2011年5月11日-22日 リオデジャネイロ、ブラジル
ビラボン・リオ・プロは今日からスタート。(5/11)
写真:ジョエル・パーキンソン
▲Webisode #3はワイルドカード・スポットのピーターソン・クリサントをフィーチャー。
【バーハ・ダ・チジュカ、リオデジャネイロ/ブラジル(2011年5月10日火曜日)】ASPワールド・タイトル・イベント第3戦である「ビラボン・リオ・プロ」のウエイティング期間が現地時間の11日から始まる。ブラジルと日本の時差は−12時間なので、現地の朝7時が日本の夜7時となる。期待通りのうねりが到着し,トップ34のサーファー達はイベント・メイン会場のバーハ・ダ・チジュカでコンテストをスタートすることが出来そうだ。
ASP男子のワールド・タイトル・レースで現在No.2のジョエル・パーキンソン(AUS)は、前回のベルズビーチで優勝し、そこで得た自信に満ち溢れたフォームをブラジルでも続けたいところだ。「自分のフォームは常にそこにあると思う。しかし、僕は自信を見失っていた。」と、パーキンソンが言った。「ウイナーズ・サークルに戻れて、復活できた感じだね。自分のサーフィンの調子も良くなっている。ヒートで正しい判断をする事がカギになる。今回も上手くやりたいよ」
昨年のサンタカタリーナで、10タイムASPワールド・チャンピオンのケリー・スレーター(USA)を下し、キャリア最大の大金星を上げたジャドソン・アンドレ(BRA)。彼を支援する自国のサポーターとともに,再びビッグな勝利を虎視眈々と狙っている。「去年の勝利は、僕の人生で最も忘れがたい日になった。あの優勝したイベントは,僕にとってワールドツアー3戦目だった。今回もヒートごと勝ち上がって,少しでも上位に入れるよう努力するつもり。目標は常に優勝さ。そこを目指し挑んでいる」と、アンドレが言った。
かつて1997年にリオデジャネイロで開催されたASPワールド・ツアー・イベントにおいて優勝した、ASPワールド・タイトル・レースのカレント・リーダーであるケリー・スレーター。「僕は、リオでの試合に多くの良い思い出がある」と、スレーターが言った。「僕がここに来た最後の年はピーターソン・ローザが優勝した。もし彼が優勝していなければ、僕は、その年のワールドタイトルを獲得出来ていなかっただろう。90年代は1度か2度ここに来た。楽しかったね。最高のバレルになる波の年もあった。ここには親友がたくさんいるけど、長い間,戻ってこれなかったんだ」
ベルズ・ビーチで3位となったエイドリアーノ・デ・スザ(BRA)は、情熱的なファンのサポートを受け,ビラボン・プロ・リオ・タイトルを再びブラジルにもたらそうと躍起になっている。「このところ僕は良い結果を残せている。ギャラリーのサポートが、僕を絶好調にしてくれる事は間違いないよ」と、デ・スザが言った。「波が自分のところに来てくれるといいね。上手く行けば,5人のブラジリアンのひとりが,優勝出来るかもしれない」
また、男子のコンペティションの他に、ビラボン・リオ・プロは、ワールドのベスト・ウイメンズ・サーファーのコンペティションも開催。ブラジリアン・イベントはASP女子ワールド・タイトル・レース全7戦中の第4戦となる。
ビラボン・リオ・プロ:ラウンド1
ヒート1:オーウェン・ライト(AUS)、ヘイター・アルベス(BRA)、ボビー・マルチネス(USA)
ヒート2:エイドリアン・バカン(AUS)、アダム・メリング(AUS)、カイ・オットン(AUS)
ヒート3:タジ・バロウ(AUS)、アレホ・ムニーツ(BRA)、TBA
ヒート4:ミック・ファニング(AUS)、ダスティー・ペイン(HAW)、TBA
ヒート5:ジョディ・スミス(ZAF)、パトリック・グダスカス(USA)、TBA
ヒート6:ケリー・スレーター(USA)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)、TBA
ヒート7:ビード・ダービッジ(AUS)、ジャドソン・アンドレ(BRA)、ゲイブ・クリング(USA)
ヒート8:ジェレミー・フローレス(FRA)、C.Jホブグッド(USA)、ジョシュ・カー(AUS)
ヒート9:ダミアン・ホブグッド(USA)、ティアゴ・ピレス(PRT)、ラオニ・モンテイロ(BRA)
ヒート10:ミシェル・ボウレズ(PYF)、クリス・デーヴィッドソン(AUS)、コリー・ロペス(USA)
ヒート11:エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)、キーレン・ペロー(AUS)、ダニエル・ロス(AUS)
ヒート12:ジョエル・パーキンソン(AUS)、マット・ウィルキンソン(AUS)、テイラー・ノックス(USA)
ビラボン・ウイメンズ・リオ・プロ:ラウンド1
ヒート1:タイラー・ライト(AUS)、コートニー・コンローグ(BRA)、クレア・ベビラックァ(AUS)
ヒート2:シルヴァナ・リマ(BRA)、ページ・ハレブ(NZL)、フェリシティ・パーメター(AUS)
ヒート3:カリッサ・ムーア(HAW)、ジェシー・マイリー-ダイヤー(AUS)、マヤ・ガベイラ(BRA)
ヒート4:サリー・フィッツギボンズ(AUS)、ローラ・エネバー(AUS)、アンドレア・ロペス(BRA)
ヒート5:ステファニー・ギルモア(AUS)、ポーリーン・アドゥ(FRA)、Suelen Naraisa(BRA)
ヒート6:ココ・ホー(HAW)、ソフィア・ムラノヴィッチ(PER)、アラナ・ブランチャード(HAW)
現在のASPワールド・タイトル・レイティング:
1. ケリー・スレーター(USA)15,200pt
2. ジョエル・パーキンソン(AUS)14,000pt
3. ジョディ・スミス(ZAF)13,000pt
4. エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)10,500pt
4. ティアゴ・ピレス(PRT)10,500pt
ASPウイメンズ・ワールド・タイトル・レイティング:
1.カリッサ・ムーア(HAW)37,000pt
2.サリー・フィッツギボンズ(AUS)33,650pt
3. タイラー・ライト(AUS)25,420pt
4.ステファニー・ギルモア(AUS)22,850pt
5.シルヴァナ・リマ(BRA)21,420pt
※詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。