ダミアン・ホブグッドが「テルストラ・ドラッグ・アウェア・プロ」で優勝

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ASPプライムイベント「テルストラ・ドラッグ・アウェア・プロ」

2011年4月3日~10日  マーガレット・リヴァー、西オーストラリア

ダミアン・ホブグッドがASPプライム「テルストラ・ドラッグ・アウェア・プロ」で優勝。大野修聖は13位(4/9)

5602616216_413df4113e_z.jpgDamien Hobgood Photo ASP/Woolacott
5602031491_24c7875c05_z.jpgDamien Hobgood Photo ASP/Woolacott

【マーガレット・リヴァー、西オーストラリア(2011年4月9日土曜日)】世界屈指のビッグウエイブスポットとして知られるマーガレット・リヴァーで4月3日からウイメンズの6スターイベントともに開催されていたASPプライム「テルストラ・ドラッグ・アウェア・プロ」が終了。ファイナルで地元のヤディン・ニコル(AUS)を破ったダミアン・ホブグッド(USA)がASPイベント5度目の勝利を手に入れた。

10フィートを越す、タフなコンディションが続いていた今大会には,あの10Xワールドチャンピオンのケリー・スレーターをはじめ、西オーストラリアの出身のホームタウン・ヒーローであるタジ・バロウ、ミック・ファニング、ジョエル・パーキンソンといった多くのワールドツアー選手が出場。さすがプライム・ステイタスといった見応えのあるヒートが数多く繰り広げられた。

一方で,優勝候補の筆頭だったスレーターは,ニュージーランド出身で21歳のビリー・ステアメンドに敗れ、またジョエル・パーキンソンもジュリアン・ウィルソンに敗退し13位。トップシードの選手達が、思わぬラウンドで敗退する番狂わせも発生し,ドラマチックでエキサイティングなイベントとなった。

イベントを通してタフなコンディションで行われた今大会。ピーク時には10フィートを超える巨大な波がブレイクしたが,クライマックスを迎えたファイナルデイは急激にサイズダウン。30分のファイナルで先手を打ち,前半に2本のスコアをまとめたホブグッドが勝利を掴んだ。

「僕は13才の時からマーガレット・リヴァーに来ていた。ノースショアやホームとともに自分の大好きな場所のトップクラスに入る」と、表彰台に上がったホブグッドが言った。「西オーストラリア政府に感謝したいよ。このようにサーフィンをバックアップしてくれて本当に素晴しいよね。」

「本当にたいしたファイナルではなかった。ヤディンは残念だった思うよ。最後まで戦い抜いて素晴らしかった。波はどんどん小さくなって,自分はなんとか幾つかのスコアをゲット出来た。自分の作戦が功を奏した感じだった」ホブグッドは、優勝賞金40,000ドルと6,500の価値あるレイティング・ポイントをゲット。ASPワールド・ランキングで第10位のポジションへジャンプアップした。

惜しくも2位となったヤディン・ニコル(AUS)は,今回が初のファイナルだったが、終始ホブグッドを追いかける形を強いられ最後まで逆転する事はなかった。「どうしようもないな。波が来ないんだから。がっかりしてもしょうがない。最初から飛ばしてきたダミアンは,その勢いで最後まで行ってしまったよ。 僕は波を見ていて待ったけど、より大きな波は来なかった」

26歳のニコルにとって、今回の2位はキャリアベストの結果となり,彼をASPワールド・レイティングの階段を30位押し上げたが,現在は37位でシーズン中盤に行われるトップ32のカットオフの外にいる。また3位タイにはブラジルのウィリアム・カルドゾ(BRA)とハワイのグランジャー・ラーセン(HAW)が入った。

大野修聖がプライムイベントで13位。

5597035125_68e42fd1ee_z.jpgMar Ohno Photo ASP/Woolacott


今回のプライムイベントには、日本からは大野修聖が出場。ラウンドオブ96から登場したマー大野は、今回優勝したダミアン・ホブグッド、ベン・ダン等と対戦。マーはじっくりと波を待つ作戦をとった。中盤に入りようやく波を掴んだマーは,ライトの波にチャージ。バックハンドの深いボトムターンからクリティカルセクションに当て込む素晴しいファーストターンを見せる。さらにカットバックへと繋げ,5.33をスコア。続けてライトのセットで素晴しいターンを決め4.77をスコア。ダミアンに次いで2位でラウンドアップを決めた。

翌日行われたラウンドオブ48は、強いオンショアが吹くハードな8~10フィートのコンディションのなか開催。ジェットスキーのアシストが必要なほど、タフなコンディションのマーガレットリバーで、マー大野は,10タイム世界チャンピオンのケリー・スレーター,マット・ウィルキンソン、パブロ・パウリーノと対戦した。

スロースタートとなったマー大野のヒート。レフトにテイクオフしたマーは素晴らしいトップターンからカットバックを見せ,5.33をスコアし暫定2位となる。続けてライトにテイクオフしたマー大野は,深いトラックを残しながら、深いボトムターンからオフザトップで2.50をスコアして1位となる。

さらに風雨が強まり,コンテスト会場はストーミーコンディション。そんな中でも王者ケリーは6.83、8.67というハイスコを叩き出しトップを奪い返す。マー大野は2位。さらに10フィートもありそうな巨大ライトに挑むマー。長いボトムターンからトップで板を返しクローズセクションをクリアし4.33をスコア。コンビネーションでダントツ1位のケリーに次いで、マー大野は2位でラウンドアップを果たした。

そして、勝ち上がったマーは、ラウンドオブ24でダミアン・ホブグッドとマンオンマンで対戦することとなった。大会5日目は風がオフショアに変わり,クリーンなフェイスを提供しているものの,8~10フィートのセットが入るビッグ・コンディションが続いていた。

オープニング・ライドを掴んだのはダミアン。バックハンドでオフザトップからカットバックとインサイドまで綺麗にまとめる。一方,レフトを掴んだマーは、際どいセクションに当て込み、緩慢なセクションをカットバックで繋ぐ。ヒート中盤,ドルフィンも通用しないほど巨大な数発のセットを続けて喰らうマー大野。ダミアンは更にレフトとライトの波を掴み、ベスト2で9.00ポイントをマーク。マーは4.50の1本のみで残り時間10分となった。

巨大な波を捕らえ,物凄いクリティカル・ドロップを見せたマー大野。逆転に必要なスコアは4.51だっが、その後スタックしてしまいスコアは2.33で残り時間は5分。最終的に、最後までスコアリング・ウェイブを探し続けたままヒートを終えたマー大野。充分に勝算のあるヒートだっただけに非常に残念だったが,初戦ブラジルの5位に続き、強豪が顔を揃えるプライムイベントで13位。それはマーが世界に通用するサーフィンを身に付けた証だった。

今回のイベント終了後,マー大野は,ASPワールド・ランキング60位にランクアップ。マーが目指すASPワールド・ツアーは、今シーズンよりシーズン中盤とシーズン最後の年2回メンバーの入れ替えが行われ、ASPワールド・ランキングのトップ32だけが出場出来るものである。今シーズンは最高の滑り出しを見せているマー。この勢いでトップ32に入りクオリファイを目指せ。がんばれ大野修聖。がんばろう日本。

また、ウイメンズは、アメリカン・ファイナルとなり,コートニー・コンローグがセージ・エリクソンを抑え優勝。日本からは橋本小百合が出場。橋本はラウンドオブ48から出場し、クレア・ベビラックァやニッキ・ヴァン・ダイクと対戦したが、惜しくも4位で敗退、37位となった。

次回のASPイベントは、辻裕次郎,大澤伸幸、田嶋鉄兵がスコットランドのサルソーで4月13日から19日まで開催される6スターイベントに参戦予定。また大野修聖は,カリフォルニアのトラッスルズで5月3日から開催されるプライムイベントに出場予定となっている。

災害のためコンテストの延期や中止が続く日本を離れ,海外で日の丸を掲げ頑張るサムライ達。一つでも多く勝ち上がり日本に元気を届けたいと奮闘する彼らの事を日本から応援して欲しい。がんばろう日本!



ASPプライム「テルストラ・ドラッグ・アウェア・プロ」
優勝:ダミアン・ホブグッド(USA)
2位:ヤディン・ニコル(AUS)
3位:グランジャー・ラーセン(HAW)
3位:ウィリアム・カルドゾ(BRA)


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詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。

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