2011年9月18日ー24日 ロウワー・トラッスルズ、カリフォルニア、USA
若手選手の活躍が目を引いたハーレー・プロの大会2日目(9/20)
John Florence (HAW) , Credit: ASP / SCHOLTZ
【ロウワー・トラッスルズ、カリフォルニア/USA(2011年9月19日月曜日】ASPワールドツアー第7戦「ハーレー・プロ・アット・トラッスルズ」は大会2日目。ハイパフォーマンス・ウェイブで知られる南カリフォルニアのロウワー・トラッスルズの2~4フィートのコンディションでラウンド2が終了。若手選手の活躍が目を引いた。
ジャドソン・アンドレ(BRA)
ジャドソン・アンドレ(BRA)は、不安定なコンディションにもかかわらず、2つのレフトでハイパフォーマンスを繰り広げ、今日のトップ・スコアを叩き出した。飛ぶ鳥を落とす勢いのブラジリアンは、危険なハワイアンのダスティー・ペイン(HAW)に対して、8.17をスコアして勢いを掴むと、間髪入れずに、もう一つのレフトを掴み、パワフルなフォアハンドのインバーテッド・エア・リバースを決め9.43をスコアして圧勝した。
「この数年間、カーヴィングとサーフィンについて取り組んでいる。僕が唯一できるのは、ビーチ・ブレイクのビッグエアだけだからね。」と、アンドレが言った。「最初に覚えたのがエアなんだ。だから、エアを上手く決める方法は分かっている。今日みたいにオンショアが吹いているときエアは簡単に決められるんだ。ガブリエル(メディーナ)も同じようなことをしていたよね。」
エアリアル・ゲームで高い評価を得るアンドレは、ターンも円熟している。そして、彼はロウワー・トラッスルズのラインアップにアプローチするとき、柔軟な姿勢が大切だと言った。「朝はオフショアで、エアをするには難しかった」と、アンドレが言った。「様子を見ていたけど、エアのことばかり考えてもダメだから、今のコンディションで出来るベストなターンをするしか無いと思たんだ。この調子で行きたいよ。」アンドレは、ラウンド3で仲間のエイドリアーノ・デ・スザ(BRA)と戦う。
ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)
ASPトップ34のオフィシャル・メンバーとして初のイベントで、ラウンド2を戦った18歳のジョン・ジョン・フローレンス(HAW)。ハワイの神童は、ロウワーズのライトハンダーで、スタイリッシュなフォアハンドのカーヴィングとエア・リバースで、エクセレントな17.53のヒート・トータルをスコア。アレホ・ムニーツ(BRA)を下した。
「本当に興奮しました」と、フローレンスが言った。「アレホ(ムニーツ)は僕の親友の1人なんです。だから彼には残念ですけど、ヒートを勝ち上がれて最高に嬉しいですね。アレホがプライオリティを持っていたから、あの波で本当はレフトに行くつもりだったんです。でも彼はその波に乗らなかった。それで僕はグッド・ライトを手に入れたんです。もう少しヒートを勝ち上がりたいですね。ロウワーズは最高にファン・ウェイブですよ。」フローレンスは、カレントASPワールドNo.2のオーウェン・ライト(AUS)とラウンド3で対戦する。
ガブリエル・メディーナ(BRA)
ジョン・ジョンと同じASPワールド・ツアー・ルーキーである17歳のガブリエル・メディーナ(BRA)は、レフトハンドのランプを最大限に利用して、得意のフロントサイド・エアを幾度も成功させ、ベテランのトラヴィス・ロギー(ZAF)を破った。「凄く楽しかったです」と、メディーナが言った。「最初に良い波を探していて、それで2つの良い波を掴むことが出来たんです。これは僕にとってワールド・ツアーのセカンド・ヒートでした。メイク出来て最高に嬉しいですよ。トラッスルズに来れて本当に良かったと思います。」メディーナは、ハーレー・プロのラウンド3で、ジョシュ・カー(AUS)と対戦する。
エイドリアン・バカン(AUS)
最も危険とされるトラッスルズ・ワイルドカードである17歳のコナー・コフィン(USA)と対戦した、ベテラン・コンペティターのエイドリアン・バカン(AUS)。ヒートを通してリードしていたが、終了間際に攻め込まれ、危うくヒートを落とすところで一命を取り留めた。「波数が少ないとき、いつもクロスヒートになる。このヒートもクロスヒートだった。」と、バカンが言った。
「コナー(コフィン)は、素晴らしいサーファーだね。接戦に競り勝って興奮したよ。彼は15プラスのヒート・トータルを手に入れた。それは素晴らしいスコアだよ。そして、それは彼に多くの自信を与えるだろうね。今後何年かで成長する彼のキャリアが見るのが楽しみだよ。彼は、彼らの世代とは異なった素晴しいサーフィンの基盤を持っていると感じる。彼は基礎を忠実に守り、エアなどリスクの高い技にもチャレンジする。たくさんの引き出しを持っている感じだね。彼がそれを全て組み立てたとき、危険な存在になると思う。」バカンはクリス・デーヴィッドソン(AUS)とラウンド3で戦う。
Surflineは、イベント・ウエイティング期間の最初の数日間に、コンテストが可能な、小さな南南西から南のうねりを予想。イベント主催者は、明朝、午前7時にファーストコールし、午前8時のスタートを目指す。
ハーレー・プロ:ラウンド2結果
ヒート1:ミック・ファニング(AUS)14.27 def.。ロブ・マチャド(USA)10.40
ヒート2:エイドリアン・バカン(AUS)15.50 def.。コナー・コフィン(USA)15.43
ヒート3:トム・ウィッタカー(AUS)11.44 def.。ビード・ダービッジ(AUS)7.83
ヒート4:ダミアン・ホブグッド(USA)14.57 def.。アダム・メリング(AUS)14.14
ヒート5:ジョン・フローレンス(HAW)17.53 def.。アレホ・ムニーツ(BRA)11.16
ヒート6:ガブリエル・メディーナ(BRA)16.10 def.。トラヴィス・ロギー(ZAF)10.63
ヒート7:キーレン・ペロー(AUS)13.46 def.。ティアゴ・ピレス(PRT)12.53
ヒート8:カイ・オットン(AUS)11.10 def.。ラオニ・モンテイロ(BRA)10.60
ヒート9:ジャドソン・アンドレ(BRA)17.80 def.。ダスティー・ペイン(HAW)13.10
ヒート10:ヘイター・アルベス(BRA)14.87 def.。ミゲール・プポ(BRA)14.80
ヒート11:クリス・デーヴィッドソン(AUS)10.70 def.。ダニエル・ロス(AUS)10.50
ヒート12:フレデリック・パターチア(HAW)14.13 def.。パトリック・グダスカス(USA)12.90
ハーレー・プロ:ラウンド3
ヒート1:タジ・バロウ(AUS)対カイ・オットン(AUS)
ヒート2:エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)対ジャドソン・アンドレ(BRA)
ヒート3:ジェレミー・フローレス(FRA)対フレデリック・パターチア(HAW)
ヒート4:ミシェル・ボウレズ(PYF)対ヘイター・アルベス(BRA)
ヒート5:ジョシュ・カー(AUS)対ガブリエル・メディーナ(BRA)
ヒート6:ケリー・スレーター(USA)対トム・ウィッタカー(AUS)
ヒート7:オーウェン・ライト(AUS)対ジョン・フローレンス(HAW)
ヒート8:ダミアン・ホブグッド(USA)対キーレン・ペロー(AUS)
ヒート9:エイドリアン・バカン(AUS)対クリス・デーヴィッドソン(AUS)
ヒート10:ジョエル・パーキンソン(AUS)対ブレット・シンプソン(AUS)
ヒート11:ジュリアン・ウィルソン(AUS)対マット・ウィルキンソン(AUS)
ヒート12:ミック・ファニング(AUS)対テイラー・ノックス(USA)
ASPワールド・タイトル・トップ10(クイックシルバー・プロ・ニューヨーク後):
1. ケリー・スレーター(USA)34950pt
2. オーウェン・ライト(AUS)31,900pt
3. ジョエル・パーキンソン(AUS)30,200pt
4. ジョディ・スミス(ZAF)27,000pt
5. エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)26,750pt
6. ジョシュ・カー(AUS)25,600pt
7. タジ・バロウ(AUS)25,250pt
8. ミック・ファニング(AUS)23,000pt
9. ミシェル・ボウレズ(PYF)20,500pt
10. ジェレミー・フローレス(FRA)19,700pt