2011年10月3−14日 クラマス、バリ・インドネシア
オークリー・ワールド・プロ・ジュニア・バリは大会4日目。田中海周と加藤嵐がラウンド3へ勝ち上がる(10/7)
田中海周(JPN)/ASP/Robertson
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【クラマス、バリ/インドネシア(2011年10月6日木曜日)】ASPワールド・ジュニア・ツアー第1戦である「オークリー・ワールド・プロ・ジュニア・バリ」は大会4日目。昨日に引き続きメイン会場となるクラマス・リヴァー・マウスで試合を再開。波は少しサイズダウンしたものクリーンな3 - 4フィートのコンディション。チューブ、ウォール、エア・セクションと彼らのフル・レパートリーを披露するのに、理想的なキャンバスが提供され、男子ラウンド2の残りの12ヒートが行われた。
ギャレット・パークス(AUS)
ギャレット・パークス(AUS)は、早朝に行われたマット・バンティング(AUS)とのオール・オーストラリアン・バトルで、クリーンなチューブ・ライドとフィン・スローを披露して勝った。バンティングは戦い続けた。しかし、パークスは、彼の経験を生かし、ヒートのベスト・ウェイブを掴んで次のラウンドに勝ち上がった。
「インターナショナル・コンペティションのような感じがしないですね。僕はまだオージーとしかサーフィンをしていません。」と、パークスが言った。「仲間同士戦うのはちょっと嫌な感じがします。でもそれが試合ですからね。パドルアウトして、良いヒートを戦うだけです。ヒートの最後は、結構ヤバかったですね。素晴らしい波が届いたとき、彼は逆転に7ポイントが必要だったんです。でも彼はそれを掴まなかった。彼なら間違いなくスコアを出せたはずだったので本当にラッキーでしたね。」
イアン・ゴウベイア(BRA)
イアン・ゴウベイア(BRA)もまた同じブラジリアンのグスタボ・マチャド(BRA)と戦った。二人のサーファーは、テイクオフのためのベスト・スポットを見つけられず、何度もセットを逃したが、ゴウベイアは、クローズアウトする僅かな出口を見つけて、ディープ・バレルをメイクし、そのバトルを制した。「波はかなりスローで、良い波を見つけるのが難しかったですね。」と、ゴウベイアが言った。「でもセットはかなり良い波でしたよ。今回のバリが初めてなんですが、ここが気に入りました。」
ミディ・ヴィミナルディ(REU)
昨日、ソリッドな6フィートのセットで最悪なワイプアウトをしたリユニオン・アイランドのミディ・ヴィミナルディ(REU)は、その悪夢から立ち直り、素晴らしいチューブ・ライドでサウス・アフリカのスレード・プレストウィッチ(ZAF)を破り、ラウンドアップを果たした。「ここでのバックハンドは非常に難しいですね。」と、ヴィミナルディが言った。「いつもならバックハンドで良い感じでサーフィン出来るんですが、ここでは出来ないですね。多くのグーフィー・フッターが、ここで苦労しています。昨日は、あのナット・ヤング(USA)が負けましたからね。この向きで入ってくる今回の波は、ひたすら走るしかないです。でも不満を言うつもりはないです。与えられたものに対処しなければならないですから。」
タナー・ヘンドリクソン(HAW)
タナー・ヘンドリクソン(HAW)は、今年のオークリー・ワールド・プロ・ジュニア・バリのダークホースであると早くも言われている。彼はラウンド2が開始すると僅か数分で、巨大なランプからビッグ・エア・リバースを決めて7.67をスコアした。「それが良い波であることを僕は知っていました。だから、それを取りに行ったんです。」と、ヘンドリクソンが言った。「あのセクションはエアをするためには、切り立っていてパーフェクトでした。メイク出来て最高でしたね。ヒートの最後までフリーサーフィンを楽しんでいる感じでした。それで最後に変なセクションでエアをやって、つま先を折ったみたいで、凄く痛いんです。」
バスコ・リベリオ(PRT)
バスコ・リベリオ(PRT)は、日本の新井洋人(JPN)と対したスローヒートを勝ち上がった。リベリオは、ヒート中盤で作戦を変え、セットを待たず、インサイドで波を捕まえることにした。「波があまり来ないと分かっていました。」と、リベリオが言った。「それで僕は、小さい波をキャッチして、4、5ポイントを手に入れる作戦にしたんです。でも洋人(新井)にセットの波を乗られたら、物凄く良いサーフィンをするのは分かっていたので、リスクを承知でその作戦を実行したんです。それが成功したんだと思います。」
田中海周(JPN)、加藤嵐(JPN)がラウンドアップ。
本日行われた男子のラウンド2では、ヒート12に渡辺寛、13に新井洋人、15に田中海周、16に加藤嵐が登場。渡辺寛と新井洋人は惜しくも敗退したが、田中海周と加藤嵐がラウンドアップを果たした。ジョアオ・アブルゥ(BRA)と対戦した田中海周は、スタートからパワフルなボトムターンからスティープ・ポケットでパワフルターンを繰り返し、8.00と7.67という2つのエクセレント・ライドをスコア。開始僅か数分で対戦相手をコンビネーションに追い込み、圧倒的な試合運びで圧勝した。
その直後に行われた加藤嵐のヒート。極端に波数の減った最終ヒートでチェイス・ウィルソン(USA)と対戦した加藤は、オープニング・ライドで4.17をスコアすると、更に大きなスプレーを上げるリエントリーを連発し7.33をスコア。僅か2本でその勝負に決着を付けた。
これで日本男子は、大橋海人、田中海周、加藤嵐の3名がラウンドへ勝ち上がった。ラウンド3では、加藤嵐がヒート5でマルコ・フェルナンデス(BRA)と、田中海周がヒート11でキロン・ジャボー(HAW)と、大橋海人がヒート16でイアン・ゴウベイア(BRA)と対戦する。
また女子では、ラウンド3のヒート3で大村奈央(JPN)はフェイ・ゾーモールダー(ZAF)、ヒート8で橋本恋(JPN)は、あのココ・ホー(HAW)とマンオンマン対決となる。日本の旗を掲げて海外で頑張る彼らの活躍に期待し、エールを送り続けよう。がんばろう!日本。
大会主催者は、現地午前5時30分(日本時間6時30分)に再びプライマリ・イベント・サイトであるクラマスでファーストコールを行う。
オークリー・ワールド・プロ・ジュニア・メンズ・ラウンド2:
ヒート5:マルコ・フェルナンデス(BRA)14.16 def.。イタロ・フェレイラ(BRA)6.10
ヒート6:ギャレット・パークス(AUS)12.50 def.。マット・バンティング(AUS)8.50
ヒート7:イアン・ゴウベイア(BRA)8.60 def.。グスタボ・マチャド(BRA)7.64
ヒート8:ベイリック・デ・ブリース(ZAF)13.20 def.。ウィリアム・アリオティ(FRA)8.73
ヒート9:ミディ・ヴィミナルディ(REU)13.83 def.。スレード・プレストウィッチ(ZAF)8.23
ヒート10:ライアン・キャリナン(AUS)14.84 def.。ノア・ディーン(AUS)7.66
ヒート11:ジェイク・ハルステッド(USA)16.60 def.。フレデリコ・モライス(PRT)14.67
ヒート12:タナー・ヘンドリクソン(HAW)13.60 def.。渡辺寛(JPN)6.27
ヒート13:バスコ・リベリオ(PRT)8.83 def.。新井洋人(JPN)5.90
ヒート14:トーマス・ウッズ(AUS)12.17 def.。ケアラ・ナイヒ(HAW)11.60
ヒート15:田中海周(JPN)15.67 def.。ジョアオ・アブルゥ(BRA)7.50
ヒート16:加藤嵐(JPN)11.50 def.。チェイス・ウィルソン(USA)5.07
オークリー・ワールド・プロ・ジュニア・メンズ・ラウンド3:
{プロ・ジュニア男子が3つの均衡のまわりである} オークリー・ワールド:
ヒート1:デイヴィ・キャスルズ(AUS)対マイケル・フェブラリー(ZAF)
ヒート2:ベイリック・デ・ブリース(ZAF)対トーマス・ウッズ(AUS)
ヒート3:ミディ・ヴィミナルディ(REU)対バスコ・リベイロ(PRT)
ヒート4:ショーン・ジュベール(ZAF)対フリーペ・トリード(BRA)
ヒート5:マルコ・フェルナンデス(BRA)対 加藤嵐(JPN)
ヒート6:ギャレット・パークス(AUS)対エヴァン・トンプソン(USA)
ヒート7:キアヌ・アシン(HAW)イズキール・ラウ(HAW)
ヒート8:ジャック・フリーストーン(AUS)対ダンプトラ・トニョ(IND)
ヒート9:デール・ステイプルズ(ZAF)対ジェイク・ハルステッド(USA)
ヒート10:コナー・コフィン(USA)対タナー・ヘンドリクソン(HAW)
ヒート11:キロン・ジャボー(HAW)対 田中海周(JPN)
ヒート12:ピーターソン・クリサント(BRA)対ディーン・ボウエン(AUS)
ヒート13:カイオ・イベリ(BRA)対ディラン・ライトフット(ZAF)
ヒート14:ライアン・キャリナン(AUS)対ディラン・グッディール(HAW)
ヒート15:マキシム・フスナット(FRA)対アンドリュー・ドヘニー(USA)
ヒート16:イアン・ゴウベイア(BRA)対 大橋海人(JPN)
オークリー・ワールド・プロ・ジュニア・ウイメンズ・ラウンド3:
ヒート1:サラ・メイソン(NZL)対 ガブリエラ・レイテ(BRA)
ヒート2:ディミティ・ストイル(AUS)対 レイラ・ハースト(HAW)
ヒート3:フェイ・ゾーモールダー(ZAF)対 大村奈央(JPN)
ヒート4:ビアンカ・ブュイティンダッグ(ZAF)対 アレッサ・クイゾン(HAW)
ヒート5:フェリシティ・パーメター(AUS)対 ラニ・ドーティー(HAW)
ヒート6:ジョアン・デフェイ(FRA)対 モード・ル・カー(FRA)
ヒート7:フィリッパ・アンダーソン(AUS)対 クインシー・デイビス(USA)
ヒート8:ココ・ホー(HAW)対 橋本恋(JPN)
※詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。