ASPワールド・ジュニア・ツアー第1戦「オークリー・ワールド・プロ・ジュニア」ファイナルデイ

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ASPワールド・ジュニア・ツアー第1戦「オークリー・ワールド・プロ・ジュニア」

2011年10月3−14日 クラマス、バリ・インドネシア

デイヴィ・キャスルズ(AUS)優勝。ASPワールド・ジュニア・ツアーのレイティングをリードする。(10/11)

CathelsOakleyWJ11SR_9036-w.jpgDavey Cathels (AUS) on his way to winning the Oakley World Pro Junior Bali. Credit: ASP/Robertson.


【チャングー、バリ/インドネシア(2011年10月11日火曜日)】ASPワールド・ジュニア・ツアー第1戦である「オークリー・ワールド・プロ・ジュニア・バリ」が終了。デイヴィ・キャスルズ(AUS)が、素晴しいファイナル・バトルにおいてアンドリュー・ドヘニー(USA)を下し、見事優勝した。昨日よりサイズアップし、クリーンな3 - 5フィート(1.5 - 2メートル)のコンディションでスタートしたファイナルデイ。ファイナルは、長いリッパブルなライトハンダーでスラッシュとカーヴィングを繰り返す二人のサーファーの凄まじいバトルがセッティングされた。


デイヴィ・キャスルズ(AUS)が優勝。

ファイナルでキャスルズは、いくつものモンスター・ターンとヒュージ・エアを決めて9.63をスコア。ドヘニーのオークリー・ワールド・プロ・ジュニア・タイトルの望みを完全に断ち切った。デイヴィ・キャスルズ(AUS)は、優勝賞金USD$25,000を獲得。さらに10,000のレイティング・ポイントを手に入れ、ASPワールド・ジュニア・タイトル・レースをリードする。

「これは、僕のキャリア最大の勝利です!」と、キャスルズが言った。「僕はそのビッグスコアを追いかけていた時も、全くプレッシャーを感じていませんでした。僕はいつも、自分が戦っている時よりも、他の人が戦っているのを見ているほうが緊張するんです。一週間ずっと良い波でしたから、僕があのライトの波を手に入れることが出来れば、絶対に良いスコアを出せると思っていました。最高です。」

キャスルズは、ブラジルで行われる次のASPワールド・プロ・ジュニア・イベントをスキップして、サンタクルーズ(カリフォルニア)で行われるASPプライム・イベントに出場する予定だったが、優勝が決まった今、予定は未定となった。

「次はどうするのか、まだはっきりしていません。」と、キャスルズが言った。「僕はサンタクルーズに行くつもりだったんですが、いま多分、僕はブラジルに行く事になると思います。これについては、僕のおとうさんとマネージャーとじっくり話さないとならないですね。」


アンドリュー・ドヘニー(USA)が2位。

惜しくも2位となったアンドリュー・ドヘニー(USA)は、イベントを通して、スタイリッシュで予測できないアプローチを見せ、2011年ASPワールド・ジュニア・タイトル・レースにおける8000ポイントと、賞金USD$10,000を手に入れた。

「超ストークしました。だって僕は、ベスト・コンテスト・サーファーではないですから。」と、ドヘニーが言った。「去年もこのイベントに出場したんですが一コケでした。だから、ヒートに勝ち続けている限りハッピーになれるって独り言を言っていたんです。それで最終的に2位になれたって感じですね。想像以上の結果で最高に嬉しいです。」


ギャレット・パークス(AUS)

デイヴィ・キャスルズ(AUS)とのセミファイナルで破れたギャレット・パークス(AUS)。互角の戦いを演じた二人だったが、残り時間10分で海はフラットとなり、追い上げを開始したパークスにチャンスは与えられなかった。

「去年の最悪な一年から復活出来て嬉しいですよ。」と、パークスが言った。「文句は言えないですけど、最後は全く波が来なくて最悪でしたね。僕たちのヒートの前にはたくさん波が来ていたんで、期待していたんです。でもデイヴィ(キャスルズ)が良い波を手に入れた途端に波が来なくなってしまいました。そんなことも時にはあるんです。」

コナー・コフィン(USA)

セミファイナルで同じアメリカのアンドリュー・ドヘニー(USA)に敗れたコナー・コフィン(USA)。そのヒートはスロースタートで、二人のサーファーは、7ポイントを2本揃え僅差だった。そして最後の最後までもつれたヒートは、ドヘニーがラスト・ウェイブでスコアを手に入れ、終了となった。

「ちょっと最悪でしたけど、気分は良いですよ。良いヒートでした」と、コフィンが言った。「最後の最後で決まりましたね。最初の自分が掴んだ波はちょっとバンピーで、彼の掴んだ2本目の波はクリーンで、彼はリップしてましたね。といった具合です。去年5位だったので、今回は、それより上位入賞出来て良かったですよ。」

次の試合に向けて。頑張ろう。日本。

今回、日本男子は、大橋海人、田中海周、加藤嵐の3名がラウンド3へ勝ち上がったが、そこで破れ3名とも17位に終わった。女子は大村奈央がクオーターファイナルまで勝ち上がり5位入賞を果たした。昨年の日本チームは男子全員がラウンド2で敗退し、女子の大村がラウンド3敗退という惨敗を喫した。日本のサーファーにとっては、世界の壁が一層高くなっている事を痛感させられる試合だったが、今年は各選手とも、非常に落ち着いた堂々とした試合運びで、破れたにせよ次に繋がる試合になった。彼らには今、自分たちが何をすれば良いのかが、はっきりと見えて来たに違いない。

今回開幕したASPワールド・ジュニア・ツアーは、今年3戦が予定されていて、第2戦「アーネットASPワールド・ジュニア」は、2011年10月24日-11月2日、ブラジルのリオデジャネイロで開催される予定だ。日本の旗を掲げて海外で頑張る彼らの活躍に期待し、エールを送り続けよう。がんばろう!日本。


オークリー・ワールド・プロ・ジュニア男子の最終結果:
優勝:デイヴィ・キャスルズ(AUS)18.03
第2位:アンドリュー・ドヘニー(USA)17.10

オークリー・ワールド・プロ・ジュニア男子セミファイナル:
ヒート1:デイヴィ・キャスルズ(AUS)16.33 def.。ギャレット・パークス(AUS)13.20
ヒート2:アンドリュー・ドヘニー(USA)15.37 def.。コナー・コフィン(USA)14.73

オークリー・ワールド・プロ・ジュニア男子クオーターファイナル:
ヒート1:デイヴィ・キャスルズ(AUS)14.60 def.。バスコ・リベイロ(PRT)11.17
ヒート2:ギャレット・パークス(AUS)14.97 def.。イズキール・ラウ(HAW)12.34
ヒート3:コナー・コフィン(USA)15.60 def.。ピーターソン・クリサント(BRA)13.96
ヒート4:アンドリュー・ドヘニー(USA)17.16 def.。カイオ・イベリ(BRA)16.27




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詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。

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