2011年10月3−14日 クラマス、バリ・インドネシア
男子ベスト8が決定。大村奈央がクオーターファイナル進出(10/9)
Oakley Pro Junior Day5 Highlights from Lachie McKinnon www.2tapped4tv.c on Vimeo.
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【チャングー、バリ/インドネシア(2011年10月9日日曜日)】ASPワールド・ジュニア・ツアー第1戦である「オークリー・ワールド・プロ・ジュニア・バリ」は大会6日目。より一貫したうねりとオフショアのクリーンなコンディションでコンテストを開催するため、大会主催者はチャングーのエコービーチへと会場を再び移動させた。
デイヴィ・キャスルズ(AUS)クオーターファイナル進出。
イベントを通して際立ったサーフィンを見せていたベイリック・デ・ブリース(ZAF)を下したデイヴィ・キャスルズ(AUS)は、早くもクオーターファイナル進出を決めた。キャスルズのレールを巧みに使ったサーフィンは、非常にシャープで正確だった。そして、2つのエクセレント・スコア、8.50と7.67をマークした。
「今回僕は友達とではなくて、家族とステイしているんです。それが僕にいつもとは違ったヘッドスペースを提供してくれていて、それが上手く働いているようです。」と、キャスルズが言った。「僕は一年のほとんどの時間をASPプライムやスター・イベントに出場することに費やしています。何度も最初のラウンドで破れたことはあります。そこから色々なことを学んでいるんです。」
バスコ・リベイロ(PRT)の大逆転勝利。
バスコ・リベイロ(PRT)は、ショーン・ジュベール(ZAF)に対し、2つの物凄いターンと巨大なエア・リバースで、素晴しい大逆転勝利を収めた。終了間際までリードしてたジュベールは、逆転するために7.50が必要だったが最後の波でスコアしたのは7.33で、僅かにスコアが足りなかった。リベイロは、クオーターファイナルでノース・ナラビーンのデイヴィ・キャスルズと戦う。
「ヒートの初めは少しナーバスになっていて、良い波を掴めませんでした。」と、リベイロが言った。「それから、僕はあのエアで9.50を手に入れてラッキーでした。ショーン(ジョベール)は今回のベスト・サーファーの1人でしたから。」
イズキール・ラウ(HAW)はバリニーズを仕留める。
ハワイのイズキール・ラウ(HAW)は、物凄いパワフル・カーヴィングと巨大なアリウープを見せ、多くの番狂わせを引き起こしたバリ島のジャイアント・キラー、ダンプトラ・トンジョ(IND)に圧勝。ラウは、クオーターファイナルではギャレット・パークス(AUS)と戦う。
「僕はラウンド3のダンプトラ(トンジョ)のヒートを見たんです。そして、僕は 彼がすべてのベスト・ウェイブを掴んでいることに気がついたんです。」と、ラウが言った。「それで、僕のヒートでの戦略が決まって、それが成功した感じですね。良いスタートを切りたかった。だから、パワーサーフィンで攻めて、スコアを揃えた時点で、あのアリウープに挑戦して決められたんです。」
コナー・コフィン(USA)
コナー・コフィン(USA)は、タイトなラウンド4のバトルで、昨年のオークリー・ワールド・プロ・ジュニア第2位のデール・ステイプルズ(ZAF)を下した。「それは本当にクロスヒートでした」と、コフィンが言った。「全く自分のベストのサーフィンが出来なくて、運に頼るしかなかったです。最後は、自分が良い波を掴めて、デール(ステイプルズ)は最後の波でワイプアウトしていました。いくつかのことが自分の方に向いてくれて、それで勝ち上がれた感じです。」
ピーターソン・クリサント(BRA)がイベント最高点をマーク。
ピーターソン・クリサント(BRA)は、ここまでの男子イベントにおける最高点となる18.00をスコアした。カーヴィング・ターンとエアリアルなど、あらゆるセクションでセンスが光る彼のサーフィンには、空いた口が塞がらないといった感じだった。「チャングーは、バリのなかでも僕のいちばん好きな波なんです」と、クリサントが言った。「ここはエアをするのに凄く良い波なんです。だから良い波を待って、ビッグスコアを狙ったんです。いまバリにステイして、この波で練習を重ねているんです。クオーターに勝ち上がれて最高に嬉しいです。」
大村奈央がクオーターファイナル進出。
昨日、日本男子がラウンド3で全員敗退となり、日本期待のナデシコ、大村奈央(JPN)が、ラウンド3のヒート3でフェイ・ゾーモールダー(ZAF)と対戦した。オープニングライドでシャープなリエントリーを見せ4.67をスコアする大村奈央。パワフルなグーフィーフッター、フェイ・ゾーモールダーはバックハンドで5.33をスコアする。クリティカルセクションでのカーヴィングのファーストマニューバーからリエントリーへと繋ぎ、4.00をスコアする大村奈央。ヒートスコア8.67でヒートをリード。
プライオリティを持ち、セットの波を待つ大村。対戦相手は手前の波に手を出すがスコアが伸びない。大村は中盤に入り、ミドルサイズの波でも3発のリエントリーを入れ、3.23をスコア。残り時間10分となり完全に大村が試合のペースを握っていた。
残り時間5分。フェイ・ゾーモールダー が逆転に必要なスコアは3.34。終盤に入り焦りが見えて来たフェイはバックハンドでハードに攻めるが僅かに足らず3.27。そして、終了ホーンと同時に再びフェイがテイクオフし、まさかと思ったが、スコアは伸びず、そのまま終了。大村奈央が見事クオーターファイナル進出を決めた。明日コンテストが再開されれば、ヒート8で橋本恋(JPN)がココ・ホー(HAW)とマンオンマン対決となる予定。日本の旗を掲げて海外で頑張る彼らの活躍に期待し、エールを送り続けよう。がんばろう!日本。
大会主催者は、再びチャングーで午前6時30分にファーストコールする。
オークリー・ワールド・プロ・ジュニア・メンズ・ラウンド4:
ヒート1:デイヴィ・キャスルズ(AUS)16.17 def.。ベイリック・デ・ブリース(ZAF)11.76
ヒート2:バスコ・リベイロ(PRT)15.50 def.。ショーン・ジュベール(ZAF)15.33
ヒート3:ギャレット・パークス(AUS)13.50 def.。マルコ・フェルナンデス(BRA)10.73
ヒート4:イズキール・ラウ(HAW)16.10 def.。ダンプトラ・トンジョ(IND)12.67
ヒート5:コナー・コフィン(USA)12.06 def.。デール・ステイプルズ(ZAF)11.83
ヒート6:ピーターソン・クリサント(BRA)18.00 def.。キロン・ジャボー(HAW)12.33
ヒート7:カイオ・イベリ(BRA)15.00 def.。ライアン・キャリナン(AUS)11.10
ヒート8:アンドリュー・ドヘニー(USA)13.00 def.。イアン・ゴウベイア(BRA)8.73
オークリー・ワールド・プロ・ジュニア・メンズ・クオーターファイナル:
ヒート1:デイヴィ・キャスルズ(AUS)対バスコ・リベイロ(PRT)
ヒート2:ギャレット・パークス(AUS)対イズキール・ラウ(HAW)
ヒート3:コナー・コフィン(USA)対ピーターソン・クリサント(BRA)
ヒート4:カイオ・イベリ(BRA)対アンドリュー・ドヘニー(USA)
オークリー・ワールド・プロ・ジュニア・ウイメンズ・ラウンド3:
ヒート1:サラ・メイソン(NZL)14.00 def.。ガブリエラ・レイテ(BRA)7.00
ヒート2:ディミティ・ストイル(AUS)15.50 def.。レイラ・ハースト(HAW)13.00
ヒート3:大村奈央(JPN)8.67 def.。フェイ・ゾーモールダー(ZAF)8.60
ヒート4:アレッサ・クイゾン(HAW)13.44 def.。ビアンカ・ブュイティンダッグ(ZAF)13.13
ヒート5:フェリシティ・パーメター(AUS)対 ラニ・ドーティー(HAW)
ヒート6:ジョアン・デフェイ(FRA)対 モード・ル・カー(FRA)
ヒート7:フィリッパ・アンダーソン(AUS)対 クインシー・デイビス(USA)
ヒート8:ココ・ホー(HAW)対 橋本恋(JPN)
※詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。