男子ラウンド3が終了。ピーターソン・クリサント(BRA)を破り、加藤嵐がラウンド4進出を決める。(10/28)

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ASPワールド・ジュニア・ツアー第2戦「アーネットASPワールド・プロ・ジュニア」

2011年10月24日-11月2日 アルポラドル、リオデジャネイロ/ブラジル

男子ラウンド3が終了。ピーターソン・クリサント(BRA)を破り、加藤嵐がラウンド4進出を決める。(10/28)

Filipe-Toledo.jpgFilipe Toledo (BRA), , ASP/ROWLAND


【アルポラドル、リオデジャネイロ/ブラジル(2011年10月27日木曜日)】ASPワールド・ジュニア・ツアー第2戦「アーネットASPワールド・プロジュニア」は大会4日目。1~3フィートのコンディションのなか、男子のラウンド3が8ヒートが行われた。

昨日、ラウンド2を勝ち上がり、ラウンド3進出を決めた加藤嵐が、日本の期待を集めてヒート6に登場した。加藤の対戦相手であるブラジルの新鋭、ピーターソン・クリサントは、今年の8月、スペインの6スターで準優勝している選手で、前回のバリでもクオーターファイナルまで勝ち上がった。そんな強敵とのヒートで、加藤嵐はオープニングからダブルアップするレフトにテイクオフ。リエントリーを連発し5.67、7.50をスコアし、幸先のいいスタートを切る。

しかし、全く余談を許さない状況なのは加藤嵐も充分に理解していたはずだ。予想通り、クリサントは、ライトの波を掴むと、フォアハンドで高さのあるエアリバースを決め、8.37をスコアして差を縮めてくる。残り時間10分。クリサントが逆転に必要なスコアは4.80。これは彼にとって簡単に出せるスコア。加藤嵐は優先権を持ち、波を待つ。クリサントは加藤の手前から波を捕まえる作戦だ。

そして、セットが入り、クリサントがレフトの波で5.77をスコアして逆転。万事休すかと思った瞬間、加藤嵐もそのあとのセットにテイクオフ。鋭いリエントリーのバックハンドで7.43をスコアし再び大逆転し、トップの座を奪い返した。残り時間5分。逆転出来るスコア6.56に焦りを隠せないクリサントは、再び起死回生の大技、エアリバースを狙うが着地失敗。そして、そのままタイムアップ。加藤嵐がクリサントを破りラウンドアップを果たした。

完全にアウェイの戦いを制した加藤嵐のラウンド4の対戦相手は、ASPワールドジュニア・チャンピオンのジャック・フリーストーンだ。相手にとって不足はない。行け!アラシ!

そんな加藤嵐とラウンド4で戦うこととなった、ジャック・フリーストーン(AUS)。巨大なエアリバースを決めて9.53をスコアし、ヒートトータル18.13をマークして勝ち上がった。「僕はライトにテイクオフして、それからはパントすることしか頭になかったですね。」と、フリーストーンが言った。「僕は最高のセクションを手に入れて、素晴らしいエアリバースを決めることができました。ハイ・ヒート・トータルはいい気分です。他のヒートも全部見ていましたが、スコアがすべて15ポイントを上回っていたようでした。それでファイナルをメイクしたいなら、自分のゲームのレベルを引き上げる必要があると思ったんです。だから、あのヒートに関しては本当に嬉しかったですね。」

一方、ブラジル生まれで、ハワイ、オアフ島ノースショア在住のキロン・ジャボー(HAW)は、レフト狙いの戦略でラウンド4へ勝ち上がり、第2の故郷での時間を楽しんでいるようだ。「ハワイに住んでいるけど、ここで生まれたんです。第2の故郷のような感じですね。両親のお陰で、ここの人たちのことはみんな知っています。みんな良い人で僕は大好きです。波が小さくて苦戦しましたけど、ヒートをメイク出来て良かったです。」また今日のトップスコアをメイクした、もう一人のサーファーは、16歳のフリーペ・トリード(BRA)。ヒートスタートから良い波を掴み、9.27をスコア。ラウンド4へと勝ち進んだ。



イベント主催者は、明朝、ローカル・タイムで午前7時にファーストコール。7:30のコンペティション・スタートを目指す。男子が再開されれば、ラウンド3ヒート15で新井洋人が、ブラジルのカイオ・イベリと対戦する。がんばれ日本!


アーネットASPワールド・ジュニア:ラウンド3
ヒート1:キロン・ジャボー(HAW)14.33 def.。ルアン・カルバリョ(BRA)11.04
ヒート2:フレデリコ・モライス(PRT)15.77 def.。カウ・ウッド(BRA)10.43
ヒート3:フリーペ・トリード(BRA)15.50 def.。ミディ・ヴィミナルディ(REU)14.10
ヒート4:マット・バンティング(AUS)16.50 def.。マキシム・フスナット(FRA)16.13
ヒート5:ジャック・フリーストーン(AUS)18.13 def.。ルーカス・シルベイラ(BRA)12.46
ヒート6:加藤嵐(JPN)14.93 def.。ピーターソン・クリサント(BRA)14.14
ヒート7:タナー・ヘンドリクソン(HAW)14.34 def.。シドニー・ギマライス(BRA)7.87
ヒート8:デイヴィ・キャスルズ(AUS)15.17 def.。ヤン・ギマラエス(BRA)8.00



ヒート9:ギャレット・パークス(AUS)対ルエル・フィリップ(BRA)
ヒート10:サンチァゴ・ムニーツ(ARG)対クリストバル・デ・コル(PER)
ヒート11:マルコ・フェルナンデス(BRA)対デーン・ザウン(USA)
ヒート12:ベイリック・デ・ブリース(ZAF)対マット・ルイス・ヒューイット(NZL)
ヒート13:コナー・コフィン(USA)対イタロ・フェレイラ(BRA)
ヒート14:キアヌ・アシン(HAW)対トーマス・ウッズ(AUS)
ヒート15:カイオ・イベリ(BRA)対 新井洋人(JPN)
ヒート16:イアン・ゴウベイア(BRA)対エヴァン・トンプソン(USA)



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詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。

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