ニューヨークがスタート。オーストラリアのジョシュ・カーがビッグエアを披露してラウンド1をコントロール(9/7)

surfmedia.giftripad.jpg

サーフメディアは国内外の最新サーフニュースを発信。サーファー・コンペティション・ファッション・インダストリー・メディア事情など多彩な角度からホットなニュースを提供しています。

ASPワールド・ツアー第6戦「クイックシルバー・プロ・ニューヨーク」

2011年9月4-15日 ロング・ビーチ、ロング・アイランド、ニューヨーク

ニューヨークがスタート。オーストラリアのジョシュ・カーがビッグエアを披露してラウンド1をコントロール(9/7)

850.jpg Josh Kerr in flight. Credit: Quiksilver Pro/Rowland.

【ロング・ビーチ、ロング・アイランド、NY(2011年9月6日)】賞金総額100万ドルのASPワールドツアー第6戦「クイックシルバー・プロ・ニューヨーク supported by vitaminwater 」がついにスタート。世界のベスト・サーファーたちは2~4フィートのコンディションで素晴しいパフォーマンスを披露した。接近中のハリケーン・カティアからのスウェルが到着しはじめたロング・ビーチ(ロング・アイランド)。

波は今週どんどんサイズアップを続けると期待され、明日は現地7時からラウンド2がスタートするだろう。今回のASPワールドツアー第6戦「クイックシルバー・プロ・ニューヨーク」は、アメリカ東海岸で初めて行われるワールドツアーであるだけでなく、サーフィン史上最高賞金額を誇る歴史に残るイベントである。

ジョシュ・カーがベスト・スコア。

ジョシュ・カー(AUS)はニューヨークのランプを使い、モンスター・ノー・グラブ・エア・リバースを披露。ラウンド1のベスト・シングル・ウェイブ・スコアとなる9.50と9.07をスコア。エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)とカイ・オットン(AUS)に対して圧倒的なヒートを演じ勝ち上がった。

「エクスプレッション・セッションのようだったね」と、カーが言った。「僕はスタートからスコアを手に入れ、その小さいリップボウルで楽しんでいた。全員が15本ぐらい波に乗って、みんな楽しんでいるなって思っていたよ。フリーサーフィンの気分だったね。風が吹いてきたから、ライトを狙っていたんだ。それはパーフェクトだった。そして、僕はそのランプを見つけ出した。最高だったよ。」カーはラウンド3へダイレクトに勝ち上がる。

ワールドツアー生き残りをかけたC.J.ホブグッド(USA)

ASPワールド・ランキングNo.36のC.J.ホブグッド(USAは、彼のASPドリーム・ツアー・キャンペーンを続けるためにクイックシルバー・プロ・ニューヨークで結果を残す必要がある。2001年のASPワールド・チャンピオンであるホブグッドは、絶好調のビード・ダービッジ(AUS)に対しヒート終了間際に素晴しいレールワークで8.37をスコアし大逆転でラウンド3へ勝ち進んだ。

「僕のキャリアで1位2位を争う劇的なフィニッシュだったと思うよ。でも、このコンテストにおいて僕は境界線上にある。かなりフラストレーションを感じていたよ」と、ホブグッドが言った。「今日はレフトが多かったね。でも僕のヒートはライトが多かったんだ。ビード(ダービッジ)はそれで、いくつかのビッグ・スコアを手に入れていた。僕はヒート終盤にビッグスコアが必要だった。そして、あのウェイブが来たとき、僕は全てを投げ捨てて、その波に挑んだよ。」

ワールド・ベスト・サーファーのベテラン選手であるホブグッドは、このロング・ビーチで結果を残すためには、絶えず変わるコンディションに適応する能力が重要だろうと言った。「ローカル知識はアドバンテージだとは思う。しかし、ツアー選手は、あらゆるコンディションでサーフィンをすることができる」と、ホブグッドが言った。「ストームが今週は接近してくる。コンディションは日々、変化し、それに最も速く適応するサーファーが良い結果を残せるだろう。」

アレホ・ムニーツ(BRA)も絶好調。

アレホ・ムニーツ(BRA)は、今日のサイズアップするうねりを利用して、オーストラリアのグーフィー・フッター、エイドリアン・バカン(AUS)とフロリダのコリー・ロペス(USA)に対し、フォアハンドのパワフルなレールワークとクリティカル・バックハンドで激戦のバトルで勝利を手に入れた。

「かなり楽しい波でした。」と、ムニーツが言った。「大きくはないけど、良い波が入ってきましたね。小波用のサーフボードが良い感じです。ただ楽しもうとしていました。スタートは少しスローで、自分の戦略としては、レフトに行くつもりでした。でも自分のベスト・ウェイブはライトで、ヒートを通して調子が出てきました。僕は、たとえそれが小波だとしても、ビッグターンを心掛けています。」

ムニーツは、同じ2011年のASPトップ34ルーキーのジュリアン・ウィルソン(AUS)とラウンド3で対戦する。

ケリー・スレーター(USA)もラウンド3へ

10タイムASPワールド・チャンピオンのケリー・スレーター(USA)は、リーサル・フォームでソリッドなラウンド1の勝利を決め、彼のクイックシルバー・プロ・ニューヨーク・キャンペーンをスタートした。「ニュー・ヨークは良いね」と、スレーターが言った。「みんな超クールで、最高にエキサイティングだよ。波は少し小さいけど、まだラウンド1だからね。もっとデカくなるはずだよ。今回のボードはエポキシなんだ。でも乗り味はいつものと変わらない。ピーキーなバレルでやりたいね。」

デーン・レイノルズ(USA)は今回も欠場

今シーズンのASPワールド・タイトル・イベントに出場をしていないデーン・レイノルズ(USA)は、クイックシルバー・プロ・ニューヨークに出場する予定だったが、日本でのサーフ・トリップ中に肋骨を負傷し、それを理由に大会を辞退した。「昨日サーフィンにトライしてみたんだけど、立ち上がるだけで痛かった。だから次のコンテストのために休むことに決めたんだ。」レイノルズが欠場したため、キアヌ・アシン(HAW)がラウンド2よりコンテストに参加する。

主催者は明朝7時再開を目指して6時半にファーストコールする。予報では、カティアからのSEスウェルはゆっくりと増加し、小雨がぱらつくクリーンなオフショア・コンディションのなか、オーバーヘッドのセットが入る胸肩のコンディションとなるだろうと予想している。


QUIKSILVER PRO NEW YORK ROUND 1 RESULTS:
Heat 1: Joel Parkinson (AUS) 13.56, Brett Simpson (USA) 13.50, Travis Logie (ZAF) 6.57
Heat 2: Jeremy Flores (FRA) 9.67, Gabe Kling (USA) 3.43, Dane Reynolds (USA) N/S
Heat 3: Taj Burrow (AUS) 13.93, Patrick Gudauskas (USA) 12.84, Fredrick Patacchia (HAW) 11.46
Heat 4: Jadson Andre (BRA) 11.77, Owen Wright (AUS) 10.00, Bobby Martinez (USA) 7.10
Heat 5: Heitor Alves (BRA) 13.83, Mick Fanning (AUS) 12.73, Asher Nolan (USA) 8.60
Heat 6: Kelly Slater (USA) 14.20, Daniel Ross (AUS) 11.66, Balaram Stack (USA) 6.07
Heat 7: Alejo Muniz (BRA) 14.40, Adrian Buchan (AUS) 14.27, Cory Lopez (USA) 12.97
Heat 8: C.J. Hobgood (USA) 15.97, Bede Durbidge (AUS) 15.77, Chris Davidson (AUS) 12.00
Heat 9: Raoni Monteiro (BRA) 10.80, Adam Melling (AUS) 10.50, Michel Bourez (PYF) 7.66
Heat 10: Tiago Pires (PRT) 12.76, Damien Hobgood (USA) 12.73, Matt Wilkinson (AUS) 11.65
Heat 11: Josh Kerr (AUS) 18.57, Adriano de Souza (BRA) 15.37, Kai Otton (AUS) 11.54
Heat 12: Julian Wilson (AUS) 17.00, Taylor Knox (USA) 12.60, Kieren Perrow (AUS) 10.60

QUIKSILVER PRO NEW YORK ROUND 2 MATCH-UPS:
Heat 1: Mick Fanning (AUS) vs. Balaram Stack (USA)
Heat 2: Owen Wright (AUS) vs. Asher Nolan (USA)
Heat 3: Adrian Buchan (AUS) vs. Keanu Asing (HAW)
Heat 4: Bede Durbidge (AUS) vs. Bobby Martinez (USA)
Heat 5: Michel Bourez (PYF) vs. Fredrick Patacchia (HAW)
Heat 6: Damien Hobgood (USA) vs. Gabe Kling (USA)
Heat 7: Adriano de Souza (BRA) vs. Travis Logie (ZAF)
Heat 8: Kieren Perrow (AUS) vs. Cory Lopez (USA)
Heat 9: Matt Wilkinson (AUS) vs. Adam Melling (AUS)
Heat 10: Chris Davidson (AUS) vs. Kai Otton (AUS)
Heat 11: Brett Simpson (USA) vs. Taylor Knox (USA)
Heat 12: Patrick Gudauskas (USA) vs. Daniel Ross (AUS)

ASPワールド・タイトル・ランキングトップ5(ビラボン・プロ・タヒチ後)
1. ケリー・スレーター(USA)26,950pt
2. ジョディ・スミス(ZAF)26,500pt
3. ジョエル・パーキンソン(AUS)26,200pt
4. エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)22,750pt
5. オーウェン・ライト(AUS)21,900pt



aspjapan_logo_333.gif
詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。

ASPコンテスト最新ニュース

logo.png
【サーフメディアのつぶやきまとめサイト】