2011年9月21 - 28日 フィリピン ミンダナオ島 スリガオ、クラウド9
フィリピン初のASPイベント「ビラボン・プロ・ジュニア・アジア」のタイトルを勝ち取ったのは、クーパー・チャップマン(9/28)
【スリガオ・アイランド、フィリピン(2011年9月27日火曜日)】2011/2012オーストララシアと日本のASPプロ・ジュニア・シリーズ第一戦となる「ビラボン・プロ・ジュニア・アジア presented by Sony Ericsson.」が終了。ファイナルでスンバワのレイキーピーク出身のオネイ・アンワーを破った、オーストラリアはノース・ナラビーン出身のクーパー・チャップマンが記念すべき第1回大会のタイトルを手中に収めた。異なる方向から入ってくる新しいスウェルにより、コンペティションはクラウド8と呼ばれるスポットへの移動を強いられた。
チャップマンはファイナルのスタートからヒートをコントロール。オープニング・ライドで7.17のハイエスト・ウェイブ・スコアをもたらした。「いま僕の父は病気なので、僕は父のために、このイベントに勝ちました!」と、チャップマンが言った。「あの波はファイナルのベスト・ウェイブでなかったけど、僕はそれを掴んだんです。週の前半は良い波でした。だからファイナルをメイクするために、オネイ(アンワー)と僕は、如何なるコンディションでも自分自身を証明しなければならないと思っていたんです。」
惜しくも2位となったアンワーは、イベントを通してエアーとチューブを披露し、際立ったパフォーマーだったが、ファイナルでは僅かにスコアが足りなかった。「僕は本当にうれしいです。ファイナルは波が良くなかったですね。でも、僕は第2位になれて嬉しいです。」と、アンワーが言った。「第2位は、プロ・ジュニア・シリーズのシーズン・スタートには最高です。僕は、次のイベントに向けて、すでにエキサイトしています! クーパーにお祝いを言いたいです。彼は最高の友人で、このイベントを通して本当に良いサーフィンをしていました。」
ホームタウン・ヒーローのフィルマー ・アリパヨ(PHL)は、クーパー・チャップマンによってセミファイナルで破れた。しかし5位に入賞したアリパヨは、賞金1,900ドルを獲得。これは、この島で2年間フルタイムで働いた給料に匹敵する巨額な賞金である。アリパヨはノア・ディーン(AUS)が棄権のため不戦勝でセミファイナルへ進んだ。ディーンは、スリガオ島への長い旅行途中に彼のパスポートを紛失しマニラへ戻らなければならなかった。「これは、僕にとって良い結果です」と、アリパヨが言った。「もし波がクラウド9でバレルになっていていも、僕は勝てたと思う。とてもう嬉しいです! 将来のためにお金を置いておく銀行の預金口座を作らなくちゃって考えてました。」
ファイナル:
優勝:クーパー・チャップマン(AUS)12.27 2000Pts, U$5,000
2位:ハイリル・アンワー(INDO)1500Pts, U$2,500
10.60
セミファイナル:
ヒート1:クーパー・チャップマン(AUS)10.33フィルマー ・アリパヨ(PHL)
ヒート2:ハイリル・アンワー(INDO)11.06ネイザン・カルバリョ(HAW)10.50
クオーターファイナル
ヒート1:エンリケ・アリッツ(PYF)13.83クーパー・チャップマン(AUS)15.67
ヒート2:ノア・ディーン(AUS)が棄権でフィルマー ・アリパヨ(PHL)が不戦勝
ヒート3:ネイザン・カルバリョ(HAW)15.60ジョーディン・ワトソン(AUS)
10.83
ヒート4:ウエイド・カーマイケル(AUS)11.00ハイリル・アンワー(INDO)12.84
イベントレイティング:ASPオーストレジア/ASPジャパン両リージョン公認メンズ5スター、プロジュニアシリーズリージョンイベント(2012年度WJC選考第1戦となるポイント5倍)
賞金総額:USD$25,000
★ASP WJTシリーズの開幕期間は各年10月1日から翌年1月31日までとなっている。メンズWJTシリーズへのクオリファイは世界7リージョンのリージョンシリーズ上位5又は6選手にインターナショナルシード、ワイルドカードを加えてサーファーが出場権を獲得する。各リージョンシリーズの代表の決定は8月31日までとなっている。よって各年のリージョンシリーズ開催期間は9月1日から翌年8月31日までとなる。2011年9月開催のイベントは2012年WJTシリーズシーズンへのクオリファイイベントとなる。