になった選手はラウンド4を戦い、そこで勝った選手がクオーターへ進み今日決まった4名と戦う事となる。


イベント主催者は、明朝、午前7時30分スタートを目指し午前7時に再びファーストコールする。


リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ:ラウンド3結果
ヒート1:オーウェン・ライト(AUS)12.33 def.。ゲイブ・クリング(USA)5.90
ヒート2:エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)16.76 def.。アダム・メリング(AUS)10.67
ヒート3:ジョエル・パーキンソン(AUS)18.13 def.。ジェレミー・フローレス(FRA)8.16
ヒート4:ビード・ダービッジ(AUS)13.16 def.。ヘイター・アルベス(BRA)12.27
ヒート5:C.J.ホブグッド(USA)16.26 def.。マット・ウィルキンソン(AUS)7.50
ヒート6:ケリー・スレーター(USA)11.34 def.。ステュー・ケネディ(AUS)9.30
ヒート7:ジョディ・スミス(ZAF)13.27 def.。ボビー・マルチネス(USA)12.66
ヒート8:クリス・デーヴィッドソン(AUS)14.54 def.。キーレン・ペロー(AUS)8.33
ヒート9:ティアゴ・ピレス(PRT)13.17 def.。ダミアン・ホブグッド(USA)9.70
ヒート10:ミシェル・ボウレズ(PYF)17.67 def.。パトリック・グダスカス(USA)13.16
ヒート11:ジャドソン・アンドレ(BRA)14.27 def.。アレホ・ムニーツ(BRA)8.73
ヒート12:ミック・ファニング(AUS)13.50 def.。ジョシュ・カー(AUS)7.77

リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ:ラウンド4:
ヒート1:オーウェン・ライト(AUS)、エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)、ジョエル・パーキンソン(AUS)
ヒート2:ビード・ダービッジ(AUS)、C.Jホブグッド(USA)、ケリー・スレーター(USA)
ヒート3:ジョディ・スミス(ZAF)、クリス・デーヴィッドソン(AUS)、ティアゴ・ピレス(PRT)
ヒート4:ミシェル・ボウレズ(PYF)、ジャドソン・アンドレ(BRA)、ミック・ファニング(AUS)

リップ・カール・ウイメンズ・プロ・ベルズ・ビーチ ラウンド3結果:
ヒート1:シルヴァナ・リマ(BRA)16.00、チェルシー・ヘッジス(AUS)12.33、メラニー・バーテルス(HAW)5.77
ヒート2:カリッサ・ムーア(HAW)14.84、コートニー・コンローグ(USA)11.33、ソフィア・ムラノヴィッチ(PER)6.54
ヒート3:ステファニー・ギルモア(AUS)13.57、タイラー・ライト(AUS)10.76、ポーリーン・アドゥ(FRA)9.56
ヒート4:ココ・ホー(HAW)10.83、サリー・フィッツギボンズ(AUS)9.47、ジェシー・マイリー-ダイヤー(AUS)8.77



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詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。

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